
【準硬式野球部】秋季リーグ最終戦!有終の美を飾ることはできるか
♦2025年度東京六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦♦
10月12日 対法大 法政大学多摩グラウンド
迎えた秋季リーグ最終節。法大との一戦目では二桁安打を記録するもチャンスでの一本が出ず、惜敗した。昨日の悔しさを晴らすべく、二戦目に挑む。

好投を見せた並木(済2)
先発のマウンドを任されたのは並木。全日本大会では5回を投げ見事無失点に抑える好投を見せた。今季はここまで4試合に登板。大事な場面を乗り越え、着実に力をつけてきた選手だ。3回まで3奪三振と法大打線相手に好調な立ち上がりを見せる。立大打線は2回、先頭・村田(済3)が左前安打で出塁すると続く酒見(コ3)が犠打を決め着実に走者を進めた。2死二塁の好機で打席に立ったのは中野(コ2)。真ん中に入った初球を捉え、左中間を破った。この間に二塁走者が還り先制のホームイン。いい形で点を取ることに成功した。しかし4回、先頭へ四球を与えると続く打者に犠打、左前安打を許し、1死一、三塁のピンチを迎える。初球を捉えられ、中飛。打者は抑えたものの、三塁走者が生還し、同点に追いつかれた。

スクイズを決めた村田
好投を見せる並木を援護したい立大打線は6回。桑原(コ3)が左中間へ運び、そのまま3塁へ。チャンスで迎えた打者は四番・村田。追い込まれながらも、見事スリーバントを決め逆転に成功した。流れに乗りたい立大だったが、8回に再びピンチを迎える。この回からマウンドに上がった荒木(ス3)の四球と味方の失策により無死一、三塁に。何とか無失点に抑えたい場面で送られたのは新保(観4)。リーグ戦経験豊富な4年生が正念場を任された。テンポ良く投げ込み立大ペースへ。三振、一ゴロで2死まで取ると最後はキャッチャー日野(ス3)の好送球で走塁死。見事0でこの回を乗り切った。

途中からマウンドに上がった新保
追加点を取りたい立大だったが、7回から代わった投手・竹田の前に走者を出すことが出来ない。1点リードで迎えた最終回。この回も新保がマウンドに上がった。先頭をサードライナーに打ち取るも打球の速さに追いつけず、落球。続く打者を三振で取るも、死球を与えてしまい、1死一、二塁に。迎えた打者は代打・小川。初球を捉えられ、走者一掃の二塁打を浴び逆転を許した。その後も連続安打で点差を離されていく。5点ビハインドで挑んだ最後の攻撃。何とかして走者を出したい立大だったが、法大のクローザー相手に歯が立たず黒星を喫した。

安打を放ち喜ぶ選手たち
秋季リーグ全日程を終えた立大。4年生はこの大会をもって引退となる。最後まで諦めない野球で多くの人を引き付けた下村世代。主将・下村(コ4)は「頑張って苦しんで優勝を掴んでほしい。」と語った。この思いを引き継ぎ立大ナインはさらなる成長を誓う。
(10月17日・谷姫菜香)
♦下村選手インタビュー♦
ー試合を振り返っての感想
今日は先制点を取って、自分たちの流れで試合をしようっていう風に決めていて。その通り上手く先制点も取れて、追いつかれたんですけど、そこから勝ち越しもできて。そういういい流れで来てただけあって、ダメ押しが取れてなかったっていうのが、やっぱあの回一気に逆転された要因かなっていう風に思います。
ー秋リーグを振り返っての感想
秋リーグも序盤東大戦とか早大戦とか結構苦しんだんですけど、3戦目までいっても何とか勝ち点は取り切れてて。でも先週明大戦落としちゃって優勝逃しちゃったんで、やっぱ序盤にもっと負けないで勝ち点を取れていれば、もっと最終戦まで優勝争いにいけたなっていうのが秋リーグ戦の反省点かなっていう風に思います。
ー秋リーグで1番印象に残っている試合
今日の試合ですね。
ー理由は
この1年間取り組んできたことを結構発揮できた試合ではありましたね。それでもやっぱ法政、明治っていうところにどうやって勝つかっていうのを1年間やってきた中で、最後こうやって法政に力負けしたので。1年間これだけやっても勝てなかったかっていうので、印象に残ってるという感じです。
ー4年間を振り返って準硬式野球部での生活はどうだったか
学年を重ねるごとにどんどん準硬で過ごす生活が楽しくなっていきました。去年、今年っていうのは、リーグ優勝とか全国大会っていうところに、みんなで向かっていけましたね。今年に関しては全国大会には出場できたし、リーグ戦もあと少しのところまではきていたので、勝つ楽しさも味わえたし、負ける悔しさも味わえて、準硬に入って良かったなっていう風に今は思います。
ー新チームに期待することは
リーグ優勝、全国大会も優勝、そこにこだわって1年間頑張って苦しんで、最後それを達成してほしいなっていう風に思います。
ー次期主将である村田選手はどんな存在か
結構明るく、みんなをどんどん巻き込んでいけるっていうのと、試合で自分が打って結果を残して、みんなを鼓舞するっていうようなタイプのキャプテンになるんじゃないかなっていう風に思っています。
ー村田選手へ一言
絶対個人的にうまくいかないことが多分あると思うんですけど。明るくみんなを鼓舞する姿勢だったりというところは、どんな時でも変えずに、なんとか最後に結果が出るっていうのを信じて、頑張ってほしいなっていう風に思います。
ー同期の皆さんへ一言
自分たちの代はほんとになかなか試合に出ることができない代というか出ている人が少ない代で。部活動を続けるっていうのも、人によっては色々悩んだ人も多分いて。それでも最後まで誰も辞めずにここまでやってきたので本当にお疲れ様、ありがとうっていう風に思います。
♦村田選手インタビュー♦
ー今日の試合の振り返って
今日は4年生の最終戦になる試合でみんなで気持ち一つにして勝利目指そうという形で。最初はいい形で先制できて追いつかれても逆転できたんですけど最後ちょっと法政さんの底力というかそこにやられたのかなと思います。
ー今日の試合で良かったところ
そんなに今リーグでチームに貢献できていなかったので、今日の試合はヒットも1本でスクイズも決められて、最後4年生にいい姿を見せられたんじゃないかなと思います
ー今日の試合の悪かったところ
2対1で最終回まで行ってなんとなく勝てるんじゃないかなみたいなそういう気の緩みがちょっと最後あのような形で現れてしまったんじゃないかなっていう風に思います
ー新チームの目標
まず一戦必勝っていう目標があって最終的には下村さんが達成してくれた全国準優勝を超えられるようなチームを目標にしていきたいなという風に思っています。
ーどんなチームにしたいか
いい意味でも悪い意味でも個性が強い子が多いのでみんなの気持ちを一つにしてチーム力で勝てるようなそういうチームにしていきたいです。
ー新チームに賭ける思い
1年生から試合に出させてもらってなかなか優勝あと一歩のところで逃し続けているのでもう準優勝じゃなくて自分たちのこの代では優勝をしたいという思いが強いです
ー主将の下村さんに向けて何か一言あれば
3年生が試合に出ている中でやっぱりそういう軍団をまとめるっていうのは他のチームと違って大変だと思うし、自分たちじゃ考えられないほど苦労したと思うので来年はどんなチームになるか分からないですけど応援し続けてもらえれば嬉しいです。