【バドミントン部】リーグ前半3連勝!悲願の2部昇格向けてまっしぐら

◆2019年度関東大学バドミントン春季リーグ戦◆

4月28日 対慶大 尚美学園大 立大新座キャンパス体育館

2年連続で3部Bリーグ2位と悔しい思いをし続けてきたが、今年は違った。3年連続の2部昇格を目指し、レギュラー陣だけでなくチーム一丸となって挑む今大会。主将の坂牧(文4)は「4年間で一番いいチームじゃないかな」。と豪語した。

試合後、円陣を組んで勝利を喜ぶ選手たち

初戦は塚本(コ2)のシングルス。序盤から果敢に攻め続け、応援席から「ナイスショット!」。と声がかかるほどのスマッシュを決めた。前半は点差が大きく開くことはなかったが、第1セット中盤に3連続得点し、15―12。その後は相手のミスや、足元を狙ったショットで点差をさらに広げ、21―16で第1セット先取。
勢いこのまま迎えた第2セットは、巧みなヘアピンとライン際への鋭いショットで得点を重ねた。応援席の盛り上がりはより一層増し、会場は完全に立大ムード。相手にチャンスを与える隙を見せず、21―12と大差で勝利!開幕初戦、目標である“2部昇格”に向けて好スタートを切った。
(5月10日・藤部千花)


第2試合では「マサキ」がリーグ戦デビューを飾った。第1シングルスの白川(済3)、第2シングルスの塚本(コ2)がそれぞれ相手をストレートで下し、第1ダブルスに登場した西林政(コ1)、白川ペア。西林政は第2ダブルスを務める西林俊(コ3)の弟だ。第1セットはペアの白川(済3)が前衛に入りヘアピンで球をメークし、相手のロビングショットを誘う仕掛け役を担当。そして上がってきた球をマサキが気持ちよくスマッシュで打ち崩し、最後に浮いた球を再び白川がプッシュで仕留めるスタイルで点数を稼いでいく。2人は2歳差の先輩後輩ペア。しかもダブルスを組んでから1カ月もたたないにもかかわらず、息の合ったプレーで会場を魅了し応援を味方につけていった。

第2セットでは1セット目同様にテンポの良い攻撃を重ね、危なげなくリードを保つ。ゲーム終盤にはサービスレシーブで勝負を決めるなど、マサキの瞬発力が要所で光った。そんな若手のホープ・西林政の4年間での目標は「自分のプレーに凝り固まらずにプレーの幅を広げる」こと。荒削りのダブルスプレーヤーが、2部昇格の台風の目となってくれるだろう。
(5月10日・𠮷岡麻綾)

先輩選手とハイタッチをする西林政

 

 

5月3日 対作新大 立大新座キャンパス体育館


負けなし2連勝で迎えたリーグ3戦目。迎え撃つのはピンクのユニフォームに身を包んだ作新大だった。第1シングルスで塚本(コ2)がフォアに集まったスマッシュを見事にさばくなど、レシーブの引き出しの多さを見せつけストレート勝ちを決める。第2シングルスでは、白川(済3)が相手の気迫こもった掛け声やプレーに押されて思うように得点を重ねられなかった。結果ストレート負けを喫して1-1と一時同点になってしまう。しかし続く第1、2ダブルスや第3シングルスで見事全勝し巻き返すと、4-1と大差で勝利した。

この日のMVPは西林俊だ。チームの勝利の要因付けとなった第1ダブルスでは、ペアの塚本と利き手の違いを味方につけたプレーで相手の攻撃をふさいだ。西林俊のラインぎりぎりを攻めたクロススマッシュは、この日のエースショットとして攻撃の要に。またひとたび後衛に入ると左右のカバーにまわってサイドラインギリギリまで足を運ぶ粘りのプレーを展開。打っては球がキレる、守れば足が動くこの日の活躍で後続に良い流れを作ってくれた。試合後、本日のプレーについて「自分たちの中で高められてきてはいる。要所でのミスをなくしたい」と前向きなコメント。持ち前の明るさや積極性を武器に、チームを2部昇格に導いていくだろう。次戦に向け西林俊は言う。「勝つと思うんではなく勝つんで!応援よろしくお願いします!」。
(5月10日・𠮷岡麻綾)

◆コメント◆
リーグ開幕戦、ダブルスで出場した主将・坂牧
ー主将としてどんな気持ちで今回のリーグに挑んでいるか
とりあえず僕たちの目標は2部昇格っていうのは間違いなく頭に入れていますし、その2部昇格っていうのをレギュラー陣だけじゃなくて、普段試合に出ない部員も含めて全員で昇格っていう目標を統一することを意識しています。
今回のリーグ戦がケガからの復帰戦となる白川
―プレーを振り返って
思った以上に回復も早くて7~8割は戻ってきている感じはあって。その中でシングルスもダブルスも使ってもらって、今日は勝ちきれてよかったなって感じです。
大学入学後初めてのリーグ戦に出場した西林政
ーリーグに出るプレッシャーは
入学した時からメンバーで出すって感じで進んでたので、心構えっていうのは1ヶ月くらいしっかりとできたので大丈夫でした。

ダブルスで勝ちに貢献、立大屈指のサウスポー・西林俊
ー入れ替え戦に向けての山場は
基本的にリーグ戦最終日を無事に買って終わって。その後に行けたら、そこから全部山場ですね。入れ替え戦は特に。もし行けたらそこからはトーナメント全部山場なので、気が抜けるところはないですね。

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