【スケート部スピード部門】掴んだ夢のオリンピック

♦第93回全日本スピードスケート選手権大会♦

12月28日 長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)

6位 野明花菜 立大 1分58秒83

2025年も年の瀬に迫る中、国内トップクラスの選手が集結。今大会は2026年のミラノ・コルティナオリンピックへの選考会も兼ねており、レベルの高いレースが繰り広げられた。最終日、野明(ス3)は1500㍍に出場し1分58秒83で自己ベストを更新する滑りを見せ、最終結果は6位と見事入賞。また、今大会の結果をもって自身初のオリンピックの代表に内定した。

 

7組目で登場した野明。本人は抑えて入ったと話すが、スタートから速いペースでレースを展開していく。最初の300㍍を全体3位となる25秒93で通過した。2周目も29秒17と順調に飛ばし、通過タイムも全体3位を維持する。3周目も30秒73とタイムをほぼ維持したまま最終ラップに入った。しかし、4周目では息が上がり苦しい滑りとなり、ラップタイムも33秒51とやや落ちる。それでも最終的には1分58秒83で全体6位となり、自己ベストを更新した。

 

自己ベストを更新したものの試合後は頭を抱え悔しそうな表情を見せ、ペース配分が上手くいかなかったことを悔やんだ。自己ベストを更新してもなお、彼女は結果に満足せずに高みを目指す。そして、試合後に行われたオリンピック代表内定式典では夢の舞台での活躍を力強く誓った。これからの世界での活躍からも目が離せない。

(1月27日 藤本直太郎)

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♦コメント 野明選手 オリンピック代表決定での一言♦

自分のスケート人生の1つの夢であったオリンピックという場所に立つことができて本当に嬉しく思います。ここまで支えてくださった皆さんへの感謝の気持ちを忘れずにオリンピックという舞台で最高の滑りができるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

 

◆コメント 野明選手 レース後囲み取材◆

-タイム含め1500㍍のレースをどう見ているか

何かを変えたかったのですが、思うようにできませんでした。700㍍までは常に楽に行って、楽にラップが出た感じだったのですが、そこからが意外と上手くいかなかった。もう1個ギアを上げてっていう話で、今日最初抑えて入っていたのですが、そのギアをあげるというのが多分いまいちできていなかったです。でもタイム的にはベストなので、この海外の遠征も続いた中で最後は時差も上手くこなせない中で始まった大会だったので、最後はよくやったのではないかなと思います。

 

-後半に勝負を持ってくというのはどうだったか

今までは700㍍のラップをとりあえず早く出すのがすごく苦手だったので、そこを出すことに、自分の中で考えが行ってしまったのですが、今日はそれをもうちょっと後ろに持っていこうと考えていて「3000㍍では00(1周30秒0台)で2周ができているから、それなら700㍍までもう少し落ち着いて行っても、(最後の1周を)9の中くらい(29秒台)で帰ってこられるのではないか」と言われて。もう1回9(29秒台)で帰ってくる予定だったのですが、そこはスピード感覚がないというか。それができなかったのと、思ったよりも自分の中で抜いたつもりだったがラップが出ていたので、そこが感覚通りに行っていなかったのかなと思います。後ろに今日は力配分をずらそうと思ったのですが、少し遅い9.5(29秒5)くらいかなっていう風に思っていて、歩数もいつもより少なかったし、だいぶ落ち着いていたので、300㍍も26秒2くらいかなっていう感じだったので、そこの力加減がまだうまくできてないかなっていう感じはしました。

 

-大会を通じて

個人の実力がなさすぎるのだなというのは3日間かけてちゃんと痛感しました。やはりしんどいなと思う感じで、疲れも取りきれてない中で始まったのですが、それでもやはり結果を残す選手はちゃんと結果を残すし、そういうところが自分には全然なくて。海外ではできたこともできなくなってしまうし、自分と同じ環境下でやっている選手も数人いるわけじゃないですか。日本に帰ってきて同じ選手なのに、自分の調整能力のなさというか、うまく合わせられない中でも最低限の結果を持たすっていうことが全くできていなかったので、もう少し頑張らないといけないなと思いました。

 

-ワールドカップのパシュートへの対応能力というのは自分で上がったと思うか

そうですね。パシュートはだいぶ慣れてきました。(ワールドカップ)第1戦の時はやったことないスピードでやるパシュートで、しかも優勝できるかもしれないという立ち位置のスタートで。他の2人(髙木美帆選手と佐藤綾乃選手)はやり慣れている方だったので、そこに混じってもうどうしようという感じだったのですが、だいぶ慣れてきて、できるようになってきたので、だんだんちょっとずつ適応できるようになっているのではないかなと思います。

 

-パシュートで他の2人から勉強になったことはどういうところか

滑りの上手さもありますし、あとは全然自分にはできないんですけど、こういう中距離のレースのスピードの作り方や、そのだんだんギアを上げていく、トップスピードを後ろの方に来るようにする、その力が髙木美帆さんや堀川桃香さんなどはすごく上手なので、その練習の仕方や、テンポの作り方とか、そういうことを学びました。

 

-今後に向けて一言お願いします。

ここからまたシーズン後半がスタートするのにあたって、多少体力も落ちてきているなという風に自分で感じるので、そこをもう1回戻した上で、前半戦をかけてやったことがこの大会で少しだけ形になっている部分もあったので、それをまずは完璧にできるようにすることと、あとはこの大会では勝負できなかった後半というところをもう少し強化してシーズンが終われたらいいなと思います。まずは個人戦をメインにして頑張りたいです。

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