【馬術部】一年生が快挙!男女で優勝、準優勝
◆平成30年度関東学生馬術男子競技大会 女子競技大会 障害馬術競技関東学生会長杯 小障害C飛越競技◆
11月26日 12月2日 神奈川県津久井馬術競技場
大会2日目に行われた障害馬術競技。立大からは男子競技大会に杉本、女子競技大会に山下、村岡、安藤、会長杯小障害C飛越競技に清水(裕)と清水(悠)の6人が出場した。オフシーズン前最後の大会となった今大会。1年生の活躍が光り、杉本が優勝、村岡が準優勝となった。
今回の障害馬術では、タイム減点(規定タイムをオーバーした場合)と、障害減点(障害を落とした場合)を合計した総減点の少なさが争われた。さらに、男子競技会・女子競技会では最小減点の人馬がジャンプオフ(決勝戦)に挑み、勝敗を決した。
杉本・スカイロードリー
最初に行われたのは男子競技大会。立大の一番手となった杉本は、予選を難なく突破し、ジャンプオフへと駒を進めた。決勝は予選とはコースが異なり、より難易度の高いコースとなる。ジャンプオフに出場する選手は皆、総減点0点で予選をくぐり抜けた強者ばかりだ。いよいよ杉本の出番になった。
スカイロードリーと杉本は圧巻の速さでコースを走り抜け、他を圧倒して1位につけた。出番の早い杉本であったが、その後38秒81という好タイムを抜かす選手は出てこなかった。1年生ルーキーが優勝という形で立大選手を活気づけた。
山下はるか・聖愷
次に行われた女子競技大会で最初に出場したのは立大馬術部の副将、山下だ。この部門での基準タイムは74秒。タイムを超えた分は減点されてしまう。最高学年として部を牽引していきたい山下は強い気持ちで競技に臨んだ。滑り出しはとても順調であったが、障害に一度引っかかってしまってから、うまく馬を動かすことができず、基準を大きく上回る87.88というタイムとなってしまった。
村岡悠佳・聖原
次に出場したのは女子唯一の1年生である村岡である。杉本同様、村岡も予選を難なく突破しジャンプオフに出場した。決勝戦の緊迫した空気が流れる中、村岡と聖原が走り出した。障害を全く落とすことなく安定した走りを見せ、36秒41という好タイムでゴールした。この時点で2位。その後出場した選手は村岡のタイムを上回ることができず、村岡は1年生ながら準優勝を果たした。
安藤李里子・聖凛
次の出番は立大馬術部の主将・安藤。山下とともに立大馬術部を引っ張る最高学年として気合十分に臨んだ安藤であったが、今大会では実力を発揮することができなかった。聖凛を操ることができず、計5個の障害をひっかけ、障害減点20点、さらにタイム減点が4点と、納得のいかない結果であった。試合後悔しそうな表情を浮かべた。
清水裕太・聖愷
小障害C飛越競技において、立大トップバッターとなったのは清水(裕)。10月の大会では、馬術歴のあまり長くない選手向けの大会に出場し、4位という成績であった。今大会は馬術歴を考慮しない大会であるため、清水(裕)にとっては大きな舞台となる。ゆっくりと走り出し、一つ一つ丁寧に障害を越えていった。馬の足が障害に引っかかった。「あっ」という声が聞こえたが、運よく障害は落ちなかった。そのまま最後まで落ち着いた走りを見せ、総減点0の完璧な走りだった。
清水悠・聖原
立大最後の出番となったのは、清水(悠)選手であった。競技が始まり、丁寧に障害を飛び超えていった。早さはないが、落ち着いたレース展開だった。一つも障害を落とすことなくレースが終了した。基準タイムを超過してしまったため、タイム減点が1となってしまったものの、障害減点は0という好結果だった。
(12月2日・中村このみ)
◆コメント◆
杉本
今日の結果について
-優勝できると思っていなかったので、嬉しかったです。
勝てる自信は
-なかったですね。
勝てた要因
-昨日の運動、馬場運動っていうのをやって今日のコンディションがすごくよくなったので、それで勝てたのかなという感じです。
ご自身のタイムについて
-もうちょっといけたかなという感じです。まだいけるところがあったので、そこがちょっと悔しいかなという感じです。
今日の馬との相性
-今日はすごくよかったです。人間の手の内に入って来てくれて、制御出来る範囲でできました。
馬がまとまったという感覚があるのですか?
-ありましたね。今日は全然回れたり、馬が曲がるようになったり
馬とのパートナー歴
-今年の4月からなので、8ヶ月くらい
担当馬?
-担当馬ですね。コーチのものです。
スカイロードリーと接する時に気をつけていることは?
-特にないですね。馬が一番なので、どうしたらいいんだろうっていう感じでよくわかんないです。
今後の目標
-オフシーズンなので、基本馬を休めて次の試合に向けてコンディション作ってっていう感じです。