【野球部】接戦を制し、東大に連勝で勝ち点を奪取!〈秋季リーグ戦 東大2回戦〉

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◆2022年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月9日 対東大 明治神宮球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[7] 宮﨑(コ4=大阪桐蔭)
[5] 西川晋(コ3=智辯和歌山)
H 吉岡(コ4=広陵)
佐藤(コ4=福岡大大濠)
[8] 道原(法4=駒大苫小牧)
[4] 山田(コ4=大阪桐蔭)
[3] 柴田颯(社4=札幌一)
[9] 安藤碧(社3=明石商業)
[2] 戸丸(コ2=健大高崎)
[1] 荘司(社4=新潟明訓)
H 鬼頭(文2=横浜)
沖(法2=磐城)
H 諸藤(コ4=東農大二)
[6] 井上剛(コ4=佐久長聖)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
荘司(社4=新潟明訓) 108 11
沖(法2=磐城) 32

秋季リーグも後半に差し掛かり、首位の明大を猛追したいタテジマ軍団。昨日の東大1回戦は初回に主将・山田(コ4=大阪桐蔭)の2試合連続となる本塁打で先制。先発・池田(コ3=智辯和歌山)の力投で試合を作り、同点で迎えた8回に安藤碧(社3=明石商業)の適時打で勝ち越し、見事勝利を飾った。2連勝を狙うこの日は、立大・荘司(社4=新潟明訓)、東大・井澤(4年=札幌南)の両エースが繰り広げた投手戦から試合が始まる。均衡を破ったのは今季初スタメンの戸丸(コ2=健大高崎)。リーグ初となる左越の本塁打で先制する。同点に追い付かれた9回には道原(法4=駒大苫小牧)が押し出しの四球でサヨナラ勝ちを決め、勝ち点を手にした。

心地いい秋風が漂い始めた明治神宮野球場。先発のマウンドには立大のエース・荘司が上がる。ここまでは苦しい試合が続いていたが、今日は初回から圧巻の投球で背番号18が躍動した。初回を2つの三振を含む三者凡退で切り抜け、2回には三者連続三振を奪う。立大の流れを作った荘司の勢いは加速。スライダー、カットボールを中心に内外角へ投げ込み、東大打線に的を絞らせない。7回に四球からの左犠飛で1点を失うも、被安打1、11奪三振の快投でマウンドを降りた。 好投する荘司を援護したい立大ナインは3回に井上剛(コ4=佐久長聖)と宮﨑(コ4=大阪桐蔭)の連続安打でチャンスメーク。だが、井澤のカットボールをコーナーに投げ分ける投球で得点を奪えない。

7回1失点で好投した荘司

お互いに無得点で迎えた5回、ここまで荘司の好投を引き出した7番・戸丸が試合を動かす。「とりあえず振ろうと思っていた」。真ん中高め136㌔の直球を強く叩き、空高く舞い上がった打球はフェンスを越えスタンドイン。新たな女房役が待望の先制点を挙げた。同点に追い付かれた8回、井上剛が直球を捉え左前安打で出塁する。捕逸とタッチアップで三塁に進み迎えたのは打撃好調の3番・道原。「来た球を打ち返そうと思っていた」。甘く入った低めの直球を鋭くはじき返す。打球は右中間を深々と破り、俊足を飛ばして一気に三塁へ。一時勝ち越しとなる適時三塁打を放ち、ベース上で拳を突き上げた。

左越本塁打を放った戸丸

しかし、9回に同点に追い付かれる。勝ち越したい立大は裏の攻撃で代打・諸藤(コ4=東農大二)の四球、宮﨑の死球、佐藤(コ4=福岡大大濠)の死球で満塁のチャンスを作る。ここで打席に入ったのはスピードスター・道原。スタンドのファンの期待が背番号1に集まる中、最後はここまで粘投を続けていた井澤が力尽き、押し出しの四球でサヨナラ勝利を飾った。

適時三塁打を放った道原

次週の相手は投手陣好調の早大。ここまで24イニングで四死球3つと精密機械のコントロールを見せている加藤(3年=下妻第一)、12イニングを投げ失点0の左腕・清水大(2年=履正社)の両先発が好投を続けている。攻略のカギは3番・道原、4番・山田のクリーンアップだろう。クライマックスが近づいてくる4年生の一打で勝利に導きたい。もう悔し涙は見たくない。残りの試合全勝で優勝し、今度こそ歓喜の涙を流したい。

(10月9日・大内貴敬)

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