【ハンドボール部】リーグ最終戦!リードを返され敗戦を喫する
◆2023年度関東学生春季リーグ戦◆
5月28日 立大20−23法大 国士大多摩キャンパス
悔しい敗戦を乗り越え臨んだリーグ最終戦。1部リーグ降格圏内脱出に向け、負けられない戦いに挑んだ。
前半の先攻は立大。試合開始早々スピード感のある攻撃で、関(法1)が先制点を奪う。しかし、その後はシュートミスにより攻撃が乱れ連続失点。1−4と点差を広げられる。ペースを取り戻したい立大は松川(コ3)の速攻で1点を返すと、守護神・中川(コ4)も呼応し好セーブを連発。ポストの平田(コ3)や大久保(営3)の活躍もあり同点に追いつき、流れを取り戻した。
振り出しに戻った試合は、両者一進一退のシーソーゲームに。両キーパーは好セーブを連発し、お互いに攻めきれない時間が続く。点差は開かないまま、11−11で前半を終えた。
同点で迎えた後半。試合開始直後にポストシュートを決められると、法大が勢いに乗る。オフェンス陣のミスも重なり、5連続で失点を許した。後半開始から14分、なんとか嫌な雰囲気を断ち切りたいところで江幡(観4)が冷静に7㍍スローを沈める。変わって入った主将・三谷(営4)も得点を決めるなどし、後半開始から20分で16−19と3点差にまで詰め寄った。攻撃の波に乗り始めた立大に対し、法大はたまらずタイムアウトを使用した。
試合再開直後失点を許したが、松川と関がサイドシュートを決め2点差に。守護神・中原も7㍍スローを止めるなど、好セーブを見せた。
攻撃の機会が増える立大であったが、チャンスをものにできない。厳しいレフェリングも重なり、相手ゴールを捉えきれない時間が続く。なかなか点差を縮めることができず、20−23で試合終了となった。
試合終了のホイッスルが響くと、選手たちは膝から崩れ落ちた。悔しさの残る結果となった今リーグ。惜しくも敗戦を喫した立大は1部残留をかけ、来週は2部リーグ王者・順大との入れ替え戦に臨む。プレーヤーとベンチ、そして観客席までもが一体となって盛り上がれることが今のチームの強みだ。絶対に落とすことのできない1戦、三谷世代らしい勝利に期待したい。
(5月29日・小島優太)