【テニス部女子】リーグ第4戦目の相手は専大!悔しさ糧に、最終戦での勝利を誓う

◆2023年関東学生テニスリーグ戦◆

9月5日 対専大  専大生田キャンパス西グランドテニスコート

今季初勝利を挙げた前節・日大戦。リーグ戦も残るはあと2試合となった。「前回の良い流れのまま絶対に勝ちたい」と主将・木村(文4)は強く意気込みコートに足を踏み入れた。しかし本試合は初めてのアウェイ会場ということもあり、序盤から慣れないコートに苦戦し、相手の勢いに押されてしまう。ダブルスの木村・宗和(社4)ペア、シングルスの宮本(社2)を筆頭に、粘り強く戦い続けるも力及ばず惜しくも黒星を喫した。

「たとえ負けていたとしても追い上げられる、最後は勝てる自信がある」と木村は宗和とのペアについて語る。木村の強みは、体力とメンタルの強さ。どんなに長くて苦しい試合であっても、今は勝ちきれる自信をもっている。今試合ダブルス・シングルスともに出場した木村はどちらも白星を挙げ、主将としての意地を見せた。

力強いフォアハンドを放つ木村

一方で宗和の強さは強烈なフォアハンドと、最後まで声を出して戦い抜けるところだ。2人が口をそろえて言うペアの強みは、信頼関係。同学年だからこそ築ける関係は、今試合でも最大の武器となった。

ボールを打ち返す宗和

第1セット、先制点を相手に許してしまうもすぐにポイントを奪い返す。木村の力強いフォアハンドで相手のバランスを崩し、宗和がボレーで得点。序盤は相手のペースにのまれてしまう時間帯が続いたが、後半にかけて着実に調子を上げていった。相手のドロップショットにもコミュニケーションを取ることで上手く対応し、自分たちのポイントへと繋ぐ。2人の抜群のチームワークが発揮された。第2セットは完全に立大ペース。ネット際のショットに宗和が対応し、前に出てきた木村がスマッシュを放つ。2人の信頼関係がつくりだす、見事な連携プレーを見せた。その後も勢い止まることなく、勝利を挙げる。

シングルスでは、前節に続き安定したプレーで宮本(社2)が白星を得る。また単複ともに出場した木村は3セット目までもつれ込む接線を制すなどの活躍を見せるも、わずかに力及ばず敗戦を喫した。リーグ戦ラストの相手は法大。「最終戦が引退試合になる可能性もあるので、最後まで全力で後悔なくやりきりたい」と木村は語った。専大戦の悔しさを糧に次戦の勝利をつかみにいく。

笑顔を見せる木村(写真右)・宗和ペア

テニス部女子が掲げる今年度のスローガンは「虹」。個性の強いメンバーがそろっている中で、一つの目標にむかって頑張るという意味が込められている。笑顔の絶えない女子テニス部がつくり出す良い雰囲気が、強さの秘訣であろう。

                         (9月6日・鈴木麻里奈)

◆コメント◆ 主将・木村選手

―今日の試合を振り返って

全体としては、初めてのアウェイで慣れていない場所で試合をしたという点で自分のペースに持ってていくことや自分のテニスに持っていくのが全体的に遅かったかなという印象です。

―良かった点

アウェイだったのですが、相手の雰囲気に呑まれずに応援やそれぞれがやるべきことを発揮できたところは良かったと思います。

―反省点

アウェイでファーストセットとか差を離されて取られてしまうセットがいくつかあったので、もう少し食らいついていけたら良かったのかなと思います。

―チームの雰囲気がとても良い秘訣

私たちの代自体がそんなにきっちりしているというよりかは、やるときはやってそれ以外は楽しくという感じなので部活の中では締めるときは締めて、試合は楽しくやろうということは伝えています。

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