【陸上競技部】第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 予選会事後インタビュー~Part5林虎大朗選手

10月14日、昭和記念公園にて行われた第100回箱根駅伝予選会。立大は昨年の同大会から大幅にタイムを更新し、2年連続となる本選出場を決めた。今回は予選会を終えた12人の選手にインタビューを行った。

林虎大朗(コ3=大牟田・福岡)

予選会タイム 01‘03“46/個人総合82位

力走する林

 

-予選会突破の心境

まずは色々なアクシデント等があった中でチーム一丸となって目標をぶれさせずに出走できたことが一安心ということと、予選会突破できたというのは、すごくうれしいというのと安心しているというのが率直な感想です。

 

-満足度は100点中?

自分は80点くらいかなという風に思っています。まず先頭グループよりちょっと後ろの方で走っていたのですが、それで前の関口(営4)さんのようにインパクトのある走りはできなかったというのが大きな反省点かなと思います。

 

-レースプランは

15㌔までは自分的にはペースを抑えめで、15㌔からは足が残っていれば良いかなと思っていたのですが、なかなか足が残っていなかったです。昨年よりは少しタイムを抑えることはできたのですが、まだまだ15㌔以降は足が残っていないというのが現状の課題だと思います。

 

-昨年との違いは

昨年は調子が良かっただけに前半から突っ込んでいってタイムも稼ぐという気持ちもあったのですが、今年はちょっと調子が悪かったこともあって関口さんであったり馬場(コ2)であったりとかが前で稼ぐ走りをしてくれたので、自分も後ろでタイムを稼ごうと思っていたのですが。15㌔で思ったより後ろが離れていたのでレース後半に向けての土台作りをしっかりしていくつもりだったのですが、調子が悪いというのもあって今できる最低限の走りができたかなと思います。

 

-当日のコンディションは

今の中では上がってきていていた方だったのですが、100㌫の体調だったかと言われれば80㌫くらいのコンディションだったのかなと思います。そこが100㌫だったらもう少し順位良くいけたのかなと思います。

 

-目標タイムは

1時間30秒台だったのでプラス15秒くらいだったのですが、思ったより走れたかなと思います。昨年はコンディションも天候も良かったので、去年よりも個人順位は悪かったのですが、確実に全体の水準が上がっているというかタイムは良かったので、そこはレベルが上がっているなと思いました。

 

-チーム内5位の心境は

チーム5番手は悔しいところではあるのですが、それだけチームのレベルが上がっているということなのでうれしいです。上がいるというのは自分が高みを目指すうえでは良いことだと思っているので下にいるより上を目指しつつ、次の箱根本選ではチーム一丸となってたすきをつなぐわけなので、まずは本選のメンバーに選ばれることを目指して頑張っていきたいです。

 

-他の選手との声かけは

自分はほぼ選手と会う機会がなく、唯一後ろから声をかけてくれたのは稲塚(営3)選手で、そのときに声をかけてくれた分自分も粘れました。ラスト直線で(彼の姿が)見えて、ラストスパートで抜けたのでそこはけっこううれしいというか力になったなと思います。

 

-タイムボードなどを見て感じたことは

最初に見えたのが10㌔通過1位というので、そのときにけっこう上、思ったより高いなと思いました。そこで的確な順位とかボードで励ます言葉が見えて、かなり力になりましたし、立教の応援が1番あったと感じていて、沿道の力があってこそ立教大学が走れている1つの要因だと思っているので、すごく助けられたなと思います。

 

-当日うまくいったこと

まずはサポートの部員や引率してくれた原田総監督が、自分たちが思い切り走れるようにサポートしてくださったことが1番のうまくいった要因であって、何も心配することなく出走できたということが1番うまくいったことかなと思います。

 

-レース面でうまくいったこと

自分は前半抑えめだった分、後半のタイムロスが他の選手よりも抑えられたので、そこは自分的に作戦通りにいけていたのですが、やっぱりそこからガクッと落ちてしまったのがレースプランとしてはまだ課題が残るかなと思います。

 

-何㌔くらいで落ちた?

10㌔通過まではイーブンで14分50秒を切るくらいでいっていて、そこから15㌔まではギリギリ45分切りで昨年よりも良いタイムでいけていたのですが、その後のタイムがガクッと落ちてしまって。そこが昨年とほぼ変わらないタイムでいってしまったので反省点かなと思います。

 

-当日出た課題は

後半の粘りとか長い距離に対しての適応能力が低いと思っているので、自分は5000㍍とかトラックの方で力を発揮するタイプだと思っていてロード適性がまだまだ足りていないと思っているので、そこは当日に出た課題だと思います。

 

-予選会後の調子は

予選会メンバーの疲労具合は違うので自分は100㌫の調子でいけていない分、今から上がってくると思うので1週間後にすぐ3000㍍を走って動きも戻ってきているので、けっこう調子は抜けていい感じかなと思います。

 

-予選会よりも調子はいい?

次はトラックを少し走ってからロードに移行すると思うので、トラックに向けての練習を始めてからはかなり調子が上がってきているかなと思います。

 

-馬場、関口選手の走りは

やっぱり頼もしいというか、積極的に前に行ってくれていたので支柱になっていると思います。関口さんは立教のエースというかもう要になっている存在で、走ってくれるだけで結果を残す存在だと思っているので、自分たちにとって憧れというかエースだと思います。馬場は後輩ながらこの1年で伸びてきているので、調子が良かった分、予選会も関口さんに勝つかなと思っていました。関口さんも意地を見せましたし、馬場もそれに食らいついていく感じで、それなりに調子も上がってきていると思いますし、2人とも頼もしいなと思います。

 

レース後の様子

-本選での目標は

チームはシード権獲得に向けて自分たちもシード権に絡めるような選手を選んでいかなければならないので自分もそこに絡めるようにというのと、自分も昨年走っている分1区でリベンジしたいというのもありますし、でもやっぱり熾烈なメンバー争いが始まるので、とりあえず安心して任してもらえるように結果を残して、主要区間を走れるようになりたいです。

 

-希望区間は

やっぱり去年のリベンジを果たしたいというのもあって1区を志望していますが、他の区間も走ってみたいという気持ちもあります。自分的には1、3、4区は頭の中に入れて走りたいなと思っています。

 

-1区の目標区間順位は

今年の結果からして自分的には昨年よりも力はついていると思っているので、今回であれば区間10位以内、調子が良ければ区間5位以内を目指して走っていけたらなと思います。

 

-今後のレース予定は

11月12日に日体大記録会5000㍍に出ます。自分が5000㍍の立教記録を更新して自己ベストを出すということと、11月22日にMARCH対抗戦10000㍍があるので、そこでも自己ベストを更新して箱根駅伝メンバーに絡めるように頑張りたいです。(-それぞれ目標タイムは)5000㍍は13分45秒切り、10000㍍は28分30秒あたりを狙っています。

 

-箱根本選へ向けて意気込み

本選は本当にレベルが高くて、各大学がシード権を巡って力を注ぎ込む大会だと思っているので、自分たちも昨年悔しい思いをしている分この悔しさを晴らして、箱根のシード権獲得に向けてチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います。

 

(11月9日・取材・平岡薫奈、佐々木海緒/編集・岡田真阿)

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