
【ホッケー部男子】好守備でフィールドを制し、準決勝進出!
♦2025年度関東学生ホッケー春季リーグ♦
5月11日 対成城大 早稲田大学東伏見ホッケー場
初夏の日差しがフィールドに降り注ぐ中、迎えた春リーグ3戦目。立大ホッケー部は初勝利を収めた前戦の勢いを緩めることなく、目標に向けて着実に駒を進めている。昨年秋リーグ2部準優勝の成城大相手に見事白星をあげ、グループ2位通過で準決勝出場を決めた。

ドリブルする遠藤(済4)
開始わずか3分、成城大のロングパスが繋がり、一気にゴール前まで攻め込まれると先制点を許してしまう。ベンチからは「取り返せるよ!」という声援が届き、チームを鼓舞。成城大に流れを掴まれたくない立大は果敢に攻めの姿勢を見せる。遠藤の巧みなドリブルがボールを運び、渡邊(ス2)が機会を伺うも、得点には繋がらず。続いて渡邊のパスから粟国輝(営4)が鋭いシュートを放つもわずかに軌道がずれ、またしてもチャンスをものにはできなかった。その後も反撃の機会を探るが無得点のまま第1Qを終えた。

相手とスティックを交える粟国輝
成城大にリードされ、迎えた第2Q 目。流れをものにしたい立大は虎視眈々と逆転の機会を狙う。試合が動いたのは開始わずか3分。居原田(法4)のパスがゴール前に通ると、荒川(社3)がボールを押し込み見事ゴール。先制点に動じず、冷静なプレーで同点に持ち込んだ。

ボールを追う本間(済4)
続く開始9分、成城大にPCを獲得されフィールドに緊張が走る。屈強な守備でセーブすると、そのままボールを奪い一気に逆サイドのゴール前へ。流れを掴んだ勢いそのままに、古谷(済3)がPCを獲得。粟国輝のパスを受けた三輪(済1)がシュートを放つも、ここでは惜しくも相手のディフェンスに阻まれた。

相手選手と対峙する布川
一進一退の攻防が続き、このままハーフタイムを迎えかると思われた前半終了4分前。布川(ス3)がフィールドを大回りしてボールを運び、試合は大きく展開。粟国輝からのパスを受け、ゴール前でキーパーと一対一の局面を迎えた本間はプレッシャーに動じることなく、正面からシュートを決めた。追加点をあげ、またしても一歩リードした立大。その後もチームプレーで好守備を見せ、立大が試合を先導したまま折り返しを迎えた。

喜ぶ選手たち
日差しが勢いを増し気温が上がる中、後半開始のホイッスルが鳴る。開始2分、前半の勢いのまま本間がPCを獲得。長井(済4)からのパスがサークル内の布川、荒川に繋がるも相手にセーブされ得点とはならず。その後成城大にサークル内に侵入され、正面からシュートを放たれたが宮脇(文3)の固いブロックが立ちはだかり、ゴールを死守。粘り強いディフェンスで相手に逆転の機会を与えずに第3Qを終えた。

ディフェンスをする様子
絶対に守り切りたい第4Q目。前半の得点に慢心することなく積極的にアタックを続ける。一進一退の攻防が続く中、後半は追加点を狙う成城大からの激しいアタックが続き、立大はやや押され気味に。しかし作戦通り、複数人で戦うことで成城大のマンツーマンの守備に対抗。試合終了2分前、相手がサークル内に侵入するも、ディフェンス陣がボールを場外に押し出し難を逃れる。時間ギリギリまで相手からの捨て身の攻撃が続いたが、守備を固め自陣を守り切った立大がフィールドを制し、白星をあげた。

観客席に挨拶をする選手たち
観客席からの歓声に包まれ、笑顔で飾った今季3試合目。2部優勝、そして1部昇格の目標を掲げて戦い続ける立大にとって、次戦からはますます負けられない試合となる。準決勝へと駒を進めた立大ホッケー部の戦いはまだ始まったばかりだ。
(5月28日・逸見若菜)
♦コメント♦初得点を決めた荒川選手
―点を決めたときの感想
僕は先制されての同点の点だったので、まず安心しました。
―良かったところ
個人としては、去年の秋リーグも点を決められなくて、今年も2試合終わって決められていなかったので、まず予選で決められたというのは良かったです。チームとしては、逆転した後にリードを守り切ったというのはチームのメンタル面や時間の使い方が良くなったのかなと思います。
―次戦の目標
チームとしてポジティブな声を増やしていい雰囲気でやっていくことと、個人としてはまた点とります!
♦コメント♦追加点を上げた本間選手
―点を決めたときの感想
僕は琉晴が1点決めてくれてその流れで自分も1点決めたいと思ったときに、自分のところにボールが来てゴールすることができたので安心しました。前回の試合から連続で点が取れたのでうれしかったです。
―良かったところ
個人としては前回の試合に続いて点が取れたということです。組織としては第2Q までは結構プレスが行けてなくて物足りない所があったんですけど第3Q から徐々に修正できたのでそれは良かったです。
―次戦の目標
チームとしては今回立ち上がりで失点してしまったので、試合の前から気持ちを全体で整えて序盤から自分たちのペースで試合を進められるようにしたいです。
♦コメント♦主将を務める粟国輝選手
ー対戦相手の成城大学に向けて、どのような作戦で挑んだか
成城さんは守備的に1:1が重要な試合展開になるということだったので、1:1の局面は絶対負けないというところと、複数人で戦うみたいなところは意識しました。
ー序盤で先制点を取られた時、どのように感じたか
そうですね、結構不思議とあんまり落ち込まなくて、やっぱり雰囲気ってすごくそこで生きてきて、追いつけるよとか勝ち越せるよって声が特にベンチからあったので、そんなに落ち込まず、またポジティブに捉えられたかなと思っています。
ー次戦からは負けられない戦い、意気込みは
次は本当に負けたら自分たちの目標は終わってしまうというところなので、最初からしっかり準備して立教ラストを出しつつ、点取った時は一番盛り上がるので、その盛り上がりをいっぱい作りたいなと思います。