【女子バスケットボール部】 強豪を押しのけ、悲願のベスト8を成し遂げた!
♦第77回全日本バスケットボール選手権大会◆
12月12日 対山梨学大 大田区総合体育館

精鋭たちが集まる全国の舞台。昨年はベスト16で敗退した立大は昨日、日女体大に勝利した。そして1部である山梨学大を制し創部史上初のベスト8を成し遂げることはできるのか。
先日、これまで2戦で快勝し乗りに乗っている日女体大を相手に、1Qではオフェンスが精彩を欠く。「日女体大は応援席も含めて勢いに乗せると怖い」。 村上(コ4)がそう評する通り、序盤から応援席の大歓声がフロアを占め、天秤が相手に傾いた。しかし2部王者である立大はすぐさま2Qに主導権を奪い返す。ディフェンスから流れを作り出し、確実に点を稼いでいった。2Qで重ねた点差を保ったまま、試合を締めくくり、ベスト8決めへと進出。昨年の自分たちと同じ地点に立った。
3Pに歓喜する選手たち
そして対峙(たいじ)したのは山梨学大。#5番の藤澤を筆頭に、外角のシュートを武器とする。留学生も含め、得点力の高いチームだ。立大は序盤から出だし良くプレーし、山梨学大に勢いを付けさせないかが勝負どころとなる。
1Q、日女体大戦とは打って変わって優位に試合を運ぶ。前から激しくディフェンスをし、3Pを簡単に打たせない。2Qでは相手留学生の攻撃をなんとか防ぐも、立大の3Pが当たらず得点が重ならない。5点差と詰められる結果となった。ハーフタイムでハドルを組み直した立大に、3Qで転機が訪れる。田平(社4)や原(ス3)の長距離砲がネットを揺らし、続いて岩見(現3)が縦に鋭くドライブすることでファウルを誘った。フリースローを確実に沈め、リードを広げる。迎えた最終Q、ただでは転ばない山梨学大はやはり外角からのシュートを中心に優位に試合を進めた。さらに山梨学大はオールコートで前から当たってくるハードなディフェンスを展開。バックコートでボール運びへ圧をかける。4Q中盤、追い上げられる場面はあったものの、逃げ切り立大の歴史を新たに刻んだ。
1Q、開始直後にポストにいる留学生へとパスが飛んだが、前田(ス3)のディフェンスからゴールを守り切る。返す刀で原のスクリーンから池口(コ4)が放った3Pは放物線を描き、ネットを揺らした。得点を得たい山梨学大は積極的にシュートを放つも、立大の強度の高い一線を前に沈黙。さらに追い打ちをかけるように池口が同じ場所から長距離砲を沈める。途中、ゴール下でボールを受け取った留学生にもう一人のディフェンスが寄り、ボールを奪うなど、山梨学大への準備が十全に発揮される結果となった。さらに立大は開始4分でゴール下でのディフェンスを得意とする三間(ス1)を投入。ゴール下付近の守備を強め、山梨学大のホットラインを封じた。村上の3P、三間のポスト付近のシュート等、攻守が噛み合い17-7と昨日の日女体大戦とはまた違った様相を呈する。
ドライブで仕掛ける村上
2Q、早々に相手コートを巨塔が支配する。ガードからの高いパスを受け、簡単なショットを決め切った。負けじと前田のカットに池口が合わせ、ゴール下からのシュートを沈める。しかし、迫りくる巨塔を前に、ファウルで強引に止めざるを得ない。何本かのフリースローを与えてしまうこととなる。さらにリングが立大を嫌ったのか、一向に3Pシュートが決まらず流れに乗り切れない。ここで状況を打破したのは岩見。虚を突くパスから得点を演出し、加えてドライブで相手を抜き去り自分で決めきるなど、面目躍如の活躍となった。留学生のプレーから猛追されるも、逆転されるという展開を避け5点差の状態で3Qへ突入する。
逆転されることだけは避けたい3Q、序盤から立大はパスミスなどのターンオーバーが増えてしまう。世代屈指のガードである藤澤のフロータ―気味のジャンプシュートや、ボールをカットしてからの速攻で得点を奪われ、31-32とついに逆転を許してしまった。中盤、山梨学大のミドルシュートが一気に開花。一挙に4点を奪取される。だが村上がドライブから三枚目のディフェンスをつり出し、フリーとなった田平へパス。見事長距離砲をヒットさせ、シーソーゲームを演じる。原と田平が1本ずつ沈め、さらには岩見がレイアップやファウルからのフリースローを確実に沈める。山梨学大、この展開に勝負を急いだかオフェンスファウルを連発し、攻撃の機会を立大に献上。田平の勢いが止まらず、バスケットカウントを獲得し3点プレーで魅せた。55-41と差を広げて最終Qへと臨む。
迎えた最終Q、24秒間守り抜き幸先の良いスタートを切る。リバウンドを取り相手にセカンドチャンスを与えないよう立ち回った。試合が終了に近づくにつれ、高まっていく山梨学大のディフェンス。ファウルを誘いフリースローを獲得した場面もあったが、得点が重なっていかない。ボール運びでのターンオーバーが相次ぎ、簡単なシュートを何度か沈められ一時は59-56と3点差まで詰められた。立大は激しいプレスを抜けるため、秀でたドリブル能力を持つ大柴(営1)を投入し活路を見出す。最後は村上と田平が長距離砲を沈め、勝負を決定づけた。
フリースローの場面で崩れ落ちる選手たち
創部史上初のインカレベスト8。躍進を続ける立大女子バスケットボール部は準々決勝へと歩みを進める。対戦するのは筑波大。強度が高いのはもちろんのこと、タレント揃いの優秀なチームだ。「立教らしさ」を序盤から発揮し、さらなる快挙へとつなげたい。
(12月11日・尾原蓮)
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◆コメント◆ #1 村上選手 (日女体大戦後のインタビュー)
-今日の試合を振り返って
今日の試合は自分たちは初戦で、 日女体大さんは3戦目で、もう試合慣れしているというのもあって、初戦大事に入ろうという話をしていたのですが、初戦、入りだしもとても悪くて、自分たちは入りだしを課題にしているのですが、今日も課題をちゃんと克服できずにそうなってしまったので、さっきもミーティングで話したのですが、これだと明日の相手だと絶対にもっと離されてしまうので、もう一回ちゃんと気合を入れて、みんなでやっていこうという感じです。
-これまで二度戦った日女体大への印象は
応援団含め、すごいチームという感じが強いですね。勝ってはいるのですが、負けている感じがしてしまうというところがとても印象的なチームで、勢いがあるとトントンと、乗りに乗っていくという感じの印象です。
-初戦というところで、意識したところ
4年生3人で出ているのですが、気合入りすぎてしまって、力んでしまう時もあれば、ふわついてしまう時もあるので、その塩梅がとても難しいです。本当に今日も後輩たちに助けてもらいましたし、結構監督に言われているのは後輩たちにおんぶしてもらっているままでいいの?というような、そういったことをずっと言われてしまっていて、いまいちまだ乗り切れてないというのが現状かなと思います。
-良かった点
本当に勝っただけという試合で、自分たちがやりたいことが全然できなかったし、リバウンドも相手の方が入っていたし。良かった点としては、やはりこれが初戦、山梨学大ではなくてよかったなというところで、今日この反省を生かして明日繋げられたらという風に思います。
-4Q途中で交代した場面、何を考えて臨んだか
今日は本当にメンタルもダメで、後輩たちがやってくれて、行くぞみたいな。4年生で、真弥、3番の子と一緒に入る時に頑張ろうとなったのですが、心のどこかでは自分で大丈夫かなとかも思ってしまったり、本当に今日は情けない試合ではありました。7点差で、もうこれ以上縮められてはいけない、と考えていて、明日につなげられるように良い終わり方で終わろうと思って臨みました。
-次戦の山梨学大に向けて、意識していきたいところ
相手は一部で、2年前から因縁の相手で入替戦などもやってきていて。今年国体で当たったのですが負けてしまって。最後山梨学大と当たる機会を貰えたので、悔いなく試合をやっていきたいなと思います。
今大会、残りの試合への意気込み
自分は試合試合と思うと気負い過ぎてしまって、全然良いプレーができないので、いつも通り、練習通りにやって後悔なく、みんなとまだやりたいので、1日でも長くやれたらいいなと思ってやっていきます。
◆コメント◆ #21 岩見選手 (山梨学大戦後のインタビュー)
-今日の試合を振り返って
今日は、すごく長い時間入れ替え戦が終わってから空いて、当たると決まってから長い間準備してきた相手ではあったので、その準備してきたことが出せたという点では、自分たちらしい試合ができたかなと思います。
-準備というと
外回りですごくシュートの入る選手がいたり、留学生がいたりという特徴があって、すごくシュートが入るチームなので、そこに対してみんなでどうやって守るかという練習をたくさん重ねてきたので、そこが最初から最後までみんなで同じ方向を見て守ることができたなという試合でした。
-山梨学大への印象は
印象は、自分たちが一年生のときには入替戦で勝つことができたのですが、その次の年の入替戦で負けてしまって、個人的には因縁のある相手ではないですが、何回も何回もやっている相手というイメージがあったので、四年生が最後の大会であたるということで、ある意味、最大のリベンジだなと思っていたので、しっかり勝ち切れてよかったなと思います。
-今日の試合で良かった点
チームとしてはやはり先ほど言ったような、共通認識の部分でかなり声掛け合いながら良い雰囲気で戦えたことが大きいと思うので、それは四年生がすごく引っ張ってくれた部分があるので、立教らしさが出たかなと思います。
個人としては、スタートで出ている先輩たちのかわりとして交代で出てくときに、しっかり貢献するというのを自分の中では目標としているので、そこが最低限自分の役割を果たせたかなという意味では、個人としてもチームとしてもやりたいことができたかなという試合でした。
-3Q、点差を詰められたタイミングでの出場になったが、どんな気持ちで臨んだか
自分も少し3Qや4Qでターンオーバーしてしまったのですが、ボール運びの部分では最後追い上げられてしまった部分があったのですが、ハーフコートでは、縦に攻める気持ちが、みんな薄れてきていた時間帯ではあったので、自分が先陣を切ってペイントタッチしに行ったりですとか、シュートを狙う姿勢を見せることで、うまくいつも通りの流れにできるかなと考えてそれを意識してやっていました。
-次戦の筑波戦。意識していきたいところ
すごくタレント揃いで強いチームだっていう印象もありますし、去年のリーグでは、一部で2回試合をしたのですが、とても強度が高いチームだなという認識があるのでそこを自分たちがこの一年間準備してきたことであったりとか、体の強さの部分では、コツコツやってきたことがあるので、そこをしっかり発揮して、明日も勝ち切るつもりでやっていけたらなと思います。
-次戦含め、今大会の残りの試合への意気込み
ここまで、すごくチームを引っ張ってきてくれた四年生の先輩たちとできる試合もあと何日かしかないので、ここまできたら最終日まで残って四年生たちを笑顔で終わらせられるように、自分らも後輩として一緒に戦いながら、良い形で、良い顔で終われたら良いなと思います。


