【アメリカンフットボール部】ラスト0秒、逆転のTD! 上位リーグへ進出決定!

◆2022年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆

1015日 対日大 アミノバイタルフィールド

昨年立大が18年ぶりの勝利を奪い取った相手日大。再戦に緊張感が高まる中、一進一退の攻防を見せる。残り30秒で日大に逆転されるも、終了間際0秒で奇跡のTDを決め勝利。上位リーグへと駒を進めた。

フィールドを走る#10宅和(営4)

立大のレシーブで試合が開始。第1Q中盤、得点チャンスが訪れる。#1竹内(済4)がロングパスを受け取りTDを狙ったが、キャッチ直前にボールが地面に接触しており、惜しくも点を取ることができなかった。先制点を決めたのは日大。ロングパスからエンドゾーンに迫られ、TDを奪われた。第2Q、#29岩月(法4)が20yのロングランを見せた。立大は相手の反則により、ゴールまであと6yというビッグチャンスを迎える。しかしTDを狙うも決まらず、FGを選択。#8中山(社4)のキックにより、着実に点差を縮めた。4点追いかける形に。

ディフェンスを避け走る#29岩月(法4)

立大のキックオフで後半が開始。#8中山(社4)の絶妙なキックを日大が取りこぼし、#28荒竹(法1)がそれをキャッチ。日大から攻撃の機会を奪い、敵陣33y地点からのOFに切り替えることに成功した。#29岩月(法4)が粘り強いランプレイで1stダウンを更新し続ける。#10宅和(営3)から#14篠藤(社3)のパスにより立教が逆転のTDを決めた。

一進一退の攻防を見せ、勝負の第4Qに突入。日大がロングパスを決め、TDを取る。直後のOF、#43星野(社2)のパスキャッチなどで着実にゲインを進め、TDのチャンスが訪れる。#10宅和(営3)が巧みなランプレーを見せ、エンドゾーンまで駆け抜けた。立大がリードを続ける中ラスト30秒、日大が逆転のTDを決める。17-21となり、立大の勝利は厳しいように映った。しかし、Rushersは諦めなかった。2度のパスをつなぎ、残り45yまで到達。ラスト3秒の4thダウン、#10宅和(営3)が50y付近からロングパスを出した。一か八かパスが通るかはわからない。残り時間は0秒、これが最後のプレーだった。敵が手で弾いたボールを#81川村(社3)が奇跡のキャッチ。TD成功だ。23-21、立大は大逆転を果たした。

TD後、勝利を喜ぶ#81川村(社3)

選手たちは興奮を隠しきれない様子。フィールドへ押し寄せ、勝利を喜び合った。劇的な試合展開を目の当たりにし、会場は熱気に包まれていた。試合後、#10宅和(営3)は「自分は1年の時FGで逆転勝ちしていて、40yぐらいまで運べば全然チャンスがあると思っていました。最後はやるしかないという状況でしたが、勝ててうれしいです。」と語った。今回の勝利により、上位リーグへの進出が決定。Rushersは新たな戦いに向けて走り続ける。

(10月29日・前原梨乃)

◇コメント◇

WR#81 川村

―試合を振り返って

自分はレシーバーとしてローテーションに入っておらず、キックの出場だけでした。こういう試合展開になることはある程度予想されていたので、残り30秒で逆転されてから最後自分の高さを生かしてTDを取ることができました。4年生を上位リーグに連れていくことができたので良かったです。

 

―日大の印象

自分は去年けがをしており試合には出場できていないのですが、春に戦ってボコボコにされました。ひたすらファンダメンタルが強いというかフィジカルが立教より全然上なので、チームとしての力を生かしていけば勝てるかなという感じでした。

 

―残り0秒でTDを決めた時の気持ち

本当に頭が真っ白になりました。上にボールがあって、それを取って。TDしたのかも一瞬わからず、理解した時には仲間がたくさんこっちに来ていて、“勝ったんだな”という実感がわいて本当にうれしかったです。

 

―次戦への意気込み

自分はやはりレシーバーとしての出場を目標として、次の上位リーグでは他の先輩例えば要先輩(#29岩月 法4)とかと一緒にオフェンスを引っ張っていける選手になりたいです。

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