【バレーボール部】意地でつかんだフルセット勝利

♦2025年度春季関東大学バレーボールリーグ戦♦

5月10日 対山梨大 大東文化大学東松山キャンパス

通いなれた大東文化大学・東松山キャンパスに強い日差しが照り付ける中、立大戦士たちは春季リーグ第7戦目に挑む。相手は今季より2部リーグに参入した山梨大。立大が前試合で敗れた大東大相手に勝ち点を挙げていたこともあり、緊張の一戦となる。出だしから好調の立大は、一時は相手に流れを奪われるもこの試合を取り切った。

スパイクを打つ齋藤(ス3)

相手の強烈なサーブから始まった第1セット。齋藤(ス3)が真ん中から勢いのあるスパイクを放ち、先制点を上げた。その後もスパイカー陣が奮闘し、順調な滑り出しをみせる。しかし、15点目以降でミスが続き、遂に20点目で同点に追いつかれてしまった。一進一退の攻防が続くも、選手一人一人が粘りのプレーをみせる。角田(ス3)が冷静なプレーで相手のミスを誘い、マッチポイントを獲得。最後は再び齋藤が意地の強打を決め、安定感のあるままセットを取り切った。

スパイクを打つ坂田(済2)

続く第2セットも三方向から繰り出す多彩な攻撃で、相手に流れを渡さない。今メンバー唯一の4年生である寺内が先制点を決める。序盤は拮抗した試合が続いたものの、リベロを務める大津(済3)の好プレーもあり主導権を握ることに成功。中盤には坂田(済2)のサービスエースなども決まり、さらに勢いに乗る立大。その後もスパイクとフェイントを織り交ぜた巧みな攻撃を繰り広げ、23ー13で第2セットも連取した。

トスを上げる出納(ス1)

この流れに乗り、取り切りたい第3セット。コート上にはセッター・出納(ス1)、センター・楠本(済1)など1年生を中心とするフレッシュなメンバーが顔を連ねる。坂田を筆頭に点を重ねるが、相手の猛攻を防げず。最後まで下級生を中心に戦い抜いたが、セットを取り切ることは出来なかった。

スパイクを打つ岡田(済3)

流れを取り戻したい第4セット。角田や岡田(済3)のスパイクで勢いをつけたい立大であったが、一進一退の攻防が続く。中盤、相手のサービスエースなどで主導権を奪われる、苦しい展開が続く。タイムアウトをとり、立て直しを図るもなかなかリズムに乗れず得点を決めることができない。斎藤のスパイクで反撃するも点差を縮めることができず、10点差を付けられセットを終えた。

得点後、喜ぶ選手たち

運命のファイナルセットが幕を開けた。2セットを落とし、もう後がない立大。試合が拮抗するも、坂田のスパイクで先制する。セッター・寺内が意地のサービスエースを決め、流れを掴んだ立大は15点目を獲得。苦しみながらも最後まで攻めの姿勢を貫いた立大バレー部が、激闘のフルセットを制し、勝利をつかみ取った。

最後まで粘り強く戦い、チーム一丸で勝利を掴んだ。明日はライバルとして意識する明治学院大学との一戦。新たな戦力も加わりつつある今、立大バレー部のさらなる活躍に目が離せない。

(5月10日・中村祈珠、布山愛)

♦コメント♦多くの得点に絡んだ角田選手

―今日の試合の感想

山梨大学は結構勢いがあるチームで、最近大東文化大学に勝って勢いに乗っているので、格下だけど結構頑張んないと勝てない相手だったので気合を入れて頑張りました

 

―今日の試合の良かった点と悪かった点

良かった点はいつも自分たち最初の1、2セット目は結構出し悪くて取られちゃうこと多いですけど、今回は1、2セット目は結構リードできてそれはよかったと思うんですけど、その後の中盤の3セットからだんだんこう落ちていったのが課題かなと思いました。

 

―第1セット、第2セット、順調にとったときの感想

なんかほっとした感じで、安心した感じでした。

 

―第3セット、1年生が多く出場する中で上級生としてプレーした感想

今までずっと上級生がいた環境でやっていたので、初めて自分たちが上級生になった時に自分たちで引っ張らなきゃいけないなとか、プレーで見せなきゃいけないなっていう、ちょっと緊張感がありました。

 

―第5セットはどんな気持ちで挑んだか

絶対勝たなきゃいけないセットなので、全力を出していこうという感じでやりました。

 

―試合の満足度と理由

70点ぐらい。理由は、スパイクは決まってたいたのですが、レシーブだったりサーブだったりのミスが目立ってしまって、チームに貢献できてなかったなと思ったためです。

 

―明日の明治学院戦への意気込み

明治学院はちょっと結構ライバル的な関係でやっていて、自分たちも1番気合が入っている試合なので、思いっきり楽しく楽しんでやりたいと思います。

 

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