
【野球部】天皇杯に向け後がなくなった立教健児たち。早大戦で勝利を掴み優勝に向け勢いをつけたい!〈春季リーグ戦 早大戦展望〉
開幕カードで勝ち点を落としてしまい、優勝に向け後がなくなったRIKKIO。早大は先週の東大戦で打線が奮起し、2試合で27安打と手強い相手だ。明日からの試合でなんとしてでも勝ち点を取り、天皇杯に向けて突き進んでほしい。
好投手を打ち崩せ!
早大投手陣で特に注目すべきなのは、加藤(4年=下妻第一)。リズム良く淡々と投球するスタイルで、チーム屈指のコントロールが特徴だ。早大では2年次から登板し、昨年は春、秋ともに防御率1点代と安定感抜群。先週の東大との第二試合では9回1失点の好投を見せた。今年も早大投手陣の柱として、手強い投手となるだろう。加藤に加え、開幕戦で先発した鹿田(3年=早実)や1年次の昨年から多くの試合で登板があり、伸びのある直球が魅力の伊藤樹(2年=仙台育英)などがいる。少ないチャンスをものにできるかが勝利のカギとなる。

力強い投球をする加藤
投手戦が予想される早大戦。そんな中キーマンとなるのは齋藤大(コ3=東北)と菅谷(コ3=市立船橋)だ。先日の開幕カードでは、両者ともに本塁打を放っている。この1、2番の2人が多くのチャンスを作り、後続につなげることができれば勝機が見えてくるだろう。また、勝負強い4番・戸丸(コ3=健大高崎)がチャンスでランナーを返せるかがカギとなりそうだ。

法大3回戦で本塁打を放つ齋藤大

安打を放つ菅谷
エースの力投でチームを勝利に!!
昨年、蛭間(現・西武ライオンズ)がプロ入りし主力選手が抜けた早大だが、今年も経験豊富な打者たちが揃う。上位打線に名を連ねるのは東大戦にて目覚ましい活躍を見せた選手陣だ。打線を支えるのは熊田(4年=東邦)。低学年からスタメンとして出場し、東大戦でも4打点を獲得している。新スタメンの小澤(2年=健大高崎)にも警戒したい。高校時代、関東大会を制した健大高崎で主将を務めた実力者だ。大学1年目は強い体作りに力を入れ、実力に磨きをかけた。満を持して今年リーグ戦デビューを飾り、すでに4打点をマークしている。他にも尾瀬(2年=帝京)・中村将(4年=鳥栖)・印出(3年=中京大中京)など力強い選手が集まる。打線を封じ込め、いかに点を抑えられるかが重要になってくるだろう。

エースとして期待される池田
早大打線を打ち取るのは荘司(現・楽天イーグルズ)からエースの座を引き継いだ池田(コ4=智辯和歌山)だ。最速152㌔の速球とカットボール、ツーシームなどの変化球を操り、緩急をつけた投球で打者を抑える。法大戦1回戦では7回80球を投げ、4安打1失点と好投を見せた。池田の後ろには吉野(コ2=仙台育英)・渡部太(コ4=春日部共栄)・沖(法3=磐城)が控える。投打を繋ぎ、今季初の勝ち点を奪い取ることに期待したい。
法大戦では黒星を喫した立大。次なる戦いで勝利への道を追い求める。タテジマ軍団の猛攻はこれからだ。
(4月21日・佐藤 匠真・前原梨乃)