【女子バレーボール部】最終戦は笑顔勝利で2部残留!

♦2022年度秋季関東大学バレーボールリーグ戦 入替戦♦

10月30日 対山梨学大 立教大学新座キャンパス

春季リーグで昇格を遂げ、2部の舞台で戦ってきた今季は通算1勝9敗。入れ替え戦で立ちはだかったのは、過去4年間で立大が1度も勝利を挙げることができなかった山梨学大。格上相手に、勝てば残留、負ければ降格。しかし、正念場で彼女たちは真価を発揮した。開始から終了まで笑顔と声掛けを絶やさず見事な連携プレー。ストレートで試合を制し、正真正銘の“笑顔勝利”で集大成を締めくくった!

旗を持つ小山(文4)を中心にコートへ入る選手たち

相手に先制されるも、直後のプレーで#17増田(社1)のトスから#9友井(社3)がスパイクを放ち反撃。その後一進一退の攻防が続くが、#7竹下(コ4)、#9友井のブロックを皮切りに連続で得点12-7まで点差を広げた。その後は相手に一度もリードを許さず第1セットをおさめた。

続く第2セットは、相手の多彩な攻撃に対応しきれず僅差で点数を追いかける展開に。しかし、中盤に#8朝倉(文3)や#16佐藤(済1)がここぞという場面でスパイクを決めてリード。最後まで逃げ切り25-23。勝利に王手をかけた。

円陣を組んで臨む第3セット。立大による粘りのプレーが光った。相手がコートの奥深くに放った強打を、#7竹下、#2菅野(観4)が身を挺してレシーブし、攻撃に繋げる。#9友井のサービスエースも重なり、相手を突き放す。終盤には3点差まで詰められるも、リードを堅守。25-21で勝利した。

試合が終了した直後、抱き合う選手たちの目には涙。応援に駆け付けた観客からも、惜しみない声援と拍手が注がれた。

厳しい試合が続いた今季を、立大らしい笑顔と闘志で戦い抜いた。この試合をもって4年生はコートを去る。彼女たちは後輩への期待を込めて、バトンを渡した。来春のリーグ戦も、立大は躍動を見せることだろう。

(12月3日・菅野真理香)

試合後、「残留」のカードを持ち表情をほころばせる選手たち

引退する4年生に花束を渡す後輩たち

 

#1小山

―試合を終えて

うれしいです。

―4年間を振り返って

3年生まではのびのびただバレーを楽しんでっていう感じだったんですけど、4年生になってからやっぱり責任が伴ったりとか、決定権が自分たちにあって、これであってるのかなっていうのを繰り返しながらの1年間でした。でも、最後にいい形でチームがまとまれたので良かったと思います。

―後輩たちへ

後輩たちのおかげでこのリーグは気持ちを強く保てていたので、来年以降も、誰かがダメになった時に支え合っていけるチームを作ってほしいなと思います。

 

#2菅野

―試合を終えて

最後の引退試合で勝てて、すごくホッとした気持ちです。

―4年間を振り返って

2年生の時はやっぱりコロナで潰れたこともあって試合ができる大切さを、改めて感謝しなきゃいけないなっていう気持ちで、日々練習に励んでいました。

―後輩たちへ

やっぱり2部で戦う厳しさも楽しさも味わったと思うので、その反省を生かして、来年以降も2部で戦ってくれることを祈っています。

#3 加藤

―今日の感想

2部で試合した時は結構その接戦の末に試合を取りきれなくて負けてしまうってことが多かったんですけど、それを反省していろいろ自分達の弱い部分を伸ばしていく練習を心がけて最終的に弱い部分を補って自分達のプレーを最大限発揮できてストレート勝ちという結果を出すことが出来たので、すごく嬉しいです。

―4年間を振り返って

結構チームプレーが大切になるスポーツなので時々ぶつかり合ったりだとかうまくいかない場面もあったり、あとは喜びを一緒に分かち合ったりする場面もあってすごく感情の波が激しい4年間でした。最終的に4年間7人で同期として頑張って来れて最後いい結果を出すことが出来たのですごく達成感があります。

―後輩へ

立教の特色である学年の壁がないだったりとか、チーム同士でネガティブなフィードバックもできるっていうところを今後も生かして、チーム全員が円滑にコミュニケーションを取れるチームになっていって欲しいです。

#4海野

―試合を終えて

本当に最後、自分の同期が誰一人欠けることなくこの試合に臨めて、結果勝つことができてすごい良かったなって。ありきたりなんですけど、そういう気持ちです。

―4年間

やっぱり楽しいことばかりじゃなくて、自分は特に「きつい」って思うことが多かったんですけど。辞めたいって思ったことも何回もあったし。自分がこのチームに何ができるかなとか、自分がこのチームにいる意味ってあるのかなとかすごい考えたことがあったんですけど、でもやっぱそのたびに先輩や同期とか後輩皆に支えられて、自分はここにいて、ここでやれることを見つけてこれて、それが最後、どういう形であっても、チームに還元できたのかなって思って。今後これを後輩にも引き継いでほしいなって気持ちです。

―後輩へ

今のチームのカラーとかいいところは引き継いでもらって。でも、自分たちらしく、彼女たちらしくのびのびとやってほしいなって思います。

 

#5 相良

―今日の感想

最後の試合っていうことで、結構思い入れがある試合というか、でも下に繋がる試合だったので勝たなきゃいけないっていうプレッシャーと、最後だから楽しみたいって気持ちがすごく自分の中であって、それでその通りに今日はなったかなって思うので達成感がありました。

―4年間を振り返って

最初はすごく楽しいなっていう気持ちが大きかったんですけど、楽しいだけじゃないって思いことが4年を通してすごいあって。自分の中では苦しい時期とか乗り越えたと思ってやってきました。自分がちょっと受身なところがあったんですけど、自分から発言したりできるようになったのがすごい成長かなと思います。

―後輩へ

今までこの春と秋一緒に戦ってきてくれてまず感謝の気持ちが一番大きいかなと。次自分達も一緒に勝ち取った2部という舞台で、のびのび自分達がしたいようにやりたいようにして、好きなようにチームを作っていってほしいっていうのがあって、どんどん自分の気持ちを表に出していって、のびのびと良いチームになって欲しいなと思います。

 

#6安井

―試合を終えて

ずっと2部昇格っていうのを1年生の時から先輩方が目標にされてきたのを春に達成できて、どこかこう「自分たち結構いけるじゃん」っていう思いがあったんですけど、その前の東日本インカレで今回2部の秋リーグで戦った国際武道大と試合した時に2部の実力を思い知らされたというか。それもあったんですけど、やっぱり秋リーグで、さらに「全然違うな」というのを思い知らされて。勝てないなって。セットは取れるけど勝ちに繋がらないな、みたいな苦しい時期があったので、この流れで今日の入れ替え戦に行くのは結構緊張してて。でもみんならしくやってくれたので、良かったなあという気持ちと、自分もこのチームの一員としていられることに感謝の気持ちです。

―後輩たちへ

4年生が抜けると結構人数が減っちゃうんですけど、やっぱりまだ、今年のリーグ戦から全線で活躍してくれた子たちもいれば、裏方に回ってくれてた子たちもいたので。私はどちらかと言うとこの4年間裏方で、一番前で活躍するような選手ではなかったけど、やっぱり先輩たちが与えてくれたトレーナーっていう立場だったりとか、自分の役割を見出してここまで来られたので。皆が皆思い通りに試合に出られるわけじゃないし、思い通りにいかないってこともあると思うんだけど、自分を信じて仲間を信じて、目の前のやれることをやって、後悔の無いように一戦一戦来年からも活動してほしいです。

 

#7竹下

―試合を終えて

山梨学院は4年間で数回戦ってきて1回も勝てたことが無かったので、苦手意識もあったんですけど、やっぱり2部で戦ってきて、すごいつらいこともあったし、大変だったことも多かったけど、最後に2部で1勝できて、そこで自信をつけて今日に臨めたので、今日も自分たちの最大限の力を発揮できたなと思って達成感に包まれています。

―4年間

コロナの影響で活動できなかった期間もあったけれど、それでもみんなとバレーできた時間とかプライベートで遊んだりとか、学年関係なく仲いいチームとか、すごいとにかく充実してたし、楽しくバレーができた4年間だったなと思います。

―後輩たちへ

今年も後輩に助けられた1年だったので、私たちが抜けても全然劣ることなくやってくれると思います。もうあとはチーム皆でやってくれればいいかなと思います。

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