【野球部】迎えた最終戦、勝ち点獲得に向け好発進となるか　＜春季リーグ戦東大１回戦＞

2025.05.24

◆2025年度六大学野球春季リーグ戦◆

５月24日　対東大　明治神宮野球場

前カードの明大戦では惜しくもあと一歩が届かず、勝ち点を獲得することが出来なかった立大ナイン。カードをものにするべく、最終戦の相手である東大との１回戦に挑んだ。

試合は２回、山形（コ４＝興南）が左前適時打で先制する。その後は、チャンスを作るもなかなか得点に結びつけることができない。迎えた９回、小林隼（コ２＝広陵）の左前安打からチャンスを作り、一挙７得点を獲得し、勝利を収めた。

ベース上で笑顔を見せる鈴木唯（コ４＝東邦）

マウンドを託されたのは、立大の絶対的エース・小畠（営４＝智辯学園）。序盤から走者を背負う場面も幾度かあったが、テンポよく投げ込み５回無失点の好投でチームに流れを引き寄せる。６回、中山（４年＝宇都宮）に四球を与えると、大原（４年＝県立浦和）に中安打を放たれ、無死一二塁のピンチを招く。杉浦（４年＝湘南）との対戦途中、治療のため一時ベンチに退くものの、リズムを立て直し中飛に抑える。その後竹中に投手を交代すると、続く工藤（４年＝市川）、竹山（３年＝修道）を抑えこの場面を無失点で切り抜けた。８回には斎藤（コ３＝仙台育英）が継投。二死一塁から連続四球で満塁のピンチを迎えるも、代打で出場した門田（３年＝松山東）を左飛に打ち取り、今試合最大の山場を凌いだ。最終回のマウンドには立大のクローザーとして名を馳せる吉野（コ４＝仙台育英）が上がる。明石（３年＝渋谷幕張）に安打を許すものの、落ち着いた投球で後続を断ち切り、圧巻のピッチングリレーで締めくくった。

マウンドに上がる斎藤

打線は２回、落合（ス３＝東邦）の左前打、小畠の犠打で一死二塁の好機を作ると、今季好調の山形が左前適時打を放ち先制点を奪う。続く桑垣（コ４＝中京大中京）、鈴木唯も安打を放ち、一死満塁とチャンスを広げるものの、西川（社４＝神戸国際大附）が併殺打に倒れ追加点を奪うことができなかった。その後もチャンスを作るものの、渡辺（４年＝海城）を攻略しきれない展開が続く。しかし迎えた９回、小林隼の左前打から再び流れを呼び込む。代打で出場した住井（社２＝立教新座）の死球、落合の犠打で無死一二塁とすると、備から出場した原野（営２＝国学院栃木）が犠飛を放ち待望の追加点を挙げた。さらに山形、桑垣も四死球で出塁し二死満塁とすると、鈴木唯が右越えの二点打を放ちリードを広げる。長島（ス１＝農大三高）、下川邊（済３＝国学院久我山）、小林隼も安打を放ち一挙７得点の猛攻で勝負を決めた。