【野球部】注目の若手らが活躍したが、惜しくも引き分けに〈春季リーグ戦 慶大1回戦〉

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◆2023年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

5月13日 対慶大 明治神宮野球球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[5] 齋藤大(コ3=東北)
[3] 菅谷(コ3=市立船橋)
R 岡村(コ4=立教新座)
[4] 西川晋(コ4=智弁和歌山)
R 渡辺大(コ4=佼成学園)
[7] 西川侑(社2=神戸国際大附)
北田峻(コ2=報徳学園)
H 田中(コ3=仙台育英)
[9] 鈴木唯(コ2=東邦)
[2] 戸丸(コ3=健大高崎)
[8] 桑垣(コ2=中京大中京)
[6] 鬼頭(文3=横浜)
H 黄(営3=興南)
岩本(コ4=報徳学園)
[1] 池田(コ4=智辯和歌山)
吉野(コ2=仙台育英)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
池田 (コ4=智辯和歌山) 7 1/3 100
吉野 (コ2=仙台育英) 1 2/3 30

先週の東大とのカードで初勝利を飾った立教健児たち。このまま勢いに乗りたいが、向かえる相手は2018年春以来勝ち点を奪えていない慶大だ。本日行われた1回戦は接戦の好ゲームとなった。2点を追う4回、先頭の西川晋(コ4=智辯和歌山)の二塁打でチャンスをつくる。そして、5番の鈴木唯(コ2=東邦)がレフトへの適時二塁打を放ち1点差に詰め寄った。5回には無死満塁のチャンスで4番の西川侑(社2=神戸国際大附)が2点適時二塁打を打ち逆転に成功。エース・池田(コ4=智辯和歌山)は8回途中2失点でしっかりとゲームを作った。しかし、9回に同点に追いつかれ引き分けとなり幕を閉じた。

安打を打つ池田

今季6試合目の先発・池田は、初回、3番・廣瀬(4年=慶應)に本塁打を浴び先制を許してしまう。しかし、2回以降は要所を締める投球で、チームに流れを引き寄せた。勝利には恵まれなかったものの、8回途中2失点の好投でエースとしての活躍を見せた。4回にはレフトを守る西川侑のレーザービームで二塁走者の本塁生還を阻止し追加点を許さない。1年秋のリーグ戦後に捕手から外野へとコンバートしており、経験は浅い。そんな中、春の九州キャンプで鍛え上げた成果が大事な場面で発揮された。逆転打を放った男が守備でもチームを救い、チームを盛り上げた。

力投する吉野

 打線は2点を追う4回、好調の西川晋が、この日2本目の安打となる2塁打を放ちチャンスメイクする。タッチアップで1死三塁とすると、迎えた打者は力強い打撃が持ち味の鈴木唯。3球目の外角低めのボールを上手く流し打ち、1点差に詰め寄る適時打を放った。そして5回には、1死からピッチャーの池田が中前打で出塁し、四球とエラーで2死満塁となり逆転のチャンスをつくる。ここで東大戦から4番を任されている西川侑が打席に立つ。期待の新星は、落ち着いていた。真ん中の甘いスライダーを見逃さず放った打球はレフトの頭上を超えた。「ランナーを返すことが4番の仕事」。その言葉通り、2人の走者を返し、逆転に成功した。追いつかれた直後の最終回、2死満塁の好機を作るも勝ち越せず引き分けに終わった。

逆転打を放つ西川侑


相性の悪い慶大相手に勝利まであと一歩のところまで詰め寄ったRIKKIO。明日のゲームでは6年ぶりの勝ち星をあげ、神宮で輝くタテジマ軍団を見届けたい。

(5月13日・佐藤匠真)

 

 

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