
【野球部】相手先発に苦しめられ、2連敗で勝ち点を落とす〈春季リーグ戦 慶大3回戦〉
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◆2023年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
5月16日 対慶大 明治神宮野球球場
打者成績
位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 本塁打 |
[5] | 齋藤大(コ3=東北) | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[3] | 菅谷(コ3=市立船橋) | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[4] | 西川晋(コ4=智弁和歌山) | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[7] | 西川侑(社2=神戸国際大附) | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[9]8 | 鈴木唯(コ2=東邦) | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[2] | 戸丸(コ3=健大高崎) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 小畠(営2=智辯学園) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 三沢(コ4=山形中央) | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
1 | 吉野(コ2=仙台育英) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 野口(コ4=東海大相模) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 渡部太(コ4=春日部共栄) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 黄(営3=興南) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[8] | 桑垣(コ2=中京大中京) | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H9 | 山形(コ2=興南) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
H | 北田峻(コ2=報徳学園) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[6] | 鬼頭(文3=横浜) | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[1] | 池田(コ4=智辯和歌山) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 落合(ス1=東邦) | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
計 | 33 | 5 | 1 | 3 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
池田(コ4=智辯和歌山) | 52/3 | 99 | 6 | 4 | 2 | 4 |
小畠(営2=智辯学園) | 11/3 | 13 | 1 | 0 | 0 | 0 |
吉野(コ2=仙台育英) | 01/3 | 17 | 3 | 0 | 1 | 2 |
野口(コ4=東海大相模) | 1 | 15 | 2 | 0 | 1 | 1 |
渡部太(コ4=春日部共栄) | 02/3 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 |
計 | 9 | 155 | 13 | 4 | 4 | 7 |
第2戦で敗北し、RIKKIOは対慶大戦16連敗となった。何としても水曜日の第4戦につなげるべく、臨んだ一戦。序盤は投手戦が続くも、6回に左中間本塁打などで4点の先制を許した。反撃したい打線は慶大先発・外丸(2年=前橋育英)の前に中盤までノーヒット。それでも代打・三沢(コ4=山形中央)の犠飛、失策で2点を返す。さらに8、9回には満塁の好機を作ったが、得点できず敗れた。

先発した池田
この日は第1戦で7回途中2失点の好投を見せたエース・池田を先発のマウンドへ。初回いきなり先頭打者に安打を許して1死一、三塁のピンチも、直球を低めに投げ込み内野ゴロに。この回を無失点で抑えた池田は走者を出すも、最速151㌔の直球を軸に粘りの投球を見せる。しかし6回、左翼線への適時打、左中間本塁打など甘く入った変化球を相手打線に捉えられ4失点。このイニングを投げ切る事なくマウンドを降りた。あとを受けた吉野(コ2=仙台育英)、野口(コ4=東海大相模)もつかまり、さらに3点を追加される。

力投する野口
一方の打線は、相手先発の外丸の緩急を使った投球に苦しめられる。直球、変化球ともに丁寧に投げ込まれ、的を絞ることが出来ない。6回まで打線が沈黙し、ノーヒット。しかし、反撃の口火を切ったのは主将の西川晋(コ4=智辯和歌山)だった。7回に先頭打者として打席に入り、変化球を捉えた打球はチーム初安打となる二塁内野安打。続く西川侑(社2=神戸国際大附)も初球から積極的にスイングする。左前への安打となり、チャンスを演出。犠打で二、三塁とし、ベンチは代打に三沢を起用した。スタンドからの期待が高まる中、甘く入った変化球をフルスイングし中堅へと運ぶ。打球は飛距離十分の犠飛となり、待望の1点が入った。

安打を放つ西川侑

本塁生還する西川晋
さらに攻勢をかけるタテジマ軍団。8回にも鬼頭(文3=横浜)、前戦で本塁打を放った菅谷(コ3=市立船橋)の安打で2死一、三塁とする。相手の失策の間に1点を加えると、四球で満塁の好機を作ったが、続く鈴木唯(コ2=東邦)の強烈な打球は惜しくも野手の正面に。追加点を奪うことが出来ない。

リーグ戦初安打を放つ落合
5点ビハインドで迎えた最終回。四球とルーキー・落合(ス1=東邦)のリーグ戦初安打で再び満塁を作るも、菅谷が打ち取られ一矢報いることは出来ず。この日は投手、野手陣がともに振るわず2連敗。今春も陸の王者への苦手意識を払拭することは叶わなかった。
今季のRIKKIOは非常に苦しい戦いを強いられている。最終週に相まみえるのは、85年ぶりのリーグ3連覇を果たした明大。完全優勝を狙うチャンピオンを相手に、どのような戦いを見せてくれるのか。最後まで「革新」し続ける立教健児に注目だ。
(5月17日・大内貴敬)