• HOME
  • WEB記事
  • 野球部 , 戦評
  • 【野球部】2者連続本塁打で先行も、終盤に逆転され勝ち点を落とす〈春季リーグ戦 法大3回戦〉

【野球部】2者連続本塁打で先行も、終盤に逆転され勝ち点を落とす〈春季リーグ戦 法大3回戦〉

≪法大戦の展望はこちらから≫

◆2023年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

4月18日 対法大 明治神宮野球球場

 

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[5] 齋藤大(コ3=東北)
[3] 菅谷(コ3=市立船橋)
[4] 西川晋(コ4=智辯和歌山)
[2] 戸丸(コ3=健大高崎)
[8] 安藤(社4=明石商)
沖(法3=磐城)
[7] 北田峻(コ2=報徳学園)
丸山(コ1=大阪桐蔭)
[9] 鈴木唯(コ2=東邦)
[1] 池田(コ4=智辯和歌山)
吉野(コ2=仙台育英)
山形(コ2=興南)
渡部太(コ4=春日部共栄)
桑垣(コ2=中京大中京)
[6] 岩本(コ4=報徳学園)
H6 鬼頭(文3=横浜)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
池田(コ4=智辯和歌山) 60/3 102
吉野(コ2=仙台育英) 15
渡部太(コ4=春日部共栄)
沖(法3=磐城) 13


1点差の接戦を落とし、後が無くなったRIKKIOナイン。3戦目となる今試合は池田(コ4=智辯和歌山)を先発のマウンドへ送る。3回に齋藤大(コ3=東北)、菅谷(コ3=市立船橋)の2者連続本塁打で先制。さらに北田峻(コ2=報徳学園)の内野安打で無死一、二塁の好機を作るも、追加点を奪えない。主導権を奪えず進んだ終盤に、吉野(コ2=仙台育英)が適時打を浴び逆転を許す。その後反撃できず2連敗。開幕カードで勝ち点を逃した。

先発した池田


開幕戦で7回1失点の好投を見せた池田。中1日での投球となるこの日は、先頭打者を外角への145㌔のストレートで三球三振に打ち取る。初回から直球中心の強気の配球で、法大打線を攻めた。3回表には先頭打者に二塁打を許しピンチを招くも、後続を落ち着いて抑える。最後は内角低めのストレートで見逃し三振。上々の立ち上がりを見せた。

先制本塁打を放った齋藤大


昨日は剛腕・篠木(3年=木更津総合)を相手にわずか1得点だった打線が、この日は好球必打を見せる。相手先発・尾﨑(4年=滋賀学園)の150㌔近い速球を初球から積極的にスイング。池田がピンチを凌いだ3回裏に援護を見せた。四球からの出塁で1死一塁。この2試合好調のリードオフマン・齋藤大に打席が回る。フルカウントからの6球目。真ん中に甘く入った変化球を振り抜く。左翼ポール際へ吸い込まれた打球は先制2点本塁打となり、立大ベンチが歓喜に湧いた。興奮冷めやらぬ中、続く菅谷も内角への146㌔の直球を引っ張ると鋭い打球は右翼スタンドへ。両者ともリーグ戦初となる本塁打。2者連続弾でこの回3点を奪い、開幕戦で好投された左腕を序盤でノックアウトさせる。今季からレギュラーに定着し、上位打線を担う3年生コンビがチームを勝利へ勢いづけた。

さらに攻め立てるタテジマ軍団。4回には安藤(社4=明石商)の死球、北田峻の内野安打で無死一、二塁の好機を演出する。しかし後続が連続三振となり、追加点を奪えない。

2者連続となる本塁打を放った菅谷


ここまで好投を続けていた池田に疲れが見え始めた5回。右越本塁打を被弾すると、7回にも得点圏に走者を進められる。無死一、三塁のピンチとなる場面で吉野が3連投となるマウンドへ。三飛と三振で2死まで持ち込むも、相手の勢いを止められず暴投と適時打で逆転を許してしまった。

力投する吉野


これ以上得点を放されたくない8回。先頭打者の中前に抜けそうな打球を遊撃・鬼頭(文3=横浜)がこれを捕球する。一回転しながら一塁に送球し、打者をアウトに。続く打者も三塁線に強烈な当たりを放つが、三塁・齋藤大が横っ跳び。これも好捕しファインプレーを見せた。

9回には昨日先発した沖(法3=磐城)が登板。テンポの速い投球で三者凡退に打ち取り、裏の攻撃につなげた。

ガッツポーズをしてベンチに戻る沖


最終回の攻撃では代打で期待のルーキー・丸山(コ1=大阪桐蔭)、前戦で初本塁打を放った鈴木唯(コ2=東邦)が打席に入る。何とか追い付きたい打線だったが、法大・塙(4年=常総学院)の力強い速球を打ち崩せず凡退。勢いのままに試合を決めることが出来ず、逆転負けを喫した。

代打で出場した丸山


2連敗で開幕での勝ち点を落としたRIKKIO。しかし残り4大学から勝利を収めれば、優勝の可能性は十分にある。今週末は打撃好調の早大と対戦。強力な法大打線相手に大量失点しなかった投手陣が、勝負の鍵を握るだろう。賜杯への挑戦はまだ始まったばかりだ。

(4月18日・大内貴敬)

関連記事一覧