【準硬式野球部】春季リーグ最終戦!昨季王者・早大が立ちはだかる
◆2024年度東京準硬式野球六大学春季リーグ戦◆
5月19日 対早大 早大東伏見グラウンド
5月19日、春季リーグ対早大2戦目が早大・東伏見グラウンドで開催された。ここまでで4カードを終えた立大の順位は2位。春季リーグ2位以内となると、全国大会への出場権を獲得するため、早大戦での勝ち点が出場への絶対条件だった。前日の対早大1戦目では、先発の伊東(社3)が10回までの熱投をするも、惜しくも本塁打を浴び1点差の惜敗。2戦目は何としても勝ち星をつかむため、選手らは熱い闘志を燃やしていた。
先発は望月響。周囲からの厚い信頼を背負って、大一番のマウンドを託された。1回表から三者凡退に抑え、快調な立ち上がりを見せる。
1回裏、先に試合を動かしたのは立大だ。今季からスタメン入りを果たした期待の遊撃手・白橋(ス2)が初球をセンター前に弾き出塁すると、続く4番・森川(営4)が四球を選び二死一、二塁に。そして横張(コ4)が低めの球を捉えて左前適時打を放つ。強豪・早大相手に貴重な先制点をあげた。
望月響は8回まで早大に1点も許さない好投を見せ、試合は1点リードで9回へ。ここで立大の投手は三浦(ス2)へ交代する。三浦は先頭打者に安打を許し、そのまま後続打者に痛恨の2点本塁打を浴びた。試合は1-2と追う展開となる。そして9回裏、先頭の森川が鋭い選球眼で四球を選ぶと、横張の犠打で一死三塁に。ここで代打・白髭(済3)が初球を力強くバットを振り抜き右適時二塁打を放った。値千金の同点適時打で立大ベンチは熱狂の渦に包まれた。土壇場で追いつき、試合は同点で延長線へともつれ込む。
10回表、マウンドに上がったのは新保。先頭打者を打ち取るも、後続に安打と四球を許して一死一、二塁のピンチに陥る。そして迎えた相手打者は、9回に三浦から本塁打を放った選手。なんとしても抑えたいところだったが、またも本塁打を浴び5-2と突き放された。10回裏の攻撃はあえなく三者凡退となりゲームセット。強豪・早大の攻略はかなわなかった。
「打者にあと一本が出ず悔しい」。リーグ戦を終え、主将・塩野(観4)は悔しげに言葉を振り絞った。今季は慶大から白星をあげ、明大との激戦を制すなど、投打で活躍を見せた立大ナインだったが、強敵・早大の壁はやはり厚かった。来シーズンへ向け、課題が見つかった春季リーグ戦となった。
(5月19日・平岡薫奈)
◆コメント◆塩野主将
-今日の試合を振り返って
負けてはだめな試合で負けてしまいました。試合内容だけでいうとピッチャーが頑張ってくれたのですが、打者にあと一本が出ないのは、このリーグを通じてずっとだったので、それがまた出てしまったかなと思います。
-昨日の試合から修正したこと
正直投手戦になるのはわかっていたので、いかにピンチを守ってチャンスで一本を打つかというところで。昨日の1戦目は早大の大澤(投手)からはポップフライが多かったと思うので、そこは修正できていたとは思いますが、ランナーがあと一本ないと野球は始まらないですね笑
-春季リーグ戦を振り返って
リーグ戦がはじまった頃はキャプテンとして勝てるかは不安だったのですが、下の代の助けもありながらここまで来られたので自分なりに成長はしたかなと思います。
-キャプテンとしては
正直、今日の試合が負けたのも最後はキャプテンの差だと思っています。秋はその差がなくなるように自分を見つめ直していきたいと思います。
-今シーズン出た課題
チームでは打力の部分で、ランナー二塁でピッチャーのギアが上がったところで一本が出ないというところです。守備は当たりたくないところでのホームランがあったなと思います。
-秋シーズンへの意気込み
秋は最後なので、このリーグは下の代に助けられたリーグ戦だったので、最後は4年生が引っ張って優勝したいなと思います。