【野球部】圧巻の投手リレー!王者・早大打線を完封に抑える <秋季リーグ戦早大1回戦>

◆2025年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

9月27日 対早大 明治神宮野球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[7] 山形(コ4=興南)
河野(コ2=広島新庄)
[6] 小林隼(コ2=広陵)
[8]9 鈴木唯(コ4=東邦)
[5] 丸山(コ3=大阪桐蔭)
青峰(ス3=高松)
[4] 村本(文2=大阪桐蔭)
[3] 西川(社4=神戸国際大附)
竹中(コ4=大阪桐蔭)
吉野(コ4=仙台育英)
[9] 木津(現2=國學院久我山)
北田峻(コ4=報徳学園)
[2] 落合(ス3=東邦)
[1] 小畠(営4=智辯学園)
桑垣(コ4=中京大中京)

投手成績

 

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
小畠(営4=智辯学園) 108 6 3 3 0
竹中(コ4=大阪桐蔭) 1 22 1 0 2
吉野(コ4=仙台育英) 1 16 1 0 1

 

先週、法大相手に勝ち星を挙げた立大ナイン。強い日差しが照り付ける中8年ぶりとなる優勝に向け、王者・早大との一戦に挑んだ。

試合は両軍のエース、小畠(営4=智辯学園)と伊藤樹(4年=仙台育英)の投げ合いで幕を開ける。5回、村本(文2=大阪桐蔭)が左前打を放つと、木津(現2=国学院久我山)が適時打を放ち1点を追加。そのまま投手陣が無失点で早大打線を抑え、勝利を収めた。

ガッツポーズをする村本

早大の先発は不動のエース・伊藤。昨季にはノーヒットノーランも達成した、六大学を代表する投手である。最強右腕の前に先制点を奪いたい立大であったが、2回までに5つの三振を喫するなどなかなか打ち崩せない。4回にはこの試合初めて先頭打者が出塁を見せるも、続く鈴木唯(コ4=東邦)が併殺打に倒れ、点数に結びつけることができない。

1死満塁の大ピンチを脱して迎えた直後の5回裏、流れを引き寄せたのは村本の左前打。悪送球の間に三塁まで進むと、木津が内野安打を放ち、ついに均衡を破った。1点リードのまま迎えた7回、村本が今日2本目となる安打を放つ。好投を見せる小畠に更なる援護点をもたらしたいところだが、その後が続かず無得点に終わる。8回にも得点圏にランナーを進めるもの後続が続かず無得点に終わった。

適時打を放つ木津

神宮の先発マウンドにこの男が戻ってきた。立大不動のエース・小畠。先週の法大戦ではコンディション不良で登板を回避していたが、この日はノビのある直球を武器に、堂々と早大打線に立ち向かった。初回から3回までは危なげない投球を披露。4回、初めて得点圏に走者を背負うも5番・前田(4年=大阪桐蔭)を併殺打に打ち取り、ピンチを脱する。続く5回には2本の安打と死球で1死満塁のピンチを迎えたが、尾瀬(4年=帝京)、渋谷(4年=静岡)を連続で三ゴロに打ち取り、先制点は許さない。

打線に援護を受けた直後の6回表、再び1死満塁の窮地を迎える。しかし、エースは動じない。直球で押し切り、中飛と三ゴロで無失点に抑える。7回も三者凡退に抑え、堂々と先発の役割を果たした。

8回からは竹中(コ4=大阪桐蔭)が登板。クリーンナップを簡単に打ち取るも、四球と内野安打で2死一二塁の危機を招く。続く石郷岡(4年=早稲田実業)にも内野安打を打たれるが、一塁走者・田村の走塁死を誘い、見事ピンチを切り抜けた。

そして9回、試合の行方は守護神・吉野(コ4=仙台育英)に託される。吉田(4年=浦和学院)の左前打などで一死二塁とされたが、最後は渋谷を併殺打に抑え試合終了。見事貴重な1点を守り切った。

力投を見せた小畠

エース復帰戦を勝利で飾った立大ナイン。王者・早大のエース伊藤を攻略したこの勝利を弾みに、連勝でカードを制したい。

(9月27日・東直虎、布山愛)

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