【バスケットボール部】前日の悪い流れを断ち切れず惨敗も、エースの嬉しい復帰戦

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月8日 対明星大 江戸川大学駒木キャンパス

3ポイントシュートを打つ木口

 今季リーグ戦も後半に入り、第15節を迎えた立大。対戦相手は、1巡目で接戦の末、僅差で勝利した明星大だ。前日、上武大に第4Qでの劇的逆転負けを喫しているだけに、絶対に勝ち星が欲しい試合。試合は、一時3点差まで詰めるも、結果的には39点差と、残念過ぎる大差での敗戦となってしまった。惨敗という形にはなってしまったものの、足首の怪我でしばらくの間試合に出場していなかった#24木口(法2)が7試合ぶりに復帰を果たし、第3Qから出場して3本のスリーポイントを含む14得点を取って#16横地(法3)と並ぶ立大のエースらしい活躍を見せた。

レイアップシュートを打つ#16横地

 第1Q入りは互いに点の入れ合い。#16横地を中心としたオフェンスで攻め、相手は、#2のポイントガードが中心にオフェンスを組み立てる。残り3分51秒、相手のシューター#7のスリーポイント、#31の速攻のレイアップが決まり、7点差が開いたところで立大は一回目のタイムアウト。流れを切りたい立大であったが、タイムアウト明けのディフェンスでもスリーポイントを決められてしまう。このままの展開で第1Qを13-27と点差と、14点差で終えた。
 続く第2Q。予想外の点差がついてしまったが、絶対に勝ち星が欲しい立大がただ黙っている訳はない。エース#16横地が躍動する。速攻レイアップからのバスケットボールカウントで流れに乗り、一人で5連続得点の活躍を見せ、14点差あった点差を3点差まで縮めた。このまま逆転したい立大であったが、相手の#2の素早いドリブルにかき乱され、#9の外国人選手のゴール下のプレーを止められず、結果として35-54で19点差と、第1Qより点差を離されてしまった。

 巻き返しを図った第3Q。ついに、#16横地と並ぶ立大2大看板エースの#24木口が今季リーグ戦7試合ぶりにコートに帰ってきた。#24木口は第3Q頭から出場し、開始11秒でスリーポイントを決めたのを皮切りに、スリーポイント3本を含む一挙12得点を取るなど、エースという名に相応しい活躍を見せた。しかし、相手のシューター#7もこのピリオド3本のスリーポイントを決め、一歩も譲らない。一進一退のままこのピリオドを終え、60-74で14点差とやや点差を縮めることに成功した。

オフェンスの指示を出す#21伊藤(文4)


 そして迎えた最終ピリオド。立大はディフェンスをマンツーマンに変えて臨んだ。しかし立大に前日の疲労とショックが出たのか、相手に立て続けに得点を許してしまう。結局このピリオドは、特に良いプレーを見せることなく、このピリオドだけで10-35と25点差をつけられてしまった。最終スコア70-109。一度勝利した相手に、今度は39点差の大敗となってしまった。

 現在リーグ戦5連敗中で3勝12敗、2部11位の立大。このままだと3部への自動降格が決まってしまう。チームとして必ず何かを変えなければならないのは明白なこと。残すはあと7戦。まだ終わった訳ではない。今こそチームの真価が問われるのではないだろうか。もちろん強敵ばかりだが、望むことは当然“勝利”の2文字。これからの立大の大逆転劇を期待したいと思う。

(10月10日 善本涼)

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