【野球部】迎えた開幕戦!延長までもつれ込む大熱戦の行方は…〈秋季リーグ戦 慶大1回戦〉

◆2024年度東京六大学野球秋期リーグ戦◆

9月14日 対慶大 明治神宮球場


打者成績

位置選手名・学年・出身校打数安打打点四死球本塁打
[9]菅谷(コ4=市立船橋)
[5]鬼頭(文4=横浜)
54齋藤大(コ4=東北)
[8]鈴木唯(コ3=東邦)
竹中(コ3=大阪桐蔭)
落合(ス2=東邦)
[7]西川(社3=神戸国際大附)
[3]丸山(コ2=大阪桐蔭)
吉野(コ3=仙台育英)
北田峻(コ3=報徳学園)
[6]柴田(コ4=東明館)
[2]戸丸(コ4=健大高崎)
[4]田中祥(コ4=仙台育英)
H6小林隼(コ1=広陵)
[1]小畠(営3=智辯学園)
黄(営4=興南)
小林誠(ス2=日大二)
平野(コ4=春日)

投手成績

選手名・学年・出身校投球回球数被安打奪三振与四死球自責点
小畠(営3=智辯学園)82
小林誠(ス2=日大二)13
吉野(コ3=仙台育英)29
竹中(コ3=大阪桐蔭)26

待ちにまった秋季リーグ開幕戦。気温が30 度を超える中、陸の王者・ 慶大との一戦に臨む。今春はあと一歩のところまで追いつめるも、勝ち点を取ることが出来なかった難敵。逆襲に燃える立教ナインの「結束」を見せ、初戦を白星で飾りたい。

先制を許した直後の3回裏。丸山(コ2=大阪桐蔭)、柴田(コ4=東明館)の連続適時打で逆転する。その後互いに点数を取り合い、4対4の同点で延長戦に突入。両校譲らずに迎えた11回裏、二死一、二塁のチャンスを作り、代打落合(ス2=東邦)がサヨナラ打を放ち、劇的な勝利を収めた。

力投する小畠

大事な初戦のマウンドには、立大のエース 小畠(営3=智弁学園)が上がった。初回、2回とパーフェクトに抑え、エースの投球を披露する。しかし3回に初安打を許し、失策絡みで先制点を献上。その後5、6回にも適時打を放たれ、6回4失点で降板となった。小畠の後をうけた小林誠(コ2=日大二)は1イニングを三者凡退に抑え、相手に主導権を握らせない。8、9回は3番手の吉野(コ3=仙台育英)が走者を背負ったものの、粘り強い投球で無失点に抑える。延長からマウンドに上がった竹中(コ3=大阪桐蔭)はテンポよく投げ込み、相手打線の中軸を抑え込む。11回には3者連続三振を奪い、チームに流れを引き寄せた。

適時打を放った丸山

打線は1点ビハインドの3回に、一番菅谷(コ4=市立船橋)の四球、鈴木唯(コ3=東邦)の中前安打などで一死一、三塁のチャンスを作る。四番の西川(社3=神戸国際大付)が倒れたものの、五番の丸山が左前適時打を放ち同点に追いつく。さらに柴田も中前適時打で続き、一気に逆転した。同点で迎えた5回には一死二、三塁の好機にまたもや丸山が適時打を放ち、2点を勝ち越す。その後の柴田の二塁打で、相手エースの外丸(3年=前橋育英)をノックアウト。なおも一死二、三塁のチャンスが続いたが、代わった木暮(3年=小山台)の前に連続三振で追加点は奪えず。さらに7回以降は3番手の渡辺和(2年=高松商)に完璧に抑え込まれ、試合は延長戦に突入する。不穏な空気が漂う中迎えた11回裏、先頭の小林隼(コ1=広陵)が右前安打で出塁。その後二死を奪われるも、二塁まで走者を進めサヨナラの絶好機を作る。斎藤(コ4=東北)が申告故意四球で歩かされ、二死一、二塁となり打席に立つのは代打の落合。3球目を打ち上げ、万事休すかと思われたが相手捕手と投手がお見合いし、判定はファール。その後フルカウントからの8球目を捉え、打球はセンター前へ。二塁走者の菅谷(コ4=市立船橋)が一気にホームインし、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

サヨナラ勝ちを収め喜ぶ選手たち

大事な初戦を白星で飾った立大ナイン。勢いそのままに明日も勝利し、慶大相手に8年ぶりの勝ち点を奪いたい。固い「結束」を見せるタテジマ軍団の活躍に目が離せない。

(9月14 日 尾暮克心)

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