【バスケットボール部】絶対に負けられない2部入れ替え戦。外角からのシュートを中心に、今季初勝利を挙げた!

◆第101回関東大学バスケットボールリーグ戦2部入れ替え戦◆

11月4日 対埼玉工大 大田区総合体育館

立大 79―74 埼玉工大(16―16、21―18、18―21、24―19)

2部で12位が確定し、入れ替え戦へと回った立大。2戦先勝で2部残留が決定する。負けられない1戦目、序盤からシーソーゲームとなり、残り1分を切っても1ゴール差の大接戦。残り42秒で田中(法3)が放った3Pがリングに吸い込まれ、5点のリードを奪う。相手の猛追をかわし、今季初勝利をあげた。

開始40秒、田中が3Pを打った際にファールを貰い、フリースローを獲得。3本中2本を沈め、先制点を奪取。さらに40秒後、常陸(法3)がジャンプシュートを決め、良い滑り出しを見せた。しかし埼玉工大の留学生の高さに苦戦し、流れをつかみきれない展開が続く。1Qを16-16と同点で終えた。

2Q序盤、和太(コ3)が3Pを決めると、すかさず埼玉工大も3Pを成功。一進一退の攻防が続く中、立大のチームファールがかさむ。タイムアウトを要求し、立て直しを図った。再開後も両校ファールが多く、フリースローが多いQとなる。何とかリードして前半を終えたい立大は、2Q最後のオフェンスでショットクロックを存分に使い、ディフェンスとのずれを作り出した。残り4秒で山下(ス2)が放ったシュートはリングに吸い込まれる。37-34と3点リードで前半を折り返した。

3Qに入ると、立大の攻守がかみ合い、一気に流れを作る。清川(営3)がドライブを成功させると、ディフェンスでは佐藤(ス3)がシュートをブロック。さらに和太の長距離砲も決まる。連続で9得点を奪い、一気にリードを奪った。しかし埼玉工大も黙っていない。シュートモーションの最中でファールを貰うもシュートを決めきり、立大の流れを断ち切られる。じわじわと点差を詰められ、残り3分で遂に逆転を許した。すかさずタイムアウトを要求すると、再開後田中(法3)がファールを貰いながら3Pを沈め、フリースローも成功。相手の流れを断ち切った。同点で3Qを終え、勝負は4Qに持ち越された。

勝負の4Q、和太がまたも3Pを沈めると、佐藤も続けて長距離砲を成功。3点リードしたところで相手がタイムアウトで作戦を練り直す。再開後、和太が4本目の3Pを成功させ、今試合一番の盛り上がりを見せた。しかし、残り3分を切ったところで佐藤が5ファールで退場するアクシデントに見舞われる。チームに動揺の色が見え始めたところで相手チームがバスケットカウントを成功。3点を失い、逆転を許した。この局面で強じんなメンタルを見せたのは2年生シューターの山下。3Pのシュートモーションでファールをもらうと、相手応援団による声での妨害を受けながらも3本のフリースローをすべて沈める。再逆転に成功すると、さらに田中が値千金の3Pを決めた。たまらず埼玉工大は最後のタイムアウトを要求。残り30秒を切って3点リードの場面、相手に3Pを狙われるがボールはリングに弾かれた。リバウンドに山下が飛びつき、ファールをもらう。オーバーファールだったため、フリースローを2本獲得するとその2本も冷静に沈め、勝利を確実なものとした。

79-74で今季初勝利をあげ、2部残留に一歩近づいた。勢いそのままに、明日行われる次戦も勝利をあげる立大に期待したい。

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(11月10日・佐々木海緒)

◆コメント◆ #11山下選手

ー感想

率直に初勝利できて嬉しいです。

ー相手の特徴

相手の留学生のところがとにかく強いので、そこを重点的にみんなで守ろうという話をしていました。

ーチームのコンディションは

万全ではなかったのですが、みんな気持ちが入っていて良かったと思います。

ーベンチで話したこと

今までのリーグ戦では競っていた試合を勝ちきれなかったことが課題でした。我慢していたら自分たちの流れが来ると思っていたので、今日の競る展開でもずっと我慢しようということを言っていました。

ー相手の留学生の外角シュートについて

留学生に対しての警戒はしていたのですが、外のシュートが入ると思っていなかったので、もう少しディフェンスの強度を高めようという話をしました。

ーファールトラブルについて

メンタル的に落ち込む部分もあったのですが、やり切らないといけないので切り替えをして、出ているメンバーでしっかりやろうと思ってやっていました。

ー今日の試合の点数

80点くらいです。個人的に良かったところはフリースローを決めきれたところです。チームとしては全員でリバウンドを取りきれたところが良かったと思います。特に3Qに交代で出た清川さんが積極的に絡みにいっていて良かったです。

ーフリースローの妨害は

精神的にあんまり感じなかったです。いないに等しかったです。

ー改善点は

ミスがあったのでそこを改善して明日勝てるようにしたいです。

ー試合を決めたプレーは

これといって特にはなくて、試合を通してリバウンドを全員で頑張れたのが良かったと思います。

ーショットクロックが少なくなってきたときに山下選手がシュートに行くイメージがあったが、何かセットプレーなど決めていたのか

特に決めていませんでしたが、ボールが集まってきたので決め切ろうという気持ちで打ちました。

ー明日に向けて

明日も同じ相手で今日みたいに行かないことも多くなると思いますが、アジャストして勝ち切りたいです。

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