
【野球部】東大戦の流れに乗り、難敵を倒せ!〈春季リーグ戦 慶大戦展望〉
先週、雨天の試合延期もありながらも行われた東大戦。沖(法3=磐城)による完封劇で今季初勝利を収め、続く3回戦では主将・西川晋(コ4=智辯和歌山)の適時打でリードし、東大とのカードを勝ち取る。
このまま流れに乗りたい立教健児。次に立ちふさがるのは、陸の王者・慶大。立大は慶大相手に16連敗と鬼門となっている。2018年春以来の勝ち星を奪えるのか。
実績のある投手陣を攻略せよ!
慶大投手陣で軸を担うのは外丸(2年=前橋育英)だ。外丸は昨年から先発を任されている実績のある投手。2年生ながらも慶大のエースとして活躍する。東大1回戦のでは5回までヒットを許さず、7回1失点の好投を披露した。昨年の対戦ではチャンスを作るものの、粘り強い投球で勝ち越しを許されなかった立大。今季も外丸の持ち前のコントロールに苦しまれることが予想される。また対東大2回戦で本塁打を放った谷村(4年=桐光学園)は、二刀流としても注目を集める右腕。今季から慶大の先発として名乗りを上げた彼の伸びのあるストレートに注意だ。
強力投手陣を打ち崩すためには打線の奮起が必要となる。少ないチャンスでいかにして1点を奪い取るかが攻略の鍵となる。東大戦で繰り広げたRIKKIOナインの打線のつながりを、慶大戦でも保つことができるのか注目したい。
打線のキーマンとなるのは、齋藤大(コ3=東北)と主将・西川晋(コ4=智辯和歌山)だ。齋藤大は1番・先頭打者として、東大戦ではレフトスタンドへの先制弾を含む猛打賞の活躍で貢献した。またチームだけでなく、打線においてもリードする西川晋。今季チームトップの打率.323を記録し、長打を放つ活躍が目立つ。慶大戦でも好調を維持し仲間を勝利に導きたい。また後には、東大戦において4番にも抜擢された鈴木唯(コ2=東邦)や立大の扇の要・戸丸(コ3=健大高崎)が控える。彼らの巧打で慶大の投球を打ち崩せるかに期待がかかる。

東大戦好調だった齋藤大

東大戦において勝ち越しの適時打を放った西川晋
気の抜けない最強打線を抑えこめ!
打撃においても、強力なスラッガーたちが待ち構える慶大。今季の慶大打線で注目したいのは主将・廣瀬(4年=慶應)だ。昨年大学日本代表としても活躍し、今季3本の本塁打と今年も神宮に快音を響かせる。続く打線にはチーム内トップの打撃成績を持つ栗林泰(4年=桐蔭学園)。彼の粘り強いスイングは攻撃の機会を作り、得点につなげる。それに加え、宮崎(4年=國學院久我山)や吉川(4年=慶應)と長打を放てる打者が揃う。この強力打線にチャンスを回さないことが重要になる。

スイングする廣瀬
勝利を握るカギとなるのは、先発の軸を担うエースの池田(コ4=智辯和歌山)や沖(法2=磐城)だ。エース・池田は、武器である最速152㌔のストレートと多彩な変化球を操り、緩急をつけた投球で打者を抑える。沖は東大2回戦に先発し、被安打3でリーグ戦初完投・初完封を果たした。立大の右腕たちが慶大の強力打線をどう粘り強く抑えることができるのかに注目だ。

好投を期待したい沖
今週末に行われる慶大戦。東大に続いてカードを勝ち取ることができるのか。立教健児たちは待ち構える陸の王者に立ち向かう。
(5月12日・玉野礼恵)