
【バスケットボール部】残り一枠の全国への切符をかけて挑んだ順位決定戦。留学生相手に奮闘するも、惜敗した
◆第65回関東学生バスケットボール新人戦◆
6月6日 対日体大 杏林大学八王子キャンパス
筑波大に敗れたことにより、順位決定戦に回った立大。留学生を擁する日体大と対戦した。序盤は高さに苦しめられ、点差を離された。それでも村越(社2)や山下(ス2)が連続で3Pを沈め、一時は6点差まで追い上げを見せる。一歩及ばず敗戦となったが、1部所属の日体大に対して善戦を見せた。
試合開始直後、日体大の留学生に先制される。豊田(営1)が体格を生かしてシュートを決め返すが、相手の勢いは止まらない。ディフェンスの間合いを詰めて留学生へのパスを阻止しようとするが隙を突かれてパスが通り、留学生に8得点を奪われる苦しい展開となる。立大は親見(ス2)のジャンプシュートなどで奮闘するが、14-22と8点ビハインドで1Qを終えた。

ジャンプシュートを放つ豊田
続く2Qでは、#47神山(ス1)がシュートを沈めると、続けて村越が3Pを沈める。さらに#47神山がミドルシュートを成功させ、開始1分で7得点を奪い波に乗る立大。しかし、相手の高精度なシュートにより、点差をじわじわと離される。留学生からも点を取られ、34ー51で前半を折り返した。

速攻を仕掛ける沼倉(ス1)
3Q、立教のミスを拾われ相手の速攻を食らう。8得点を連続で決められ、たまらずタイムアウトを要求した。その後は豊田のジャンプシュートを皮切りに立大が連続得点を奪い、立て直しに成功。#11村越の連続3Pも決まり、このQを20ー15で終え点差を縮めた。

ドライブを仕掛ける村越
最終Qを54ー66と相手リードで迎える。#39豊田がゴール下で奮闘し、6得点連続でシュートを沈めた。さらに残り4分となったところで山下(ス2)が2連続で3Pを沈めるビックプレーを見せ、会場が湧く。6点差まで追い詰めると、日体大はタイムアウトを要求。試合再開後は日体大がセットプレーを成功させ、立大の猛追をかわす。残り1分で#18親見、#11山下が意地を見せ3Pを成功させるが、一歩及ばず74ー85で敗戦を喫した。
留学生を擁する1部相手に、一時は6点差まで追い詰めた立大。全国大会への切符は逃したが、確かな手ごたえをつかんだ。残り2戦、課題を修正し勝利をあげる姿に期待したい。
(6月10日・佐々木海緒)
♢コメント♢ #11 新人戦主将・村越選手
ー今日の試合の感想
今日は第3Qまでは10点差のゲームだったが、前半時点でフリースローを10本落としてしまい、決めきれていれば逆転もできていたかもしれないし、流れが変わっていたかもしれない。そういうちょっとしたフリースローやリバウンドで差が開いてしまったように感じます。
ー相手(日本体育大学)の特徴は?
11番のハンドラーがピックアンドロールを使いつつ、パスで回してシューター陣に打たせるという戦い方をするチームです。
ーそれに対しての対策は
相手の留学生のところを立教のセンターが守りきれる判断にして、寄りきらないことで対応したのですが、ちょっとしたズレで打たれたタフショットを決められてしまい、コンテスト(シュートチェック)の甘さが出てしまったと思います。
ーリバウンドやフリースローの今後の改善点は
フリースローは練習試合から課題にしていたのですが、緊張のせいなのか3本打って0本という人もいました。リバウンドに関してはヒットアンドファーストで相手の選手に接触してからボールに飛び込むことを意識していますが、それでもディフェンスのローテーション後のリバウンドなどで意識の差が出てしまいました。その点が改善点だと思います。
ー今大会のキャプテンとして心掛けたことは
去年は全国大会に出ていて、2年連続で出場を目指していたのですが、昨日惜しくも筑波に勝てず、今日も負けてしまい夢は叶いませんでした。残り2試合、1部リーグのチームと試合できる機会は少ないので、この経験を無駄にせず少しでも相手から吸収して、成長できるようにしたいです。
ー明日の意気込みは
立教はローテーションの人数が多くないのですが、青学大も6、7人なのでお互い疲れている状況です。走った方が勝つし、気合いが入っている方が勝つと思うので、今日負けてしまったけれど、また明日切り替えて頑張りたいと思います。青学大は1部所属なので自分たちが挑戦者であるということを再確認してから臨みたいと思います。