【相撲部】初陣で白星発進 若武者、堂々の滑り出し

◇第73回東日本学生相撲新人選手権大会◇

5月7日 靖国神社相撲場

立大相撲部に期待の新星が舞い降りた。身長165㌢、体重95㌔の武井(文1)はアスリート選抜で立大へ入学。周囲からの期待を背負いながら、初陣に臨んだ。

力強く相手を見据え蹲踞(そんきょ)をする武井

1回戦はわずか2秒で勝負が決まった。行司の声とともに激しくぶつかり合う両者。相手より体格が勝っていたこともあり、見事に押し倒しを決め、白星を飾る。

運命の2回戦、ここで勝てばベスト18。決勝トーナメントへの出場権も獲得できる。相手は自分よりひと回り以上も大きいため、左手でまわしをとり、右手は胸、頭につけて攻守のバランスの良い姿勢を取ろうと考えていた。力強く相手を見据えながら蹲踞(そんきょ)をする。勝負の火ぶたが切って落とされた。立ち合い、相手からの強烈な突っ張りを食らい、左手でまわしを取ることに失敗。土俵際まで追い詰められるも、すかさず右手を相手の背中にまわし、形勢を逆転しようとする。しかし、相手もそれに応え、すぐさま両手で武井を突っ張る。得意の押し相撲を出せないまま、土俵を割った。

無念ではあったが、堂々の滑り出しを見せた武井。大学での目標は、団体でAクラスに昇格すること。まずは、6月の大会に向けて、稽古に励むことを誓った。

(5月13日・簑島諒成)

 

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