【女子卓球部】春季リーグ戦開幕!大型新人の活躍光る

2022年春季関東学生卓球リーグ戦 1日目

5月14日 対帝京大、対日女体大

徐々に暖かくなってきた5月、今年も春季リーグ戦の季節がやってきた。3部リーグ所属の立大は、2日間にわたり4校と対戦する。大会1日目の相手は帝京大と日女体大だ。選手たちは悲願の3部優勝を目指して負けられない戦いに臨んだ。      

ボールを見据えラケットを振る藤井(コ4)

初戦の相手は帝京大。第1試合のシングルスでは新星1年・石川(法1)が出場した。高身長ゆえのリーチの長さを活かし、迫力のあるドライブでゲームの主導権を握る。精度の高い3球目攻撃を次々と成功させ、3ー0のストレート勝ちを収めた。「自分らしく先に攻撃を仕掛けることができた」と試合後に笑顔を見せた石川。立大は白星を手にして幸先の良いスタートを切った。

第2試合のシングルスには藤井が登場。丁寧なレシーブでラリーを続けるも、相手の高速スマッシュに苦戦。相手の勢いに押されてしまい、0ー3で敗北を喫した。

第3試合は石川・畠山(コ1)ペアのダブルス。ペア歴1ヶ月の1年生コンビは相性抜群だった。前陣の畠山と中陣の石川の連携プレーでドライブを連発。終始相手に付け入る隙を与えず、3ー0で危なげなく勝利した。

第4試合は畠山が連続出場。慣れない左利きの相手に苦戦を強いられた。第3ゲームを奪うも相手のドライブに翻弄され、1ー3で黒星を喫した。

ここまで2勝2敗で迎えた第5試合。勝敗を分ける大一番には柴田(観3)が出場した。声を出して自らを鼓舞し、ラリーをつなげる。デュースまで持ち込み、粘りを見せたが9ー11、10ー12、14ー16で惜敗。帝京大戦は2ー3で競り負けてしまった。

サーブの構えをする石川(=写真左)と相手の攻撃に備える畠山

2戦目は日女体大。1試合目のシングルスには、帝京大で勝利を収めた石川が登場。強みのドライブで攻め続け、試合はフルセットまで持ち込んだ。最後は冷静なプレーで接戦を制し、見事勝利を手にした。

2試合目は藤井が出場。帝京大戦のリベンジをはかりたいところだったが、相手選手のサーブを攻略できず。0-3の悔しい敗北となった。

第3試合は石川・畠山ペアが再登場。第1ゲームを落とすも、フォアハンドとバックハンドを巧みに使い分けて3ゲームを連取。相手の勢いに負けることなく、貴重な勝ち星を獲得した。

勝負の第4試合。カウンターが得意な畠山が勝利を目指す。「相手のペースに巻き込まれてしまった」。相手選手の特異なバックラバーに苦戦。0-3で試合を落とした。

後がなくなった第5試合。帝京大戦に引き続き、ラストゲームに挑んだのは柴田だ。第1ゲーム、序盤からビハインドの展開になるが粘りのラリーで追いついて先取する。しかし連続で3ゲームを奪われしまい、1-3で試合は幕を閉じた。

手を伸ばしてボールを打ち返す柴田

春季リーグ1日目。2戦とも黒星を喫し、リーグ戦は悔しい幕開けとなった。しかし1年生メンバーの石川と畠山の活躍が光る場面が度々見られ、大きな収穫を得られた大会だった。成長し続ける彼女たちの活躍に今後も注目だ。

(5月20日・平岡薫奈)

 

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