【バスケットボール部】 リーグ初戦、勝ち星をあげることはかなわなかったが、全学年のプレイヤーが奮起した

◆第101回関東大学バスケットボールリーグ戦2部◆

8月27日 対山梨学大 駒沢オリンピック公園室内競技場

2部リーグ開幕、昨季1部リーグであった山梨学大との一戦。前半、格上相手に堅守を発揮するも、後半は相手の豊富な攻め手に対応しきれず、点差が広がった。オフェンス面では留学生にインサイドで苦しめられる。3Pも多く試投したが、リングに嫌われた。

試合開始後、山梨学大に連続得点を奪われるも、主将である神川(済4)が3Pを決め、流れを止める。しかし立大が流れを持っていくことができず、徐々に点差が広がっていく。特に、浅い角度からの3Pを多く沈められた。中盤、1年生ながらスタメン入りしている豊田(営1)がゴール下で魅せた。相手の留学生をかいくぐり、ゴール下、レイアップを沈める。さらにファウルをもらい、フリースローを一本決めた。村越(社2)の3Pなどもあったものの、点差を縮められないまま12-23で1Qを終える。

留学生を相手に果敢に挑む豊田

続く2Qでは、オフェンスリバウンドが増え、攻めの時間が増えた。今日が公式での復帰戦となる西村(法3)が奮起し、オフェンス、ディフェンスともに躍動。またディフェンスでは豊田も躍動し、留学生からゴール下を守った。個人、チーム全体としてもトランジションの意識が強く、このQは山梨学大の猛攻を凌ぎ切り、21-32。点差は縮まらないものの、良い形のまま3Qを迎える。

3Pを打つ西村

3Q、山梨学大に4回連続得点を許し、たまらずタイムアウトを取る。21-42、途端に点差が開いた。なんとか点差を縮めようと3Pを試投するものの、ネットを揺らしたのは1回。山梨学大に立て続けに3Pを沈められ、このQを7-27で終えた。

相手を抜き去る神川

最終Q、点差を縮めたい立大はドライブからのシュートを狙う。山梨学大の激しいディフェンスのプレッシャーからか、シュートを決めきれない場面が目立った。またターンオーバーも多く、シュートチャンスを逃す。沼倉(ス1)の3Pなどもあったが、留学生のダンクシュートを筆頭に失点が重なり、39-80で試合を終えた。

3Pの決定力。それがこの試合の結果を分けた要素だろう。次戦は順天堂大学。昨季は2部で7位のチームだ。ディフェンス能力を活かしつつ、3Pをテンポ良く沈めていき、勝ち星を獲得したい。

 (8月27日・尾原蓮)

◆コメント◆ #4神川選手

―今年のチームの特徴

いまチームとして下級生の出場が多いんですけど、チーム全体として、トランジションの速さだったり、ディフェンスの強度などを上げるようにしています。

相手よりも走り勝つというところは、日々の練習で意識していますね。

あとは身長がないので、スリーポイントを決め切りたいところがあるんですけど、なかなか決めきれてない状況も多いので、そういったところをトランジションに交えながら、スリーポイントや外角のシュートを決めていきたいようなというところを意識したチームスタイルです。

-チームの雰囲気としては

1年生から4年生まで学年の隔てがあるので、そういったところでのコミュニケーションは、去年よりミーティングを増やして話しやすいような環境づくりをしています。

風通しの良さというところは非常に意識していますね。そういったところをミーティング入れながらやってるので、コミュニケーションというところは、雰囲気として取れているのではないかなと思います。

-今年のチームの目標は

関東大学リーグ2部上位ですね。

-ちなみに去年の成績は

去年は残留できるうちの最下位でしたね。

-今日の試合を振り返って

やっぱり相手が格上のチームなので、とりあえず挑戦者として頑張ろうってところは、最初の入りから意識していました。

そういった面では気持ち的には負けていなかったと思います。それで、前半で戦えたところを3Qで、相手の戦術のすごさだったりとか、経験で負けてしまったなと思いますね。そういった押された部分をどう解消していくのか、また、引き出しのなさが顕著に出たゲームだったと思います。

―今日の試合で、良かった所は

さっき言ったように、やはり入りのところでしっかりと戦えたところはよかったなと思います。

去年ではリーグ初戦が早稲田だったんですけど、そこでは主力選手が欠けていた状態で、気持ちの部分も負けて、1試合としてあまり良い所が出なかったんですけども、そこに比べればパッションと引き出しの方のところだけだったので。そういった部分の心技体のシーンは勝てたかなと思います。

―前半、特に豊田選手のインサイドの守備が光っていたが、チームで対策をしたのか

そうですね、フルフロントといって、前に回ってディフェンスをする練習をしていました。また、3線の寄りっていうところはチームとして、非常に昨日から1週間として意識していくと決めたことだったので、それが発揮できたかなと。

―次戦は順天堂大学ですが、そこに向けて何か対策などは

どのチームに対しての対策も大事ではあります。でもやっぱり自分たちのこと、やるべきことっていうところが、まだ明確になってないので、そこをあと2日練習して、挑むっていうところですね。

毎年やってるようなチームなので、そういったチームに対してもしっかりとあの挑戦者っていう気持ちを持っていくというところは、意識しています。

―最後に、今日の課題点

やはり3Qの出だしのところは、自分たちのバスケットボールを1試合としてやり続けるという決め事が欠けていたところが課題なのかなと思います。やっぱり気持ちだけで切り替えるところはできないので、そういったところを戦術などで、試合中でもメリハリをつけなければいけない、というところは課題に残ったと思います。

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