
【野球部】強者・明大との初戦。優勝に向け勝利をつかみ取れるか〈春季リーグ戦 対明大1回戦〉
♦2025年度東京六大学野球春季リーグ戦♦
5月10日 対明大 明治神宮球場
4時間を超える熱戦を制し、昨年王者早大から勝ち点を獲得した立大ナイン。優勝に向けて絶対に落とせない明大初戦、雨の中、両者譲らぬ戦いが繰り広げられた。3回に1点を先制されるも、小畠(営4=智辯学園)の好投が光り追加点を許さない。迎えた8回、鈴木唯(コ4=東邦)の本塁打で同点とする。しかし、9回に内海(3年=広陵)の本塁打により勝ち越しを許し惜しくも初戦勝利とはならなかった。

先発の小畠
両校先発はエース、小畠と毛利(4年=福岡大大濠)だ。小畠は2回までを無失点に抑えるも、3回、二死二塁の場面で榊原(3年=報徳学園)の適時打により先制を許す。その後は相手に得点を許さず、同点で迎えた9回。内海の本塁打を浴び勝ち越され、小畠はマウンドを降りる。小畠からバトンを受け取ったのは齋藤(コ3=仙台育英)。後続を抑え、勝負は野手陣に委ねられた。

本塁打を放った鈴木唯
打線は明大の左腕・毛利に封じ込まれる。2回に西川(社4=神戸国際大附)の安打で出塁。続く村本(文2=大阪桐蔭)の犠打で一死二塁とするも打線はつながらない。1点を追いかける3回、山形(コ4=興南)の二塁打により二死二塁に。しかしチャンスをつかめず追加点とはならなかった。その後6回まで三者凡退に抑えられた。7回には西川が本日2度目の安打を放つ。続く村本の二塁ゴロの間に西川の代走、堀田(済3=東筑)が二塁へ。その後も盗塁を試みたが失敗、無得点となった。試合が動いたのは8回。鈴木唯が右中間へ本塁打を放ち、起死回生の同点に追いつく。内海の勝ち越し本塁打を浴び、なんとしても1点を返したい9回、高打率の山形を迎えるも、三者連続で空振り三振に倒れ、試合終了。初戦勝利とはならなかった。

2安打の西川
今季全勝の首位・明大相手に一時は同点に追いつき、粘り強さを見せた立大ナイン。明日は絶対に勝利し、勝ち点をつかみとりたい。
(5月10日・木屋沙織)