【野球部】落とせない勝負の一戦!慶大エース・外丸の攻略なるか<秋季リーグ戦慶大3回戦>


◆2025年度六大学野球秋季リーグ戦◆


10月20日 対慶大 明治神宮野球場

先日の試合では、二桁安打6得点と打線が爆発した立大ナイン。勢いそのままに慶大との3回戦に挑んだ。先発は立大のエース・小畠(営4=智辯学園)。初回を三者凡退に抑え上場の立ち上がりを見せるも、2回に常松(4年=慶應湘南藤沢)に本塁打を浴び先制を許す。中盤には落合(ス3=東邦)の適時二塁打、小林隼(コ2=広陵)の適時打で逆転に成功。しかし7回、代打・今津(3年=旭川東)の3ランで再びリードを奪われる。リリーフ陣は粘りを見せたものの惜しくも負けを喫した。

ガッツポーズをする落合

先発マウンドに上がったのは、木曜日にドラフト会議を控える立大のエース・小畠(営4=智辯学園)。プロ注目の右腕では落ち着いた立ち上がりを見せ、初回を三者凡退で締める。2回、4番・常松にレフトポール直撃の本塁打を放たれ、先制点を献上。その後味方打線が逆転に成功し、再びリードを託された。迎えた4回、安打と四球で2死1、2塁のピンチを背負う。しかし、ギアを上げた小畠は6番・竹田一(1年=聖光学院)を遊ゴロに抑え、無失点で切り抜ける。エースの投球で流れを相手に渡さない。しかし迎えた7回、先頭の常松に安打を許すと、続く5番・横地(3年=慶應)に四球を与え無死一、二塁のピンチを招く。送りバントで1死二、三塁となり、迎えるのは代打の今津。ライトスタンドに飛び込む本塁打を打たれ逆転された。大黒柱からバトンを受けたのは斎藤(コ3=仙台育英)。気迫のこもった投球で後続をしっかり打ち取り、これ以上の失点を許さない。8回には竹中(コ4=大阪桐蔭)がマウンドに上がる。先頭打者に出塁を許すも、小林隼の好守備が光る併殺でピンチを断ち、三人で締めた。9回には田中(文2=仙台育英)が登板。桑垣(コ4=中京大中京)の好守備もあり無失点で抑え、裏の攻撃へと繋いだ。

圧巻のピッチングを見せた斎藤

打線は1回、小林隼が相手の失策で出塁するも後が続かず得点につなげることができない。2回先頭の落合が右前安打で出塁すると、続く村本(2=大阪桐蔭)も右前安打で好機を広げる。2死一、二塁となり迎えた小畠が、三ゴロに倒れ無失点に終わった。迎えた3回先頭の山形(コ4=興南)が右前安打で出塁すると、鈴木唯(コ4=東邦)が左前安打を放ち好機を拡大。2死一、二塁となり迎えるは、昨日本塁打を放った好調の落合。フェンス直撃の2点適時2塁打を放ち逆転に成功した。続く4回西川(社4=神戸国際大付)が安打で出塁すると、小畠の犠打と山形の四球で2死二塁の好機を迎える。続く小林隼が左前適時打を放ち1点を追加。エースを援護する貴重な追加点を挙げた。逆転を許し迎えた7回、四球と送りバントなどで2死一、三塁の好機を作る。ここでチャンスに強い村本を迎えるが、遊ゴロに打ち取られた。8回、死球と犠打で再び迎えた1死二、三塁の好機。このチャンスに山形、小林隼の上位打線に回るが、慶大水野(2年=札幌南)の前に無得点に終わる。9回、2死から落合の死球と、村本の安打で一、二塁の好機を再びつかむも、河野(コ2=広島新庄)が水野の前に三振に倒れ、あと一歩が及ばなかった。

適時打を放った小林隼

 

優勝の行方は明大に決まったものの、立大の戦いはまだ終わらない。最後まで飛躍を見せ、2位の座を懸けて明大との最終戦に挑む。

(10月20日・三島光稀)

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