【ホッケー部男子】新体制としての初勝利を掴み取る!

♦2025年関東学生ホッケー春季リーグ♦

5月3日 対東大 駿河台大学ホッケー場

昨晩の激しい雨が嘘のように強い日差しが照り付ける駿河台大学ホッケー場。今季初勝利を目指し、フィールドの戦士たちは第2戦目に挑んだ。相手は春季リーグここまで負けなしの東大。冷静にフィールドを制した立大は、白星を獲得した。

相手の動きを封じる三輪(済1)

第1Q開始4分、山田(済3)が放ったパスが遠藤(済4)に通る。サークルライン付近からゴール前へ一撃が放たれたが、相手のブロックに阻まれた。8分に相手のロングパスが立大ゴール前に通り、緊張が走る。須崎(社4)と三輪(済1)が相手との間を詰め、ミスを誘い危機を脱した。両者一歩も引かず、第1Qを終えた。

新体制として初得点を決め、喜ぶ選手たち

続く第2Q。攻めの姿勢をみせる立大は、序盤からサークルへの侵入を繰り返す。開始2分、左サイド中盤でボールを持った藤波(社4)が中央に向け、鋭いパスを繰り出した。飛び出した渡邊(ス2)が受け取ったボールをサークル中央に繋ぐ。ゴール前2対1の場面でボールを持った本間(済4)。狙いを澄ました一打がゴールネットを揺らし、本リーグ初得点を獲得した。

相手ディフェンスに臆することなく攻める粟国輝(営4)

続く9分、中盤でボールを持った粟国輝(営4)がそのまま一気に前線へ。4人のディフェンスをかわし、ゴールキーパーと対峙。主将としての意地がこもった一撃がキーパーの手をすり抜け、2得点目を飾る。応援席から歓声が沸く中、試合を折り返した。

PCを守り切った立大ディフェンス陣

勢いを保持したい第3Q。前半のリードに慢心せず、落ち着いてプレーを展開する。しかし守備の穴を突かれ、開始8分にPCを獲得されてしまう。勢いよく飛び出した相手が強烈な一打を放ったが、宮脇(文3)の右手がボールを弾く。まさに「新・守護神」を体現するプレーとなった。その後もスピードプレーを武器に、サークル内に襲い掛かる東大。強固な立大ディフェンス陣は一歩も引かず、体を張った粘りの守備で自陣を守り切り、第3Qを乗り切った。

ボールを打ち込む荒川(社3)

2点リードで迎えた第4Q。開始4分、中盤でパスを受け取った荒川(社3)がピッチを切り裂き前線へ進出。3人のディフェンスに詰められながらも、サークル内に侵入しPCを獲得した。藤波がボールを出し、長井(済4)が止める。4年生から紡がれたボールを副将・荒川が打ち込んだが、惜しくもキーパーを打ち破ることは出来なかった。逆転を目指す相手の猛攻を受けるも、チーム一丸となってゴールを死守。春とは思えぬ日差しが照りつける朝のピッチに、「立大の勝利」を表す試合終了のホイッスルが響いた。

初勝利に笑顔を浮かべる主将・粟国輝

東海大戦の雪辱を晴らし、今季初勝利を飾った立大イレブン。待望の勝利にベンチもフィールドも、歓喜に包まれた。次なる相手は昨年度秋季リーグ2部準優勝の強豪・成城大。新体制として挑む3戦目を笑顔で終えることが出来るのか、期待がかかる。

(5月7日・中村祈珠)

♦コメント♦自ら得点を決め、チームを勝利に導いた粟輝選手

―試合の感想

初めての勝利だったので、率直に嬉しいというところと、一人一人というよりは全体で勝ったなと思うので、そこが前回と比べて進化していると思います。

 

―前回の敗戦を受け、チームのメンタル面や練習面でどのような対策をしたか

立ち上がりが凄く重要だったので、アップから全員でなんでもいいから、意味なくてもいいから声出す。そうすると自然とチーム自体が上がっていくみたいなところがあるので、そういったことを意識して2週間頑張ったかなと思います。

 

―次戦に向けての意気込み

次回勝たないと上にいけないと思うので、絶対勝つというのは大前提で、同じ空気感でやりたいです。とりあえず二点取ったので、次はもっと取れるように頑張りたいと思います。

♦コメント♦チーム初得点を決めた本間選手

―試合の感想

前回の試合(東海戦)で3点取られてしまい悔しい思いをしたので、かなり緊張というか、考える部分がありました。でも自分自身が最初の得点を決めることができて結果的に、2-0で勝てたので嬉しいです。

 

―点を入れた時の気持ち

めちゃめちゃ嬉しかったです。さっきも言った通り、今回の試合も負けたら前に進めないので怖い部分がありました。それを打開する得点を自分が1番最初に決められたので、すごく嬉しかったです。

 

―次回の成城大戦に向けての課題と意気込み

課題としては、今回中盤からあまり声や指示が出ないという焦りがありました。そこを改善するというところと、個人しては自分がもう1度、1番最初に点を取って勝利に導きたいと考えています。

 

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