【馬術部】伝統の六大学戦!団体戦で力を合わせた

 

◆第75回東京六大学馬術競技大会◆

3月18〜19日 神奈川・津久井馬術競技場

3月18日・19日に第75回東京六大学馬術競技大会が神奈川県・津久井馬術競技場で開催された。1日目は馬場馬術競技、2日目は障害飛越競技が行われる。立大からは中込(異3)、宮澤(文2)、角田(法1)が出場。3人でチームを組み、伝統の六大学戦へと臨んだ。

場内を歩く中込と聖頼

1日目は馬場馬術競技。馬場馬術競技とは、馬と息を合わせて場内を美しく闊歩することが求められる。第1競技の新馬馬場競技には、中込が聖頼(リライアブルエース)とともに第2課目Bにエントリー。第2課目Bは初歩的な動作でプログラムが構成されているが、中込は丁寧に聖頼の歩を進めた。最終得点率63.654㌫、2位の好成績で新馬馬場競技を終える。
第2競技の複合馬場競技には中込、宮澤、角田が挑んだ。複合馬術競技は、2日目の複合障害競技との合計点で競い合うため、両日ともに好成績を出すことが求められる。複合馬場競技において力を発揮したのは角田。昨年の全日本大会で総合馬術競技において16位の好成績を残した角田は、その時のパートナーである聖君(ニューダイナスティ)と出場。持ち前の体幹を生かして馬を華麗に動かし、最終得点率は63.768㌫、5位につけた。

聖原にまたがる山本

第3競技の新人馬場競技には山本、宮澤、角田が臨んだ。3年生の山本にとっては久々の公式戦。ベテランの聖原(ユウセンドリーム)と馬場馬術競技に出場する。「それほど緊張はしなかった」と語る山本は、冷静に聖原と歩を進め最終得点率54.097㌫、全体14位。大雨の中で足場が悪い状況だったが、堂々と演技を終えた。
第4競技、学生賞典競技には中込、宮澤が出走。学生賞典競技の種目は第5課目A。第3競技までと比較すると難易度が高く、安定した技術が求められる。昨年11月にマネジャーからプレーヤーに転向した宮澤は、聖栄にまたがり落ち着いて歩を進める。最終得点率は55.673㌫、全体10位となった。

障害物を飛び越える宮澤と聖原

2日目、障害飛越競技には中込、宮澤、角田の3名が出場。昨日の複合馬場競技に引き続き、この日は複合障害競技へ挑んだ。角田は前日と同じ聖君とともに出場。障害減点、タイム減点ともに0点、61.31の好タイムでゴールをすると、総合2位につける。そして宮澤は聖原にまたがり、こちらも障害減点、タイム減点0点、タイムにより総合8位。中込は聖隆(メイショウカノン)と障害競技に挑むも、惜しくも2反抗で失権。記録はつかずに競技を終えた。

しかし、中込は続く中障害馬術競技にも出走。乗る馬は、昨年の全日本大会での相棒・BMWミッションベイだ。勢いよく場内を駆け回り、惜しくも障害を3つ落とすもタイム減点は0。全体9位にランクインした。

表彰状を手にほほ笑む角田(=写真左)と中込

表彰式後、笑顔を浮かべる部員たち

2日間にわたる六大学戦でしのぎを削った選手たち。立大は総合4位、中込は優秀選手に選出された。中込は新馬馬場競技で2位、角田は複合馬術競技で2位入賞の健闘を果たし、今後につながる成績を残した。

(5月30日・平岡薫奈)

◆コメント◆

山本選手

-試合を振り返って

練習はいつもあまり上手くできなかったのですが、本番は私の中では1番上手くできたかなと思います。

-目標点数は

全然目標点数や順位などは考えていなくて、ただ自分の中で上手くできればいいなというのだけを考えていました。

-緊張などは

全然緊張はしなかったですね。みんながやっている課目はすごく難しいのですが、私は大学から初めて全然難しくないので笑

-馬術部に入った経緯は

気になったきっかけは私のひいおじいちゃんも大学で馬術部に入っていて、だから私も大学から始められるかなと思って。新歓はちょうどコロナの時期で全然やっていなかったので、自分から入部しました。

-今後の試合予定は

次出られるのは今年11月の自馬体です。最後の試合になると思うので、それまでの練習、馬に乗っている間はいろいろ気をつけて、もっと改善できるところはできるだけ改善して、今までで1番の自分の満

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