【準硬式野球部】 慶大戦を勝ち越した立大。優勝へまた一歩近づいた

◆2025年度東京六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦◆

9月29日 対慶大 早大東伏見グラウンド

1戦目で勝利したものの、2戦目、敗北を喫しイーブンな状況に持ち込まれた立大。優勝を成し遂げるためこの3戦目を取り切ることはできるのか。

先発を任されたのは、今リーグ通算防御率0.90を誇る三浦(ス3)。対するは1戦目で先発した島村。慶大を1安打で完封した三浦と投手戦を繰り広げた好投手だ。

力投を重ねた三浦

1回、先頭打者である福田が三浦からヒットを放つ。確実に先制したい慶大は、手堅く塁を進めていく。犠打、三ゴとアウトカウントを進めつつも、三塁にランナーを背負った状況に。詰まりながらバットに当てた打球は三塁へ転がり、この回がここで終了するかと思われた。しかし、ここで痛恨のエラー。ランナーはホームベースを踏み、先制を許した。

1回裏、どうしても点を返したい立大。1番・桑原(コ3)が慶大のエラーから二塁を踏んだ。ノーアウト二塁の状況に盛り上がる立大ベンチ。得意の犠打から、1アウト三塁と大きなチャンスを得た。次打席に立ったのは日野(ス3)。二球目を飛ばし打球は中堅手へと伸びていく。桑原がタッチアップを決め、試合を振り出しへと戻した。

一塁へ向かう下村(コ4)

迎えた2回、慶大の猛攻からチャンスを作り出される。先頭打者が右前安打から出塁すると、盛り上がる慶大ベンチ。主導権を握られ得る、危険な雰囲気が球場を占めた。続く打者をなんとか仕留めたい三浦はインコースを攻めていくが、易々と打ち取ることはできず六球目、打球は遊撃手の元へ。粘られたものの、見事併殺に仕留めた。

併殺を決めた清水(文3)

そして5回、停滞していた場面が動き出す。先頭打者である中村(済2)の左前安打が立大の流れを作り出した。犠打をし、2アウト二塁の状況で三浦がバッターボックスに立つ。一球目から安打を狙い、巧みに左前安打を放った。続く村岡(済1)が見極め四球で出塁。満塁の場面を作り出した。次打者の桑原が遊撃手へ打球を放つと、満塁のプレッシャーからか失策。逆転を成し遂げる。そこから慶大投手陣・島村、岩越が崩れ、四球で2点を稼ぎ一挙3得点となった。

さらに続く6回、再び中村を起点にチャンスを作り出す。運を味方につけ、さらなる大量得点を成し遂げた。7―1となり、スコアにも余裕が生まれる。

継投し、抑え切った新保(観4)

9回に1点を奪取されるも、見事慶大を抑え切った立大投手陣。3連戦を勝ち越しで終えた。

見事快勝を収めた立大ナイン。優勝がより輪郭を帯びた。次戦は現在リーグ首位の明大だ。何としてでもこの一戦を制し、優勝を確実なものへしていきたい。

(10月3日・尾原蓮)

◆中村選手インタビュー◆

ー今日の試合を振り返って

今日は先制される厳しい試合だったんですけど、すぐに追いついて、そのまま相手の隙を突いて、相手の投手が崩れて、どんどん流れ持ってこれたんで、僕は勝因かなと思います。

ーこの3戦目に向けてチームで話し合ったことは

優勝がかかっているので、落とせない試合だったので、何としても勝ち切るっていう話はしていました。

ーでは慶大戦を勝ち越して、今の心境は

あと法政戦と明治戦でどちらも強敵なんですけど、優勝かかっているので、このまま全勝優勝で一丸となって頑張ります。

ー5,6回どちらも先頭打者だったが、そのときの気持ちは

また先頭かっていう気持ちはあったんですけど、先頭出ればチャンスも絶対来るんで、どんな形でも出ようと思って立ちました。

ー次戦の明大戦に向けて意識していきたいことは

先制点が大事だと思うんですけど、先制されても粘り強く、最後に 1点でも取っておければ勝ちなんで。勝ち切るってことを大切にやっていきたいです。

 

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