【応援団】#10月クローズアップ対談企画 三部合同取材 先が見えない今こそ、応援の力で体育会を盛り上げる!

先月から東京六大学野球秋季リーグが始まった。球場に足を運ぶと、学ランや立教紫の衣装で来場者の目を引く集団がいる。笑顔と声援で会場を盛り上げる応援団である。そんな応援団のリーダー部長・小林大海(文4)さん、チアリーディング部長・関本彩乃(社4)さん、吹奏楽部部長・佐藤優斗(社4)さんにZOOMでお話を伺った。

取材日 10月7日

参加者
リーダー部:リーダー部長・小林大海(文4)さん (以下、
チアリーディング部:チアリーディング部長・関本彩乃(社4)さん (以下、
吹奏楽部:吹奏楽部部長・佐藤優斗(社4)さん (以下、

―自粛期間のモチベーション維持はどのように行っていましたか?
:チアリーディング部では、オンライン練習を週4日程行っていました。
最初は新しい練習方法だったので皆モチベーションが高かったのですが、先の目途が立たない中でモチベーションが落ちてしまったこともありました。
しかし最終的には、ビデオ審査の大会に出場したのでそれがモチベーションになりましたね。

―ビデオ録画のチアリーディング大会は初の試みだったと思いますが、意識したことは?
無発声で、笑顔のみの演技でした。個人で踊るよりも一体感が大切になりましたね。カメラより上を見ることを意識して工夫しました。

―チアリーディング部は無発声での演技だそうですが、リーダー部も自粛期間中の練習は無発声での練習でしたか?
:発声はなしで、応援の型、指先をしっかり伸ばす等の細かいところに注目して練習していました。普段は形より精神面や気合を重視していましたが、今回ばかりは画面の中の演技が全てなので、基礎的な動作に重きを置いて練習していました。

―各部の新たな試みを教えて下さい
:オンラインでの練習自体新しい試みでしたね。オンライン上であってもまずは顔を合わせることが大切だと思って活動してきました。この期間で形をしっかり整えることが出来たと思っています。

:吹奏楽部は出来ることは最大限出来たと思っています。知恵を絞って家で出来ることをしました。オンラインの環境で教えてくれる人が居ないという状況でした。しかしそのおかげで自分と向き合う時間になったのではないかと思っています。自分で治す癖がついたのはオンラインのおかげとも言えますね。

:チアリーディング部もオンラインの状況の中で最大限活動出来ました。チアリーディング部は特に1年部員が多いので、練習の後にZOOMで週1回、1年生と親睦会を開いていました。オンライン上ではありますが、関係構築に繋がったと思っています。

―自粛期間を乗り越えた今、応援団の魅力を各部の視点から教えて下さい
:応援団の魅力は自粛期間があってもなくても変わらないと思っています。世の中や体育会が盛り下がっている時期こそ、応援団から盛り上げないとという点は普段の活動と一貫した部分があると思います。
応援団の魅力は、必ずしも結果には繋がらないという事だと思っています。自分たちがどれだけ一生懸命やっても勝てないこともあるし、その逆もあります。目標が見えない中で努力を続けるところが応援団の素晴らしさだと思います。あとは、仮に試合に勝ってもおごり高ぶることなく、負けたとしたら自分たちの応援を反省して、黒子として支え続けるのも応援団の魅力ですね。勝ち負けの目途が立っていなくても、普段から仲間を信頼することでそのような力を養っています。体育会や、同期、仲間、後輩を信じることで、結果に関わらず努力できます。

:私は“人”が魅力だと思っています。体育会各部に応援に行かせて頂くので、多くの人との関わりがあるというのは勿論なんですけど、今回の場合は応援団の“人”という意味です。同期も勿論そうですし、自分たちが後輩だった時の先輩だったり今の後輩だったり、1人1人の個性が魅力だと思います。全員の得意不得意が明確になっているからこそ、補いつつ一緒に運営や応援をするという協力体制が強い団体です。人の良いところも見えるし、悪いところは指摘しあって協力していくという、深い関係を築けるのが応援団の魅力だなという風に思っています。

:リーダー部とチアリーディング部が言う魅力は勿論、それに加えてコロナの経験を絡めたうえでの魅力をお話します。応援団は明確な目的があるのがいい点だと思います。他の部で合ったらコロナの影響で練習が出来ないことはやむ負えませんが、しかし応援や発表が定期的にあることでそれがやりがいに繋がります。周りにいるお客さんが楽しんでくれている姿がやりがいになりますね。

雨の中行われた対明大戦。応援団は明治神宮球場の外野席から声援を送った。

―東京六大学野球秋季リーグ戦開幕中ですが、約1年ぶりの明治神宮野球球場での応援、どのように感じましたか?
:率直に嬉しかったです。応援席か外野席かなどの応援場所は関係なく、神宮のあの雰囲気の中で野球部に対して声をかけて、応援できるという事が嬉しかったです。

:チアリーディング部が1列になって応援している姿は、自粛中には想像できなかった光景でした。努力が無駄にならなくて良かったと感極まりましたし、嬉しかったです。

:神宮で演奏するということは、他の吹奏楽団体では得られない経験です。それを体験できて楽しかったですし、特別な感覚を覚えました。やはり聞いてくれる人がいる環境で久々に演奏できたのが大きいですね。

―東京六大学野球の最終戦に向けて意気込みを教えて下さい
:まずは野球部を勝たせたい。私たちも野球部も異例の日程で1年間活動してきましたので、最後は勝たせたいっていうのが最大の意気込みです。
声掛けや、周りを意識することで各部が大切にしている事がかみ合えば、三部一体となった良い応援になると思います。慣れない外野席での応援ではありますが、反省と修正を繰り返して最終戦に臨みたいと思います。

:私たちチアリーディング部も、野球部を勝たせることが第一の目標です。同時に、外野席というホームベースや内野席から遠い場所からであっても、野球部と観客のお客様を巻き込む!ということを目標にしています。応援に来てくださった友人や家族から、思ったよりも1人1人の声援が聞こえるという声を耳にしました。普段と応援する環境が異なっても、影響力でしたり声の可能性は全く減っていないと感じました。それを私たちのなかで完結させてしまうのではなくて、しっかりと他の人にも届ける応援をしたいと思っています。

:これから体育会応援もいくつかありますが、この神宮はきっとこの1年間の応援団の吹奏楽部としての最初で最後の集大成になるという感覚が全員にあります。自分たちは応援団としてお客さんを巻き込む応援が出来ればいいと思います。最終戦に向けて改善して、一番の応援を最終戦に目指します。

(取材/編集 木下奈津希)

「立教スポーツ」編集部では現在の活動状況を鑑み、10月号は紙面の発行を行わず、Web記事(クローズアップ)での情報発信をする運びとなりました。取材にご協力いただいた各部の皆様、ありがとうございました。

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