
【バスケットボール部】 リーグ戦1巡目ラストの試合。最後の1秒までリングを狙い続けた
◆第101回関東大学バスケットボールリーグ戦2部◆
9月28日 対東洋大 東洋大学総合スポーツセンター
とにかく1勝目を上げたい立大。リーグ戦1巡目ラストのこの試合、リーグ内得点2位の#17佐藤晴を擁する東洋大に挑んだ。チームは序盤から相手の攻勢に押され、大きくリードを許す。#4神川(済4)や#11村越(社2)が粘りを見せるも、追い上げ切れず。終盤には#10山下(ス2)が3Pを決め存在感を示したが、最後まで流れを奪えず黒星を喫した。
試合は#37西村(法3)のシュートブロックで幕を開け、好スタートを予感させた。しかし、その直後の攻撃でパスカットから速攻を許すと、相手#25ヌンビにシュートを決められる。さらにファウルも重なってフリースローを与え、立ち上がりから3点を奪われる展開となった。続く攻撃では#21田中(法3)がシュートを決め追い上げたものの、相手に3Pを沈められ再び突き放される形に。立大としては何としてでも追いつきたい場面だが、オフェンスが噛み合わず攻撃のリズムがつかめない。続けざまに得点を許し、2―10となった。序盤から一方的な展開を強いられ、早くもタイムアウトを余儀なくされた立大。タイムアウト後も流れは変わらず、ターンオーバーやスティールから失点を重ね2―16とリードを大きく広げられる。しかし、ディフェンスを得意とする主将・神川がスティールから速攻を決め、チームを鼓舞。続けて村越が3Pを沈め勝負強さを見せるも、点差は縮まらず1Qを9―22で終えた。

シュートを放つ田中
2Qは立大が粘りを見せた。序盤、神川がファウルを誘いフリースローを沈め、流れを引き寄せる。田中の鋭いミドルや村越のブロックも飛び出し、点差を一気に縮めた。しかし中盤、痛恨のパスミスや相手の速攻で引き離され、19―32と苦しい展開に。それでもタイムアウト後はベンチの声援を背に立て直し、#39豊田(営1)がゴール下で奮闘。続く石渡がリバウンドからバスケットカウントを奪うと、応援席も大きく沸いた。さらに山下がトップから放った3Pがリングを射抜き、一時は5点差を迫る展開に。盛り上がりを見せた2Qを29―36で終え、前半を折り返した。

ゴール下で奮闘する豊田
3Q開始直後、佐藤晴に得点を許すも、すかさず田中が3Pを決めて反撃。しかし相手の加点は止まらず、苦しい時間帯が続いた。西村のドライブから得点を狙い食らいつくものの、フリースローを連続で沈められ再び点差を広げられる。#6和太(コ3)もゴール下で奮闘し得点を重ねたが、相手に3Pやフリースローで加点され主導権を握られる展開になった。途中、流れを呼び込もうとムードメーカーの#3清川(営3)が投入され、大きく沸いた立大応援席。対する東洋大はハーフコートからゾーンディフェンスを敷いて応戦する。立大は果敢に挑むも相手の猛攻を止めきれず、スコアは41-56と依然としてビハインドを背負う形で最終Qへ突入した。

果敢にドライブする西村
最終Q、立大は田中のレイアップから入るも決めきれず、逆に相手選手にフリースローを沈められ点差を広げられる。さらにレイアップで得点を許し、41-60と苦しい立ち上がり。ここでタイムアウトを取った明けに和太や山下が得点を重ねて意地を見せる。しかし、ターンオーバーやシュートミスが続き、佐藤晴などに3Pを許して45-65と再び突き放される。終盤には山下がドライブや3Pで立て続けに得点を奪い、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった。しかし、相手の得点を食い止めることはできず、58-80で試合終了となった。

3Pを決める山下
リーグ2巡目の幕開けは、リーグ屈指の強豪・山梨学大との一戦。連敗を止めたい立大はここまでの悔しさを力に変えて勝ち星を掴むことができるのか、期待がかかる。
【10月1日・川﨑亜湖】
◆コメント◆ #10山下選手
―今日の試合を振り返って
毎回の課題である入りが今回も悪く、点差をつけられてしまいました。後半もその点差に苦しむ展開だったと思います。
―東洋大へのイメージ
体格が良く、身体能力も高いので、とても強いチームだという印象を持っています。
―前戦の上武大ではシュートが決めきれない場面が目立ったが、今回はどのように意識したか
前戦は主導権を握ることができなかったので、自分のタイミングで攻撃を組み立てることを心掛けました。
―スクリーンが多い中で、どういった対策をしたのか
スイッチをしてミスマッチを避けるよう対策しました。そのためのコミュニケーションは
特に大切にしています。
―良かったところ
ディフェンスから速攻を仕掛けたところや、守備の強度を高くできたところが良かったと思います。
―自分のプレーを十点満点で点数をつけると
結構得点することができたので、七点くらいです。
―次戦の山梨学大で意識していきたいところ
一部から来たチームなので、個ではなくチームとして勝てるように頑張りたいです。
―一巡目が終了したが、二巡目の意気込みは
今のところ勝利はないですが、いい意味で吹っ切ってプレーしていきたいです。