
【野球部】勝ち点をかけた三戦目!早大エースを打ち崩すことはできるか〈秋季リーグ戦早大3回戦〉
♦2025年度東京六大学野球秋季リーグ戦♦
9月29日 対早大 明治神宮球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[7] | 山形(コ4=興南) | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 小林隼(コ2=広陵) | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[9] | 鈴木唯(コ4=東邦) | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 |
[5]3 | 丸山(コ3=大阪桐蔭) | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[4] | 村本(文2=大阪桐蔭) | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[3] | 西川(コ4=神戸国際大附) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 小畠(営4=智辯学園) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 鈴木拓(文1=仙台育英) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 吉野(コ4=仙台育英) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 北田大(コ4=広島新庄) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[9] | 木津(現1=國學院久我山) | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 |
[2] | 落合(ス3=東邦) | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 |
[1] | 竹中(コ4=大阪桐蔭) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 林亮(ス3=武蔵越生) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 河野(コ2=広島新庄) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H5 | 長島(ス1=東農大三) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
竹中(コ4=大阪桐蔭) | 4 1/3 | 71 | 7 | 3 | 2 | 1 |
林亮(ス3=武蔵越生) | 0 2/3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
小畠(営4=智辯学園) | 2 | 33 | 4 | 2 | 0 | 1 |
吉野(コ4=仙台育英) | 2 | 24 | 3 | 0 | 0 | 1 |
昨日は打撃戦をものにできず敗退してしまった立大ナイン。昨季王者から二季連続の勝ち点を奪うべく、負けられない戦いが続く。
先発の竹中(コ4=大阪桐蔭)は5回途中1失点と、早大・伊藤樹(4年=仙台育英)と投手戦を展開していく。3点ビハインドの8回には落合(ス3=東邦)のバットから2点本塁打が飛び出すも反撃及ばず勝ち点奪取とはならなかった。

粘りの投球を見せた竹中
先発マウンドに上がるは竹中だ。前回登板は1回戦。リリーフでの登板となったが、中1日で先発として王者に挑む。まずは初回、先頭打者を三振に打ち取るも、連打を浴びピンチを迎えた。走者を得点圏に置いて迎えるは前田(4年=大阪桐蔭)。大阪桐蔭の同級生対決となったが、中飛に抑え竹中に軍配が上がる。その後は走者を出すも本塁は踏ませない粘りの投球で先制点を待つ。
しかし4回、2本の安打と四球で1死満塁となり打席に立つは相手先発の伊藤。右打ちのバッティングで犠飛を決められ先制点を許す形となってしまった。
続く5回、小澤(4年=健大高崎)に二塁打、寺尾(3年=佐久長聖)に四球を与えたところで林亮(ス3=武蔵越生)にスイッチ。打者を二直に打ち取り、さらに一塁走者・寺尾を走塁死に抑え、併殺でピンチを乗り切る。見事に火消しの役割を果たした。
6回からは小畠(営4=智辯学園)がマウンドに立つ。投手の変わり目を狙われいきなり2本の安打を浴びたが、続く打者を二者連続三振に抑えピンチを脱した。
波に乗りたい小畠であったが、早大打線の勢いは止められずに7回に1失点を喫してしまう。8回からは吉野(コ4=仙台育英)がバトンを受けた。2死三塁の場面で、伊藤に本日2打点目となる適時打を浴び1点を献上。点差を広げられてしまった中で、最終回に打線の援護を託した。

二塁打を放ちガッツポーズを見せる山形
対する早大の先発は伊藤樹。1回戦で対戦した際には辛くも勝利を収めたが、9回まで一人で投げ抜き1得点に封じられた難敵である。序盤から伊藤のテンポ良いピッチングの前に中々走者を出すことができない。3回には木津(現2=國學院久我山)に初安打が飛び出すも、その後が続かず無得点。
相手に先制点を許した直後の4回裏、不振に苦しんでいた山形(コ4=興南)に久しぶりの安打が出るも後続を打ち取られこの回を終える。
6回には山形、小林隼(コ2=広陵)の連続安打で初めて得点圏に走者を進めた。続くバッターは鈴木唯(コ4=東邦)であったが、145km/hの直球に手が出ず。見逃し三振に倒れ、好機をものにすることができなかった。

ハイタッチをする㊨落合、長島(ス1=東農大三)
3点ビハインドで迎えた8回、ついにタテジマ打線の反撃が始まる。先頭の木津が内野安打で出塁すると、続く落合(ス3=東邦)の打球は左翼ポール際へ。泳がされたバッティングとなるも、この打球がスタンドイン。1点差に詰め寄る貴重な本塁打となった。
迎えた最終回。マウンドにはクローザー・田和(4年=早稲田実業)が上がる。好調な村本(コ2=大阪桐蔭)からの打順であったが、三者凡退に倒れゲームセット。
序盤から投手戦を繰り広げたが、惜しくも敗戦してしまった立大。勝ち点獲得とはならなかったが、これまで本調子ではなかったタテジマ打線が勢いを取り戻しつつある今カードであった。次のカードは対東大。8年ぶりの悲願達成へ。落とせないカードが続く。
(9月29日・東直虎)
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