
【ホッケー部男子】SOを制し、歓喜に包まれ3位で春リーグを終える
◆2025年度関東学生ホッケー春季リーグ◆
6月21日 男子2部3位決定戦 対東海大 大井ホッケー競技場メインピッチ
今年の春リーグでは惜しくも2部優勝、1部昇格には届かなかった立大ホッケー部男子。それでも、最後は勝利で締めようと強い気持ちで3位決定戦の東海大戦に挑んだ。

先制ゴールの田中(済1)
開始からわずか2分、田中(済1)がPC(ペナルティコーナー)を獲得するもここはゴールに繋がらず。しかし、もう1度PCを獲得すると、粟国(営4)からのボールを山田(済3)が止め、田中がフリックシュートを決めて先制に成功。幸先の良いスタートを切り、勢いに乗って相手陣に攻め込む。1−0とリードして第1Qを終えた。

宮脇(文3)
追加点が欲しい第2Q。立大は相手に3度PCを許すが、宮脇(文3)を中心とした守備陣が堅実な守りを見せ、得点させず。後半になると、立大が攻撃の流れを掴み、得点獲得とはならなかったものの、1点リードのまま前半を折り返した。

山田(済3)
第3Qでは一進一退の攻防が続くなか、徐々に押される展開になる。開始7分、相手にPCの獲得を許すが、ここはDF陣がゴールを死守。しかし、10分に再度PCの獲得を許すと、相手のシュートを止められず同点に追いつかれる。立大は勝ち越しを狙うも、ゴールは遠く、第3Qを0−1で終えた。

主将の粟国(営4)
第4Qは両校が追加点を挙げようと激しい攻防が繰り広げられた。互いにゴールのチャンスを探るも、シュートも実らず無得点で終える。第4Qを終えて1−1となり、延長戦に突入することになった。

立大のSO成功を喜ぶ選手たち
延長線はSO(シュートオフ)で行われる。キーパーの宮脇が相手の1人目から3人連続でシュートを止める好守備を披露。波に乗りたい後攻の立大だったが、こちらも1人目から3人連続で失敗。0−0と拮抗した状況での4人目は互いに成功。立大は長井(済4)が冷静にゴールを鎮めた。勝負の行方は5人目に託される。立大は宮脇の守備が再び光り、相手のセーブに成功。これを決めれば勝利のところで、シューターを任された主将の粟国がゴールを決める。この瞬間、立大の勝利が決まり、選手たちは歓喜の輪を作った。
目標には届かなかったが、春リーグの最終戦を勝利で締め、充実の笑顔で終えた。来たる秋リーグでは、今度こそ2部優勝、1部昇格を達成することを目指し、再び戦いに挑む。
(6月29日・渡邊和俊)
◆コメント◆第1Qで先制ゴールを挙げた田中選手(済1)
―どのような気持ちで試合に臨んだか
3位決定戦という、1位にはまだなれない試合だったんですけど、それでもやっぱり春の最後の試合ということで、3位にちゃんと入れるよう全力を努めました。
―1点目決めた時の感想
1年生として2試合目だったんですけど、初得点で自分の中でも高揚感がすごくあって、このままチームに勝利を導けたらという喜びがありました。
―試合を通して意識したこと
意識したことは、いろいろ練習試合でみんなでミーティングを重ねるうちに出てきた課題のところをどれだけ改善できていけるか、そしてそれをちゃんと勝利につなげられるかを意識して試合に取り組みました。
◆コメント◆キーパーとしてSOで活躍した宮脇選手(文3)
―SOが決まった時にどう思ったか
今まで結構自主練でSO練もやってきたんで、それは場数踏んできて大丈夫かなっていう気持ちはありました。
―SOに向けてどういう気持ちで臨んだか
東海がどういうスキルを持っているとか分からなかったんですけど、立教のフォワード陣が結構SO練で自分に付き合ってくれたので、そこで自分の普段反省みたいなのを今日活かせようかなっていうのはSOの前に思いました。
―1つ1つ止めていった時の感想
まず1本目に関してはまずここでとりあえず止めれば立教に流れくるかなと思っていたので、でも立教が連続で外す形になって。2、3本目、だから立教が決めるまで自分が止め続けようというのは思っていました。
◆コメント◆SO4人目で成功させた長井選手(済4)
ー今日の試合を振り返って
試合内容としてはまあ同点ではあるんですけれど、あまり満足いくものではなくて、なんとか同点で終われたっていう印象です。そういった試合をなんとか最後にしきれたのはすごく良かったかなと思います。
ー良かった点と改善点
良かった点はすごく雰囲気が良くて、チームを鼓舞する声はいつも以上に出てくれたかなと思います。改善点としてはやはり後半につれてだんだん内容が悪くなっていた時に、すぐ修正できるような能力を、自分たちで持っていればよかったなと思います。
ーゴール決めた時の心情は
今年で一番嬉しかったです。
◆コメント◆主将を務める粟国選手(営4)
―3位でその最終的に終わった春リーグ、全体を通しての感想
全体のまあ課題と良かったところ、1個ずつ挙げると立ち上がりみたいなところは最初から勢いに乗れれば、多分最後の4Qまでうまくいけると思うので、そこは行きたいっていうところと。あと勢いに乗れた時っていうのは、すごくらしさが出ていいチームだと思うので、それは技術力を夏練習で上げつつ、秋につなげたいなと思います。
―夏休みの練習で意識していく点は技術力の面を強化になるのか
そこが多分一番で、あとは夏合宿は1年生から4年生ですごく仲が深まる機会なので、心の面でもすごくこう距離を縮めることができたらすごくいいなと思っています。
―秋リーグへ向けての意気込み
変わらず2部優勝1部昇格っていうのはやっていく上で、こう標語としての目標として、あの全員主役全員脇役みたいのをあげたりしているので、そこを目指してやっていきたいです。