
秋季リーグ第3戦!勢いに乗る東大相手に勝ち点を奪えるか!!
第2戦で強敵早大に3試合目まで持ち込むが、惜敗した立大。1週空いて迎える東大戦で、実力を出し切り優勝に向けた再スタートを切りたい。
多様な投手リレーを打ち崩せるか

熱投を見せる渡辺(4年=海城)
ここまで計10人が登板するなど、継投が中心となっている東大投手陣。なかでも警戒すべきは、昨秋の法大戦以来の白星となった慶大戦に先発をし、ゲームを作った松本(2年=國學院久我山)だ。ここまで4試合に登板し、防御率は1点台と好成績を残している。また、東大投手陣の絶対的エース渡辺にも要注意。大学日本代表候補に選出されるなど、実績は十分。緩急に惑わされることなく、相手の大黒柱を攻略したい。他にも、チーム最多登板数の佐伯(3年=渋谷幕張)や防御率0.00の武田(3年=岡山白陵)など力のある救援陣が控えている。

力強いスイングをする村本(文2=大阪桐蔭)
今季も強力な立大打線はここまで6試合で19得点。中でも村本(文2=大阪桐蔭)は、ここまで全6試合に出場して打率は.400を記録し打線を牽引している。加えて小林隼(コ2=広陵)は、2本塁打を放つなど5打点の活躍を見せる得点源。さらに、好調の落合(ス3=東邦)からも目が離せない。昨季は.263だった打率も今季は.368と上昇し、自身初となるリーグ戦での本塁打を放つなど成長した打棒を発揮。中軸には、勝負強い鈴木唯(コ4=東邦)、西川(社4=神戸国際大附)の4年生コンビが待ち受け、上位から下位まで気の抜くことのできない選手が構えている。また、濱本(コ1=広陵)や鈴木拓(文1=仙台育英)らなどのフレッシュな選手の活躍も目立つ。どこからでも点の取れる打線が、相手投手陣を飲みこむ。
東大打線を封じ込め
対する東大打線は明石(3年=渋谷幕張)に注意だ。慶大の初戦では3安打4打点の大暴れで勝利に貢献。チームで1番の打点を稼ぎ、打率も.300を記録する好調ぶりだ。また、プロ志望届を出した酒井(4年=仙台二)にも注目だ。ここまでは打率、打点ともに低迷しているが今季にかける思いが大きい分、目が離せない。さらに、秋元(2年=市川)、樋口(2年=海城)、中山(4年=宇都宮)の上位打線は単打も長打もあるため要注意だ。

力投する竹中(コ4=大阪桐蔭)
東大打線を封じ込めるべく期待がかかるのは、今季ここまで4試合に登板し、3試合先発のマウンドを託されている竹中だ。持ち前の制球力とテンポで相手打線を手玉に取る。2戦目の先発には斎藤(コ3=仙台育英)が予想される。昨季はリリーフだったが、今季から先発になり迎える3戦目。自分の持ち味を十分に発揮し、東大打線を封じたい。また、絶対的エースの小畠(営4=智辯学園)にも注目だ。早大との初戦では、7回無失点の好投を披露しチームを勝利に導いた。コンディション不良で出遅れたが、立大投手陣の大黒柱であることには変わりない。エースの投球でチームを勝利に導く。リリーフに控える大越(済4=東筑)も力のある投手だ。昨年からマウンドに立っていた経験をもとに、力を発揮。クローザーには守護神吉野(コ4=仙台育英)が待機。力のあるストレートに落差のある変化球は今年も健在だ。
8年ぶりとなる悲願のリーグ優勝に向け、落とせない試合が続く立大。勢いに乗るためにも、連勝で勝ち点を奪いに行く。
(10月10日・三島光稀)


