
【準硬式野球部】新人戦3連覇へ!難敵倒し、決勝へ進むことはできるか
♦2025年度木村杯春季新人戦♦
6月1日 対慶大 早稲田大学東伏見グラウンド
日が差し込む中、新人戦準決勝が始まった。初戦は東大相手に力を見せ快勝した立大ナイン。準決勝で戦う相手は昨春決勝戦で当たった慶大だ。投打ともに油断ができない難敵。関門を突破し、決勝戦へ駒を進めることはできるか。
先発を任されたのは小川幸(文2)。明大戦でリーグ戦初出場を果たし、見事無失点で抑えた。好調のまま本戦も、守備から流れを作ることはできるか。
初回、テンポ良く球を投げ込み確実にアウトを重ねていく。2アウトから迎えた小原に対し投じた初球。捉えられた打球はそのままレフトの頭を越え、先制を許した。しかし、そこからは丁寧に立て直し、続く打者をライトフライで打ち取る。
1点を追う立大は1回裏、先頭・哥(ス2)が四球を選び出塁する。続く三木(文2)が中前安打を放ち、無死一二塁の好機を迎えた。挑む打者は長浜(社2)。三塁側へうまく転がし、ランナーを進める。自身もセーフになり、無死満塁とチャンスを広げた。そこからワイルドピッチで同点に追いつく。その後一死満塁から小川大(理2)の中犠飛で勝ち越しに成功。投手陣を援護した。
2回には水科(済2)が四球で出塁すると哥がバントを決める。相手の失策も絡み、水科が一気にホームへ。追加点をあげた。さらに二死一三塁から本田(社2)が左前適時打を放ち1点を追加。慶大との差を広げていく。
三安打の活躍を見せた哥
5回表、先頭に四球を与えるとその後安打を打たれ、一死一三塁のピンチを迎える。ここでマウンドに上がったのは友重(社2)。盗塁を仕掛けられるも水科の強肩が光り、進塁を許さない。二死三塁とするも三塁線を抜ける適時打を打たれ、2点差にされる。
失点をした直後、中村(済2)が甘く入った変化球を捉える。打球はそのままライトスタンドへ吸い込まれた。点差を詰められない攻撃で相手に隙を見せない。
6、7回と友重がテンポのいい投球を見せ三者凡退で攻撃につなぐ。勢いに乗りさらに点差を離していきたい立大野手陣。7回裏、先頭・池田(社2)がセンターの頭を越える三塁打を放ち好機を作る。次に打席に立つのは本塁打を放った中村。フルスイングで打ち返しライト前へ運ぶ。この間に池田が生還し、1点を追加した。
力投を見せた友重
迎えた最終回。任されたのはリーグ戦経験も豊富な並木だ。先頭をサードゴロに打ち取るもサードの暴投で出塁を許した。その後四球と安打で無死満塁のピンチに。続く打者の左犠飛で1点を返された。しかしその後は得点を与えず最小失点で抑え、見事決勝戦へ駒を進めた。
投打ともにそれぞれの持ち味を発揮し勝利をつかみ取った。決勝で迎えうつのは法大。昨秋と同じ決勝カードとなる。勢いに乗り、新人戦3連覇を果たすことはできるか。立大ナインの活躍を見届けたい。
(6月2日・谷姫菜香)
♦小川幸選手インタビュー♦
―試合を振り返って
投手陣も野手陣も自分たちの役割を果たすことができて良かったと思います。
―先発として試合前に意識したこと
試合を作れるように意識しました。あとは、一年間やってきたことを1つ形として残せればいいなと思ってマウンドに上がりました。
―今日の調子は
良くも悪くもって感じでした。
―慶大はどんな相手だったか
バットも振れていて、守備も堅く、いいチームだなと思いました。
―新人戦に向けてチームで意識していたことは
とにかく1プレー1プレーを丁寧にやることです。
―1、2年だけのチームはどんなチームか
上の代と比べて比較的おとなしいんですけど、仲がよくていいチームだなと思います。
―決勝戦への意気込み
優勝目指して力を出し切りたいなと思います。
♦中村選手インタビュー♦
―試合を振り返って
ひとまず勝てて嬉しいです。
―新人戦に向けてチームで話し合っていたことは
今幹部中心にピッチャーで守り勝つということを目標に、全員野球で戦ってきていました。
―慶大はどんな相手だったか
リーグ戦でも投げているピッチャーがいて、投手力が高い相手でしたが、粘り強く戦えました。
―立大のどのような良さが発揮されたと思うか
足を使って小技でどんどん一緒に後ろにどんどん繋ぐという野球です。
―5回裏のホームランの感想と感触は
当たった瞬間、いったと思いました。初めの1本を、狙ってフルスイングしました。
―決勝に向けての抱負
1個上の代が2連覇しているので、このまま3連覇したいです。