【アメリカンフットボール部】闘志を燃やし挑んだ一戦!強豪・早大に2013年以来、10年ぶりの勝利を掴む

♦2023年度関東大学アメリカンフットボール春季オープン戦

5月21日 対早大 アミノバイタルフィールド

ここまで勝ち星を掴めず、迎えた春季オープン戦第3節。対戦相手は昨年度、秋季リーグを全勝優勝で飾り甲子園ボウルに出場した早大・BIG BEARSだ。「勝ちにいこうとチーム一丸となって挑んだ試合」と語る星野(社3)。OF陣、DF陣それぞれの好プレーが目立ち、強豪相手に今季初勝利を収めた。

真剣な表情で試合に挑むOF陣

立大の攻撃から始まった第1Q。序盤から早大のDFを崩そうと、RB#29星野が積極的にランプレーで中央突破をはかる。開始10分には、QB#10宅和(営4)からのパスを受けたRB#29星野が相手のタックルを2人、3人とかわし14y付近まで前進。対するDF陣も、DL#9川口(文4)が相手の背後から迫りQBサックを決めるビックプレーを見せた。試合が動いたのは12分。LB#24八木(営3)が相手のパスをインターセプトし、攻撃権を奪うとQB#10宅和が自らボールを運びTDを決める。そのまま早大に得点を許さず7-0で第1Qを終えた。この勢いのまま試合を進めていきたいRushersだったが、第2Qで早大に2本のFGを決められ1点差まで追いつかれてしまう。しかしその後のOFでは攻撃の手を緩めることなく攻め続ける。開始8分、QB#10宅和からのパスを受けたRB#29星野が背後から迫ってくる相手DFをふりきりながら73yを走り抜け、TD。7点の追加点を挙げ、14-6で前半を折り返した。

ボールを持ち攻め込むRB#24八木

後半は早大の攻撃から始まった。DB#6猪股(済4)を中心とした守備陣の奮闘で早大・BIG BEARSを抑え込み、無失点で攻撃権がRushersに渡される。ランプレーで着実にゲインを重ねるも、ファンブルしたボールを早大に抑えられ得点には繋がらず。開始10分、早大が7yのパスを通しTD。そしてツーポイント・コンバージョンが決まり、同点に追いつかれてしまった。

一進一退の攻防で迎えた最終Q。RB#29星野のランで敵陣に攻め込む。開始5分、43yのFGをK/P#17野田(法3)が冷静に決め、3点の追加点を得る。しかしその直後、相手のロングパスからTDを決められ7点を返されてしまう。リードしていた立大だったが、第4Q中盤で逆転を許してしまった。何としても得点が欲しいRushers。会場の声援にも一層熱がこもる。試合終盤、パスキャッチなどで着実にゲインを進めエンドゾーンまで残り20y。QB#10宅和からのロングパスを、中央へ走り込んでいたWR#11川村(社4)がキャッチしTDが成功する。選手たちはフィールドへ押し寄せ、喜びを分かち合った。

TDを決め、ガッツポーズを見せるWR#11川村

その後、BIG BEARS怒涛の反撃にピンチを作られるも、DB#6猪股のタックルが決まるなど最後まで集中力を切らさなかった立大。そのまま早大を抑え込み、24-21で見事接戦を制した。

決勝点を決めたWR#11川村と抱擁を交わす関係者

強豪相手に白星を飾り、勢いづいたRushers。「勝利することが出来て、すごく嬉しい。この気持ちを忘れず、これからもずっと勝ち続けたい」と主将・猪股は語る。自分たちらしいフットボールを追求し、どんな高みへ上り詰めるか今後の活躍に期待したい。

(5月25日・鈴木麻里奈)

◆コメント◆

猪股主将

―立ち上がりから大きくリードできた今試合。成功の秘訣は

秘訣は、みんなが個の力でちゃんと頑張ってチームに還元できたと思う。そこでしっかり自分たちのフットボールが出せたことが1番大きいかなと思います。

 

―後半、苦しい状況になった時の心境

前回の同志社戦で苦しい状況になった時に、上手くいかなくて良いチームの雰囲気ではなかったところが課題でした。でも今日はそのまま相手に雰囲気を渡さずに、自分たちの雰囲気で最後勝ちきることができました。

 

―決勝点が決まった時の心境

自分信じて仲間を信じてってやってきているのですごく嬉しかったですね。チームとしてひとつになれた瞬間を感じることが出来たので良かったです。

 

―終盤、粘りの守備が目立った試合。意識したことは

自分たちの役割や、やるべきこと、やりたいことが明確になっているのでそこをとにかくやるということだけでした。

 

―次戦の意気込み

今日の良かったところ、悪かったところがあると思うので、良かったところはもっと高めて、悪かったところは改善して次の試合も勝つということを目指してやっていきます。

 

 

川村選手

 

―早大戦に向けてチームで取り組んできたこと

チームで取り組んできたこととしては戦術的な話ですが、中のランを絶対通すというところと前回の試合で出た課題を徹底的に潰すということを目標にしていました。

 

―前試合の課題

やっぱり得点を取れなかったところがOFの大きな課題でした。

 

―課題点

イージードロップやターンオーバーがまだまだ多くてDFの足を引っ張らないためにも、ターンオーバーを0にしていきたいと思います。

 

 

星野選手

 

―今試合の良かった点

良かった点といえば、もう勝利ですよね。やっぱりどんな試合でも、勝つということが大学スポーツにおいては非常に重要。もうそこに尽きるかなと思います。

 

―次戦の意気込み

色々な選手が出る中でどれだけOFのクオリティ・質というものを保つことができるか、さらに上げていけるかというところが肝になってくると思います。そこを注目していただければ嬉しいです。

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