
【陸上競技部】 箱根路連続出場へ!予選会エントリーメンバー14人に直前インタビュー①
昨年度、予選会1位通過を果たした立大。4年連続となる箱根駅伝本戦出場、そして全日本大学駅伝での2年連続シード権獲得を目指し、選手たちはこの夏も厳しい合宿に励んできた。今年も江戸紫のユニフォームが箱根路を駆け抜ける姿を見られるのか。予選会を前に、出走選手にインタビューを行った。

ガッツポーズをする小倉(営4)
小倉史也(伊賀白鳳・三重)
◆自己ベスト◆
5000㍍:14’09″27
10000㍍:29’15″96
ハーフマラソン:62’42″
◆インタビュー抜粋◆
−夏合宿の感想
夏合宿に関しては、昨年とスケジュールや練習内容は基本的に変わっていません。なので経験したことのある練習メニューの中で、スムーズに合宿をこなせたという点に加えて、練習自体を昨年よりも余裕を持ってこなせたので、その部分では力がついたと実感できる合宿でした。
−今の自分の状態
夏合宿を余裕を持ってこなせたので、良い状態だと思います。
−自身の強み
一つ挙げるとするなら、けがをせずに練習を継続できる点だと思っています。
−今のチームの雰囲気
前半シーズンは出場機会が少なく、あまり結果を出せていませんでしたが、夏合宿以降は全体的にまとまりが出てきたと感じています。特に、全員で上のチームについていこうという雰囲気も感じるので、チームとしての力も底上げできていると思います。予選会に向けて、チームが少しずつ一つになってきたかなと思います。
−予選会に向けてチームが変わった点
練習面では、誰一人離れない雰囲気がありました。全員が同じ練習をこなしているので、その点では非常に良い雰囲気で練習できているのかなと思います。
−昨年出走した予選会の感想
昨年は気温も高く、タフなコンディションでしたが、練習で積み重ねてきたことを本番で発揮できたと思います。ただ、立教の中では5番手の成績だったので、もう少し好タイムで走って主力メンバーとしっかり戦いたかったです。今年は4年生という立場でもあるので、自覚と責任を持って、一つでも前の順位でゴールしたいと思っています。
−個人で意識的に取り組んだこと
4年生として、練習できつい場面では引っ張ることを意識しました。またチーム全体や各選手の様子をしっかり見て、きつそうな選手がいたら声をかけに行ったりしました。特にどんな状態だったかなどのコミュニケーションを大切にしました。
−個人の目標
コンディションにもよりますが、条件が良ければ自己ベストを更新したいと思っています。
−チームの目標
まずは一つでも前の順位でゴールすることを意識しています。國安(営4)や馬場(コ4)が主力やエースと呼ばれている中で、その2人に任せきりにならず、自分もしっかりと良い順位でゴールしたいと思っています。
−全日本での目標
チームとしてはシード権獲得を目標にしているので、そこにしっかり貢献できるような走りをしたいです。また、自分の地元が三重県なので、地元の方々に活躍を見てもらい、恩返しできる走りをしたいと思っています。
−予選会と全日本大学駅伝についての意気込み
まず予選会では、通過することが第一優先だと思っています。昨年の箱根駅伝では悔しい思いをしたので、その分もしっかりチームに貢献するという意識を持って、一つでも良い順位でゴールできるようにしたいです。全日本大学駅伝ではシード権獲得に貢献できるよう、どの区間を任されても、区間上位で走れるように頑張っていきたいと思います。

ガッツポーズをする田丸(ス2)
田丸颯馬(八千代松陰・千葉)
◆自己ベスト◆
5000m:14’22″49
10000m:29’51″60
ハーフマラソン:68’15″
◆インタビュー抜粋◆
-夏合宿の感想
夏合宿前まではあまり状態が良くなかったのですが、2次合宿あたりからはよく走れるようになり選抜合宿では100%でこなせたので、良い形で終えられたと思います。
-夏合宿ではどんな練習をしたか
メインは30㌔走などの距離走でしたが、その合間にトラックを使って300㍍のスピード練習や、1000㍍のインターバルを1日に交互に行う形で取り組みました。
-この夏合宿で1日何㌔を目安に走ってきたか
平均すると40㌔くらいです。
-今の自分の状態
合宿の疲労もかなり取れて、良い状態で走れています。
-自分の走りの強み
単独でも集団でも、ペースを崩さずに走れるところだと思います。
-普段どのようなことを意識して走っているか
ジョグの時はリラックスしながら、同級生や先輩と一緒に走ることが多いです。ポイント練習やレース中は、自分にどれくらい余力があるか、どこで仕掛けるかを考えながら走るようにしています。
-チームの雰囲気
上下関係が厳しすぎず、みんな仲が良いです。ただ、ポイント練習の時はしっかり張り詰めた空気があって、良い雰囲気で練習もできていると思います。
-個人で1年間取り組んだこと
昨年は1年生ということもあり、メンバー争いにあまり絡めなかったので、今年はジョグの距離を少し伸ばしたり、ポイント練習では上のチームで取り組むようにして、メンバー争いに加われるようにしてきました。
-予選会での目標
チーム内では8番以内、全体では100位以内を目標に頑張りたいと思います。
-レースプラン
僕は稼ぐ側というより耐える側だと思うので、他の立教の選手たちと同じタイムで刻みながら、8番目・9番目・10番目あたりでしっかり走りたいと思います。
-公式戦では初めてのハーフになると思うが、挑戦するうえでどんな気持ちか
初めてなので少し怖い部分もありますが、練習は積めているので自信を持って積極的に走っていきたいです。
-昨年は同学年から鈴木選手(営2)・山下選手(観2)が出走していたが、2人から刺激は受けたか
自分たちの学年ではその2人が中心となってレースに出ることが多く、昨年は見ているだけでした。昨年度、チームが予選会を1位で通過したのは嬉しかったですが、個人的には見ていることしかできなかったので、2人の走りを見て、自分もチームに貢献しようと思うことができました。
-今回が初めてのメンバー登録だが、どう感じているか
まずメンバーに入れたことは嬉しいです。ただ、入っただけでは昨年と変わらないので、走りでしっかりチームに貢献したいと思います。
-もし出走する場合、全日本駅伝での目標
チームとしてはシード権獲得が目標なので、自分はそこにつながるような走りをしたいです。
-負けたくない選手、意識している選手
同級生の本宮(営2)には負けたくないと思っています。
-意気込みを一言
昨年は予選会1位通過ということで、他大学やメディアからも注目されると思いますが、そこにおごらず、まだ箱根本選でシードを獲得していない挑戦者ということを忘れずに、箱根本選につながるような走りをしたいです。
(10月8日 取材・編集/佐々木海緒、前澤佑実、中東祐輔)