
【女子バスケットボール部】全国大会を懸けて挑んだ一戦。序盤からリードを奪い、全国への切符を手にした
◆第15回関東大学女子バスケットボール新人戦◆
6月7日 対専大 白鷗大学大行寺キャンパス
試合開始直後、高精度でシュートを沈め波に乗る。後半、相手からの猛追を受けるも大柴(営1)が安定したゲームメイクを見せ、全国への切符を手にした。
試合開始直後、素早いパス回しから#27阿部(営1)が3Pを沈める。続けて#18谷川(営2)がリバウンドを拾い、連続得点を決めた。波に乗った立大は堅守速攻で得点を量産し、12ー0と大量リードを奪う。その後も勢いは止まらず、1Qを23ー9で終えた。

ジャンプシュートを打つ阿部
続く2Q、清水(営2)が速攻を含む連続得点を決めると、専大はたまらずタイムアウトを要求。その後は見事に立て直し、一進一退の攻防が続く。残り4分を切ったところで、立大のミスから速攻を決められ、タイムアウトを要求した。立て直しに成功した立大はアグレッシブなディフェンスで24秒のオーバータイムを誘う。35ー26と立大優勢のまま前半を終えた。

ボールを保持する渡部(済1)
3Q、シューター・#8福島(法2)の3Pで幕を開ける。その後は点の取り合いとなるが、#30大柴が160㌢と小柄ながら果敢にリバウンドへ飛び込み、#28三間(ス1)へとパスをつなぐ。着実にゴールを沈めると、相手はたまらずタイムアウトを要求。再開後も2桁のリードを保ちながら試合を展開する。残り1秒で#30大柴からのアシストで#10清水がシュートを決め、良い流れで最終Qへとつないだ。

シュートを打つ清水
4Qは相手のシュートでスタート。疲労から立大のターンオーバーが続き、残り8分を切ったところでタイムアウトを要求し、気合を入れ直した。専大は点差を埋めるべく、オールコートディフェンスに切り替える。しかし、#30大柴が1年生とは思えない落ち着いたボール運びを見せ、ディフェンスをかわした。さらに今試合チームハイとなった1年エース・#27阿部が華麗なステップインシュートを決め、歓声が沸く。二桁のリードを保ち、67ー55で勝利を収めた。
大事な1戦に勝利し、2年連続となる全国大会出場を決めた立大。力のあるルーキーが各ポジションにバランスよく揃う。7月に行われる新人インカレでは後半の対応力という課題を修正し、昨年を超える成績を残す姿に期待したい。
(6月11日・佐々木海緒)
♢コメント♢ #30大柴選手
ー試合前の目標
この試合に勝てば新人インカレへの出場が決まるので、まずはしっかり勝ち切ろうという話をしていました。
ースタメンガードとして
ガードが崩れてしまうとチームも悪くなっていってしまうので少し責任を感じていたのですが、ミスした時も「頑張れ」「大丈夫だよ」などとみんなが励ましてくれたので最後まで頑張れたと思います。
ー専大の特徴は
個々の一対一が強い、トランジションがすごく速いという話をしていたので、そこを守り切ろうという気持ちで試合に入りました。
ー特徴に対して守り切れたか
一対一のところは試合を通してやられている印象があります。もちろん一対一でしっかり守るのですが、間をしっかり埋める、二線がカバーするということを徹底しなければいけなかったのですが、その点は足りなかったと思います。
ー試合の入りは
最初はシュートが入って出だしは良かったのですが、出だしが良かった分後半相手に止められてくるところが多かったので、そこを早く改善できていれば良かったと感じます。
ー個人として良かった点と改善点
ターンオーバーもあったのですが、ボールをしっかり保持するという点では、プレッシャーがキツかった中でも最初から最後まで運び切れたところが良い点だったと思います。今後はターンオーバーを減らしたり、もっと良いパスや流れが悪くなった時にこうしたほうが良いということを客観的に見て指示したりできるようになりたいと思います。
ー自分の強みは
アシストとリバウンドが強みです。アシストは自分がドライブを仕掛けながらも周りを見て、空いているところに相手が取りやすいパスを出すことを心がけています。
ー明日の試合に向けて
先輩方がこの期間支えてくれていたので、明日勝って恩返しできるよう少しでもいい結果を残したいです。相手のディフェンスが明日はもっと強くなると思うのですが、それに対して後ろ向きにならずにしっかりプレーしきれたら良いと思います。