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【スケート部スピード部門】格上相手と競り合い善戦 野明 四大陸 1000㍍ 4位 「世界の頂へ突き進む」

滑走する野明

ⅠSU四大陸選手権が日本で初開催された。アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの各地域から代表選手が出場。野明はチームパシュートで銀メダル、1000㍍で4位と好成績を残した。シニアとなった一年目。大舞台での活躍の裏には、並々ならぬ努力があった。

力尽くし奮闘

選考会では成績が振るわなかった野明。上位選手の棄権により、四大陸選手権への切符を手にした。「与えられた機会を生かしたい」。決意を固くし、大会へ挑んだ。前大会で浮き出た1000㍍の課題は最終周での失速。代表選手団の練習では速度の維持に重点を置く。タイムの速い選手の後ろに付き、ハイペースで周回した。パシュートの直後に迎えた本番。団体戦を終え、緊張はほぐれていた。スタート直後から格上選手の後ろにぴったり付く。途中からはラップで相手を上回り、徐々に差を詰める。課題の後半もペースを落とさず、一気にスパートをかけた。自己ベスト更新で見事4位入賞を果たす。満足のいく記録に喜びの気持ちが溢れた。惜しくも表彰台は逃したが、予想以上の好成績。海外の強豪と互角に戦えたことで、確かな手応えをつかむ。立大のエースがまた一つ成長を遂げた。

さらなる進歩へ

シニアに上がり一年目の今季。恵まれた体格と豊富な経験を兼ね備えた選手達と激しい戦いを繰り広げた。新たな舞台を見据え、有酸素運動と負荷のかかる練習で持久力を強化。氷上では、毎日長い距離を滑り続けた。さらに、ショートトラックを活用してコーナーの技術を磨く。地道な努力を積み重ね、 勝負の時を迎えた。試合では実力差を埋めるべく、ライバルの滑りを研究。滑走のテンポや上半身における姿勢の重要性を学ぶ。自身に足りない部分を見つけ、改善に努めた。今大会では、時差や慣れない会場であっても結果を残す海外勢の姿に圧倒される。その中でも善戦できたことは、来季以降へ希望を持てる結果 になった。次の目標はワールドカップ出場と全日本選手権での表彰台。今季の経験を糧に、これからも頂点への道を突き進む。(渡邊和俊)

レース後に笑顔を見せる様子

「立教スポーツ」第255号(新歓号)では、他にも【スキー部、水泳部、空手部、テニス部女子、男子ラクロス部、少林寺拳法部、女子ラクロス部、重量挙部】の戦績を紹介しています。記事本文は、ぜひ紙面をお手に取ってご覧ください!

☆配布日程:2025年4月1日~4月8日@立大池袋キャンパス、新座キャンパス

滑走する川上

力強い泳ぎを見せる和田

相手と対峙する松田

賞状を持ち笑顔を見せる松田(=写真左)、小川

得点をあげ喜ぶ奥(社3)

賞状を手に、笑顔を見せる谷口(法1=写真左)、田川(済1)

真剣な表情で試合に挑む有馬(観1)

真剣な表情でバーベルを握る萱嶋(コ3)

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