
【バスケットボール部】快進撃続く強豪を前に立大が食らい付く!敗北もオフェンスで勢いを見せた
◆第101回関東大学バスケットボールリーグ戦2部◆
10月13日 対江戸川大 江戸川大学駒木キャンパス
対するはリーグ戦1周目を1位で終えた江戸川大。2部リーグ内でリバウンド数1位を誇る新進気鋭の軍団に、立大は勝利を目指し挑む。序盤、猛攻を凌ぎ切り2Qへ盤面をつなげた。2Qでは本来の得点力を発揮し、競り合う。しかし後半、江戸川大の驚異的な攻撃力を前に、点差が開いていく。前半のようなテンポでネットを揺らすことなく、敗北を喫した。
1Q、序盤から点差を付けられたくない立大。ゾーンディフェンスを展開し守りを固めるが、外角からのシュートを2本沈められる。しかし豊田(営1)がジャンプシュートを立て続けに決め、さらに田中(法3)が長距離砲をヒット。一進一退の攻防を繰り広げ、14-19で2Qへとつなげた。

シュートを放つ田中(法3)
2Qからはこの男が止まらない。清川(営3)が次々とシュートを沈める。3Pとミドルをそれぞれ1本。鋭いドライブからシュートを決めきり、さらにファウルを誘発する。フリースローを確実に沈め、3点プレーを演出。2Qのみで8点を獲得し、圧巻のプレーを披露した。コートで暴れまわる清川にベンチ、応援席共に湧き上がる。さらに沼倉(ス1)も躍動。不意を突き、素早いリリースでミドルシュートを沈めた。続いてゴールへ吸い込まれるような3Pも披露し、立大の勢いが止まらない。しかし江戸川大も易々とリードを許さなかった。マークを剥がされ、フリーで3Pを放たれる。猛追するも振り払われ、37-44で2Qを終えた。

ゴールを狙う沼倉
迎えた3Q、何としてでもここで逆転したい立大。そして点差を広げたい江戸川大との最初の競り合いは、お互い堅いディフェンスからの速攻だった。その後は拮抗(きっこう)した展開に。留学生を相手にしながらも、オフェンスリバウンドを奪取。しかしセカンドチャンスをものにできず歯痒い攻勢が続く。中盤、江戸川大の長距離砲がさく裂。点差が瞬く間に広がり、たまらずタイムアウトを取得した。明け、田中(法3)の長距離砲がネットを揺らす。だが立大の追随は許されず、すぐさま速攻からレイアップシュート。ネットは揺れなかったものの、ファウルからフリースローを与えてしまう。しかし豊田(営1)が魅せた。留学生を抜き去り片手で豪快なダンクシュート。敵味方関係なく、歓声があがった。流れを変えうるプレーがあったものの、47-70で3Qを締める。

ボールを叩き込む豊田
最終Q、江戸川大の連続得点から始まった。西村(法3)の奮闘や村越(社2)のディフェンスから、攻撃回数を増やすことに成功。速攻から確実にシュートを決めきる場面もあったが、得点が重なっていかない。結果的に15点をこのQで獲得したが、62-88で試合を終えた。

ディフェンスに阻まれながらも奮闘する西村
次戦は法大。得点ランキングで2位を圧倒的な差で突き放している鍋田を擁する強敵だ。1周目ではわずか4点差で敗北した。どれだけ3Pを安定的に沈め、さらに鍋田を抑えきるかで勝敗が変わっていくだろう。
敗北したものの、一筋の光明を見出した立大。2Qのような得点力を発揮していき、1勝目を勝ち取ることに期待がかかる。
(10月15日・尾原蓮)
◆コメント◆ #39 豊田選手
ー試合を振り返って
相手は1巡目で 1位だったので、強度の高いディフェンスにやられないように、しっかりやることはやろうと決めて臨みました。
ー江戸川大学への印象
印象は、自分の高校時代によく練習試合やっていて、体が強いというのは知っていたので、体力もあるし、フィジカルもあるという印象でした。
ーディフェンスで意識したところ
ゾーンディフェンスだったので、しっかり場所を守るというところです。人に行く、というよりは場所を守るということを意識してやりました。
ー3Qにどのような思いで臨んだか
思ったよりも前半戦えていたので、後半で逆転していこうと思いつつ臨みました。
ー今日は得点を稼いだが、自分から狙いに行ったのか
はい。最初の2本のジャンプシュートが当たっていたので、今日は行けるところは行こうと思いました。
ー本日の自分のプレーを 10点満点でつけると
8点くらいです。何回か判断悪いミスしてしまったので、そこを修正したりしていきたいです。
ー次戦に向けて意識していきたいところ
次戦は、ケガ人も多くて苦しいところもありますが、しっかりと練習から強度を上げていって、試合に臨んでいきたいです。