
【陸上競技部】一丸で挑んだ4日間 男子2部8位、女子1部12位に食い込む
♦第104回関東学生陸上競技対校選手権大会♦
5月8日~11日 相模原ギオンスタジアム
初夏の空模様のもと、第104回関東インカレが4日間にわたり開催された。立大は男子2部で8位、女子は1部で12位と健闘。総合順位以上に、各種目での粘りや飛躍が光る大会となった。
1日目
曇り空に包まれた初日。男子1500㍍では前川が残り1周でのロングスパートに食らいつき決勝進出を決めると、大塚は序盤から積極的に主導権を握り、青学大の猛追を抑えて1着。青木も直線での華麗なスパートで組1着ゴールを果たし、見事4人全員が決勝へと駒を進めた。女子10000㍍決勝では、小川が準優勝を果たす。2500㍍地点で集団を抜けて上位へ。後半は単独走となる中でも粘り強くペースを保ち、個人選手権と全日本インカレA標準をともに突破する会心の走りを見せた。

ラストスパートをかける青木

表彰台で笑顔を見せる小川

3600㍍を通過する馬場(=写真左)、國安
2日目
初日に続き曇り空の下、榊原が男子400㍍決勝で48″03と健闘し、表彰台の3位に立った。男子1500㍍決勝では、序盤は大塚がレースを引っ張り、青木は冷静に4番手から様子をうかがう展開に。ラスト200㍍で満を持して先頭を捉えると、そのままスパート。大会新記録となる3‘44″92をマークし、昨年に続き2連覇を達成した。また、女子10000㍍Wでは山田が自己ベスト更新とともに複数の標準記録を突破。大舞台で堂々と戦い抜いた。

ゴールに飛び込む榊原

安定した歩きを見せる山田
3日目
大歓声の響きわたる3日目。男子800㍍予選では辻が準決勝へ駒を進めた。女子800㍍準決勝では有野が自己ベストを更新し、6着と善戦。男子10000㍍Wでは八村が2位に食い込み、チームに勢いをつける。男子4×400㍍Rでは榊原、押山、齋藤、川嶋が3’15″58で決勝進出を決め、翌日の走りに期待をつないだ。

大歓声を送るチーム立大

力走する有野
4日目
最終日は日差しと風が強く、選手にとっては戦術の問われるコンディションとなった。男子3000㍍SC決勝では原田(ス3)が自己ベストで4着に食い込む。女子800㍍決勝に進んだ有野は6着、小川も女子5000㍍で4位と存在感を見せた。男子4×400㍍Rでは榊原、岡上、押山、塩見が3’12″75の好記録で6位入賞。バトンをつなぎながらチーム全体の底力を感じさせた。

自己ベストを更新し喜びを表す原田

リレー前に士気を高める一同

バトンパスをする岡上(=写真左)、押山
関東の強豪校が集う中での戦い。各選手が最大限の力を発揮し、自己記録の更新や決勝進出が多く見られた大会だった。6月に開催される日本インカレでも立大陸上競技部の活躍に目が離せない。
(5月16日・前澤佑実)