【ボ―ト部】全日本直前インタビュー①男子シングルスカル

いよいよ第100回全日本選手権大会が始まる! 今年の会場は東京2020大会でも使用された海の森水上競技場。大会を直前に控えた選手に、今大会への意気込みを聞いた。

男子シングルスカルに出場する山田(社2)

◇山田雄恒(社2)◇

―全日本の目標は

去年とは種目が違いますが、全日本2連覇がかかったレースなので、目標はもちろん優勝です。同じ種目には東京オリンピック男子シングルスカル日本代表のNTT東日本・荒川選手をはじめとする世界レベルの格上の選手が多数エントリーしていますが、そんな中でもプライドを持って、絶対に勝つという気持ちで勝負に挑むことが、昨年フォアで共に優勝した先輩方が残してくださったものを受け継ぐことに繋がると思っています。

 

―先日の戸田レガッタを漕いだ時の手応えは

戸田レガッタでは自分の今までの課題であった、中盤で力を使い果たしてラストでスピードが落ちるというところを修正し、むしろラストスパートでスピードを上げていくというレースプランを遂行できました。結果としても、昨年全日本選手権男子シングルスカル優勝の遠山選手との0.1秒差のレースを制することができ、1000mレースなので参考にはならないかもしれませんが、ギリギリの戦いをものにすることができ自信に繋がりました。

 

―全日本に向けてどのような準備をしたか

先程申し上げたラストのペースダウンの対策として、毎回の練習で部から提示されているメニューに加えて少なくとも3㌖以上は漕ぐ距離を増やし、有酸素能力を高めました。

 

―準備する中でうまくいっている点

メニュー後半のタイム落ちは目に見えて少なくなってきました。これがレースにも繋がればいいなと思います。

 

―うまくいっていない点

技術的な面ではまだ課題があり、戸田ボートコースでも少し波が立つといつもと漕ぎが変わってしまうというところで上手く行っていないです。海の森水上競技場は戸田のコースよりも水面が荒れる事が予想されるので、どんな状況下でもいつも通りのパフォーマンスを発揮できる力が求められてくると思います。

 

―どう修正していくか

既に会場入りし、現地の練習を始めているので、少ない練習回数の中でもしっかりイメージを固めて、環境に適応したいと思います。

 

―最後に意気込みを!

もう一度リスポの一面を飾っていただけるように頑張ります!

(取材/編集・岡田真阿)

関連記事一覧