【ハンドボール部】春季リーグ全勝!入れ替え戦・東日本インカレへと駒を進める
2023年度 関東学生リーグ 2部
5月26日 立教大学新座キャンパス体育館
ついに春季リーグも閉幕を迎え、最終戦では青学大と対戦した。昨季は惜しくもは敗戦を喫し、リベンジを果たしたい相手である。連携の取れたオフェンスに守備が乱され、2点ビハインドで迎えた後半。得意の堅守猛攻で追い上げをみせ、最終戦を白星で飾る。春季リーグ全戦で勝利をつかみ取り、2部リーグ1位の成績で終えた。
ディフェンスからスタートした立大。開始50秒で守備にて退場者を出し、不利な状況になるも大久保(営4)のカットインシュートで先制点を挙げた。その後も大久保を中心に得点を重ね、点差を広げる。しかし、前半9分、パスミスをきっかけに失点。青学大が4連続得点を決め、立大に暗雲が立ち込める。その後は1点ビハインドをキープしたまま試合が展開。リードを取り戻したい立大は「守って速攻」を繰り返すが、相手の高さのあるゴールキーパーがこれを阻んだ。点を取りつ取られつの展開が続くなか、前半28分に3連続失点を許し、均衡が破られる。焦りを感じつつも17―15の2点差で前半を折り返した。
2点を追いかける後半、開始30秒で平田(コ4)が苦しい体勢でのシュートを決め切り、好調な立ち上がりを見せた。しかし、すぐに青木(コ3)がファールに誘い込まれ相手にペナルティスローを与えてしまう。失点はやむなしと思われたが、ここで守護神・阿部(文3)が値千金のセーブで見事にチームを救う。この日一番の歓声が会場を包み込んだ。勢いづいた立大は松川(コ4)のスピードを活かしたサイドシュートや荒川(ス2)のカットインシュートで攻め立てる。後半13分、西野がミドルシュートを決めたのをきっかけに逆転に成功。さらに4連続得点を挙げ、着実に点差を広げて相手を突き放す。その後も堅い守りと積極的なオフェンスを続け、35―32で勝利をつかみ取った。
全戦にて白星を飾り、2部リーグ1位で終えることができた今季。最終戦では昨年の秋リーグで惜敗した青学大にリベンジを果たし、確かな成長を見せた。この優勝によって立大は1部への入れ替え戦・東日本インカレへの出場権を獲得。昨年降格した悔しさを胸に、負けられない戦いへ駒を進める。
(5月31日・花井遥)
◆コメント◆ 主将・大久保選手
ー試合を振り返って
前半はビハインドの展開になって、ちょっと苦しい展開ではあった。やっぱり自分たちが持ち味にしているディエンスが17失点というところで多かった。後半にかけてディエンスは修正していけたっていうのはすごいよかったかなと思う。
ー今日に向けた準備
自分たちは一応入れ替え決まってるっていう立場だったが、 そんなところ関係なく全勝優勝が目標だったので、そこを怠らないように。入れ替え戦も気になるところではあるが、そこではなく、目の前の青学戦を1個集中してやっていこうと意識してやっていた。
ー相手の印象
いいシューターがいて、サイド陣もすごい良いシュート打ってきて、あとは速攻も早い。 しっかり自分たちが点数決められるとこ決めて、バックチェックまで戻りまでしっかりやれれば大丈夫かなと思っていたが、相手のキーパーも背の高いキーパーで、少し点を取られるシーンもあった。
ー良かった点と反省点
良かった点は、前半ビハインドだったとこから後半しっかり巻き返せて、 まずは同点まで持っていって、その後しっかり勝ち越したっていうところはチームとして良かったかなというところ。反省点は、前半のビハインド部分。どうしても17失点っていう失点数は明らかに多いので、 そこだけちょっと課題かなと思う。
ー春リーグを振り返って
チームもどんどん成長していって、最初に比べたらすごい仕上がりも良くなってきている。すごい成長しているなっていうのを感じる。個人もそうですし、チームとしても成長しているので、雰囲気もよくやれているしっていうところですごいくいかなと思っている。
ー入れ替え戦に向けて
入れ替え戦は独特の雰囲気で、もう4回ぐらい経験しているが、それでも慣れないぐらい独特の雰囲気。
今までは勝つのが当たり前のところから、自分たちは2部でチャレンジャーなので、 思いっきりやって、最後1点でも多く取れていればいいなっていうところ。そこに向けて全力で今までやってきたことをやるだけかなというところです。