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【洋弓部女子】部史に刻む初の快挙を達成 一丸となって戦い抜いた 全国王座 3位

狙いを定める長谷部

前人未到

全国から猛者が集った王座。過去最高となるベスト4を目標に今大会へ挑んだ。予選を突破し、迎えた決勝ラウンド。王座常連校の存在が4人を奮い立たせた。女子初の2回戦突破を果たし、順調に勝ち上がる。準決勝の相手は昨年度2位の早大。試合経験はあるものの、対決を前に緊張感が高まる。第2セットまで同点と両者譲らぬ接戦。しかし、前半を上回る相手のハイスコアに圧倒されミスが続き、一気に追う展開となった。最後まで奮闘するも4点差で敗戦を喫す。試合後、悔しさをにじませる選手たち。「ここで諦めるわけにはいかない」。声を掛け合いハドルを組み直す。再度闘志を燃やし3位決定戦に挑んだ。史上初のメダルをかけた大勝負。第一射リリースの瞬間から、声援が響き渡る。第1、2セット共に高得点を獲得。相手にプレッシャーを与える。その後も安定した射撃で大差をつけ、表彰台を勝ち取った。「史上初を達成できてうれしい」。快挙達成の瞬間、選手たちは抱き合い目には涙が溢れる。全員で戦い抜いたチーム立教には安堵(あんど)と喜びの笑顔が満ちていた。

一致団結

1年生から4年生が揃った今回の王座メンバー。戦況に関わらず、選手たちは常に前を向いて戦う姿勢を貫いていた。  王座女子チームをけん引したのは4年生の長谷部。試合中だけでなく練習時にも自分から積極的に話しかけ、仲間との雰囲気づくりを大切にした。学年の垣根を超えた声掛けが、仲間同士の士気を高める。「一番大きかったのはメンバーの存在」。 お互いを理解し合い、結束力が強いチームへと成長を遂げた。 3人の団体戦で行われる決勝トーナメントに向け、特に工夫したのは打つ順番。一番手が流れを呼び込み、三番手は重圧と戦う。適任を探るためローテーションを組み最良な順番を試行錯誤した。戦略が功を奏し、本番では各々がベストな状態で実 力を発揮。全員が自分のプレーに集中できたことが史上最高の結果へとつながった。  見事な団結力を見せて戦い抜き、快挙を達成した4人。今回の結果を超える王座優勝を目標に、これからも鍛錬に励み続ける。 (山下真央)

達成感に満ちる選手たち

「立教スポーツ」第259号では、他にも【陸上部、ホッケー部女子、空手部、フェンシング部、体操部、弓道部女子、相撲部、ハンドボール部】の戦績を紹介しています。記事本文は、ぜひ紙面をお手に取ってご覧ください!

☆配布日程:2025年10月2日~10月8日@立大池袋キャンパス、新座キャンパス

メダルを手にし、写真撮影に応じる馬場(コ4)

 

集合写真で笑顔を見せる選手たち

女子個人組手で入勝し、メダルを魅せる選手たち

華麗なプレーを見せる戸島(営1)(写真は別大会のもの)

あん馬の演技を終えた持田(コ3)

弓を引く山口(文4)

相手と対峙(たいじ)する杉本(ス1)

ゴールを狙う青木(コ4)(写真は別大会のもの)

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