【ホッケー部男子】日本最高峰のチームと初対戦!経験を糧に前へ進む

◆ 2021年度関東学生ホッケー秋季リーグ 男子1部 ◆

10月17日 対山梨学大 山梨学大ホッケースタジアム

インカレ優勝経験もある強豪・山梨学大に挑戦者として立ち向かった。序盤から山梨学大の総合力の高さの前に圧倒される展開が続く。前半を終えて8点差をつけられる苦しい状況続いた。終わってみれば0-20と大差をつけられて敗れた。1部残留へ向けて次戦の勝利をつかみ取りたい。

円陣を組むイレブン

試合開始直後から王者・山梨学大が牙をむいた。正確なパスとシュート、その技術すべてを支える走力と運動量の前に立大イレブンは防戦一方という展開で試合は進んだ。「技術もスピードも全てが違った」。第1Qの開始3分、この日最初のPCを与えると、1度は防いだもののこぼれ球を確実に仕留められて、得点を奪われる。その後も主将・鈴木(現4)のシュートをスティックで止める好プレーが飛び出すなど猛攻を防ぐが、守備が抜かれるなど押し込まれていく。第2Q終了間際には連続してPCを奪われたが、桑原(文1)の好守やGK・田中(観4)の好セーブで守り切った。しかし、前半を終えて8失点と厳しい状況だった。

シュートを防ぐディフェンス陣

後半では様々な選手がリーグ戦を通して初めてコートに立った。新人GK・川勝(コ1)を筆頭として山田(観3)も強敵を前に果敢なセーブを見せる。第3Qの2分には川勝がリーグ戦初セーブを見せて、チーム全体が大きな盛り上がりを見せた。しかし、その後は連続して失点が重なってしまう。「静かになってしまう場面があった」。守備の時間が長くなることで、守備における声かけが切れる場面もあり雰囲気が沈み、一挙8得点を許してしまった。

初出場のキーパー川勝

第4Qにはなんとか一矢報いようと篠崎(文2)を中心にラインを上げた。しかし、戻りの速さと巧みなパスカットで前線へつなぐことができない。9分にはリスタート後にパスカットされてしまい、逆速攻で得点を奪われるなどして、更に4点を奪われ20失点無得点という形で敗れた。

好セーブを見せ、笑顔の田中

1部に昇格して3戦目で最も強力な存在と相対した立大イレブン。「これまで戦った1部と比べても基礎的な能力などが全然違った」と鈴木は語る。結果としては大差だったが、得るものあった。強敵と戦う中で通用する部分や改善することで対応できる部分も見えてきた。また、「失点は重ねたものの最後まで切らさずに戦い抜けたことは大きい収穫だ」と田中は語った。次戦は昨季7位の早大が相手だ。1部の上から下まで体験した立大は挑戦者としてではなく、強気な姿勢で勝利へ向かい前進する。

(10月20日・八村慶介)

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