【ラグビー部】「変わる、変える」変化を恐れず挑戦するチームへ

♦第14回関東大学春季交流大会Cグループ♦

4月26日 対中大 中央大学グラウンド

眩しい日差しが照り付けるなか、第14回関東大学春季交流大会の初戦に挑んだ。対するは、同じく長い歴史と伝統を誇る中大。歴史ある両校の対決は、序盤から果敢に攻め込むも、要所でのミスやペナルティが響き、立大は失点を重ねる展開に。それでも、FB大畑(観3)、CTB佐藤(文4)らを中心に粘り強く攻め、トライを奪い食らいつく。しかし、相手の勢いは止めきれず、課題の残る船出となった。

キックを蹴る佐藤(文4=国学院久我山)

中大のキックオフで試合開始。立ち上がりからペナルティを取られるも、果敢に敵陣を目指して攻めの姿勢を見せる。前半7分、自陣でのピンチに集中力を切らさず守り続けたが、相手の勢いを止めきれず、左サイドに先制トライを許してしまう。しかし、その後も気持ちを切らさず、低いタックルを連発して応戦。WTB有賀(理3)からCTB佐藤、さらにFB大畑へとテンポよくパスをつなぎ、CTB佐藤がゴールライン目前まで迫る。惜しくもボールを離してしまうが、直後の前半10分、NO.8前田(ス2)が素早く反応し、中央付近へ駆け込みトライ。スコアを5-7とし、反撃の一歩を踏み出した。巻き返しの兆しが見えた矢先の前半14分、再びペナルティを取られ、一気に抜け出した相手選手にトライを献上する。ミスを誘って流れの立て直しを図るも、相手の勢いに押され、立て続けに失点。苦しい時間帯が続いた。だが前半34分、CTB佐藤が魅せる。複数の相手に囲まれながらも冷静にキックを選択し、自ら走ってボールをキャッチ。そのまま抜け出し、中央へ飛び込んで会心のトライを決める。流れを呼び込むプレーとなったが、その後は得点に結びつかず、12―28で前半を終えた。

前線へと鋭く切り込む前田(ス2=東海大付属大阪仰星高等学校)

続く後半、何とか食らいつきたい立大。後半開始直後に中大がラインアウトに失敗し、こぼれたボールをLO吉田(営3)がキャッチ。マイボールのまま試合を進めたい立大だったが、後半7分スクラムからボールを奪われ、そのままトライを許し12-35に点差を広げられる。後半11分にもトライを決められ12-40と厳しい展開に。しかし、中大のペナルティーを立て続けに誘い、敵陣22mラインアウトのチャンスをつかむ。ラインアウトからそのまま押し込みLO吉田がトライを決め、見事チャンスをものにした。そのまま流れを持ち込みたい立大は後半21分、中大ボールで始まったスクラムからターンオーバーし、ゴールライン直前まで持ち込む。しかし、あと一歩のところでタッチラインに押し出されトライにはつながらなかった。さらに続く28分に中大にトライを献上し、47-19と点差を広げられる結果に。30分には立大のラインアウトからモールを組む。そのまま押し込んでいったが、中大のペナルティによりペナルティトライとして立大に7点が加えられた。最後まで点差を詰めたい立大だったが、残り時間がわずかとなった43分にペナルティーゴールで3点を許し、26-50でノーサイドを迎えた。

試合後、整列し礼をする選手たち

大事な初戦として白星をあげたかったが、惜しくも黒星発進となった。新体制になり、さらなる進化を目指し、進歩を続ける立大ラグビー部。勝ちにこだわり、白星を飾るべくたゆまぬ努力を続けてゆく。

(5月8日・今野春和、山下真央)

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